まだ首がすわっていない我らの赤さん、抱っこされてる時以外は、ずっと仰向けで過ごしています。なので、いまだ三か月の赤さんにとって世界とは視界の届く範囲、すなわち家内の天井がメイン。それに飽きると首を左右に振って視線の気分転換をしているようですが、目線がずれるわけではないので、たいそうたいくつでしょう。なので、できるだけおもしろいことをして笑かそうとしますが、赤さんには少々刺激が強すぎるかもしれません。ビエーンと泣きだしてしまいます。ならば、赤さんの気持ちを体験しようと、こちらも仰向けに。頭を固定するとおでこより上、胸より下は見えません。グルグルまわして時折視界に入る自分の手も、まだなんだかわからないでしょう。自分とつながってるところが見えませんから。だから、早く身体を自由に動かしたくてキックにパンチで世界をひろげる準備に余念がありません。こちらも、何をやって笑わせるか、ネタの仕込みに精進せねばなりません。
久しぶりの連休に加えて、赤さんの予防接種の合間だったので、食べたかったパンを買いに約半年ぶりに山都の食工房に。初めて会う人がたくさんいたので、赤さんはすかさず狸寝入り。だっこしてもらったり足をさすってもらったり、たいへんよくしてもらえました。「早く、おいちいパンを食びたーい!」、ミルクしか飲んでいない娘さん、バブバブ語でそう話しておりました。そのあとは近所のホレス・アンディ宅に行くも誰もいず、その先の大介さん宅に侵入、同級生と初遭遇、「止まれ壊れたダンプカー(マイクロフォン・ペイジャー)」を口ずさみながらトト様をひこうとする我らに大激怒。でも、だっこされると指をチュパチュパさせて速攻で寝に入り、ツーショットをいただきました。
一週間の献立、カリーと麻婆豆腐は私の役目となっております。スパイスは市販品をホールで買って利用していますが、好きな物の食材は自家製でやりたいもの。なので、レンズ豆、ひよこ豆、クミン、ウコン、コリアンダーの栽培は、あと一歩のところまでいきながら失敗しています。唯一、豆板醤のかわりに使用している味噌とハラペーニョの酢漬けのみうまくいっているので、我らは豆板醤はかわずにやっております。マボちゃんにはその他に甜麺醤、スターアニスをいれていますが、最大の肝は山椒。こいつをいれないとピリリとしません。山椒はいたるところに自生しているので、我らの庭にもあるのですがいっこうに実をつけてくれません。ホームセンターでかったものもしかり。山椒には二種類あるそうで、我らのは実のつけない品種かとあきらめていたら、そのうちの一本が実をつけてくれました。無事熟してくれたらたいへん重宝いたします。
例年よりもさらに手を抜いて野良仕事をするはずが、やはり要所要所ではそうもいかず、超けつかっちん。けれど、時間はまってくれません。しかも、種の発芽も悪くって、定植はいつになることやら。それでも、来週までには、ゴマ、大豆、雑穀の予定地を耕しておかねばなりません。荒地といってもさしつかえない状態になっている第二農場。ここを真面目に耕そうとすると一日中やっても追いつきません。まずは草刈りでおおざっぱにやっつけてから一週間後、植えたいところの土を鍬で削っていきます。畝の両サイド。そしたらフォークで雑草どかして、今度は真ん中を耕します。そんでまたフォーク。あとは軽く両サイドを土寄せしてテキトウ畝の完成です。去年はさらに適当にやっていたら、さすがに芽が出ても雑草にのまれまき直しという最悪の事態に。なので、今年は雑穀・ゴマはそれなりにきれいに仕上げました。ついでに、第一に葉っぱ類と人参も播種。人参は水がきれると発芽しないので、いつも苦労していますが、今年は畝の上に刈った草を置いてみました。とても畑には見えませんが、さあ、どうでしょう。