俺にはできない
私が小学生のころ、印刷屋をしていた父親の所に、夕方になるとやってきた、常に赤ら顔の男の人。まだ、酔っぱらうことを知らない私は、「うーん、この人は、父さんの友達らしいけど、いつも、酔っぱらってるな」と、他の人とはちょっと感じが違うなと思っていたのす。その後私も年を取り、酔っぱらうことを覚え、山にあこがれるようになったころ、確か、博品社の日本の名山だったと思いますが、その人、望月さんのことが書いてあったのです。あの赤ら顔の人が、単独で山を登ることを旨とする、有名なクライマーだったとは!学生時代、屋上からロープをたらし、階下の職員室の前を、降りて行ったというエピーソードも書いてあったと記憶しています。命綱なしで、とても登れないような岩壁を登る、アレックス・オノルドさん。そして、その恋人。私にはとてもできませんが、マラソンをしながら、くじけそうになる時は、いつもこの映画のことを思い出します。
私が小学生のころ、印刷屋をしていた父親の所に、夕方になるとやってきた、常に赤ら顔の男の人。まだ、酔っぱらうことを知らない私は、「うーん、この人は、父さんの友達らしいけど、いつも、酔っぱらってるな」と、他の人とはちょっと感じが違うなと思っていたのす。その後私も年を取り、酔っぱらうことを覚え、山にあこがれるようになったころ、確か、博品社の日本の名山だったと思いますが、その人、望月さんのことが書いてあったのです。あの赤ら顔の人が、単独で山を登ることを旨とする、有名なクライマーだったとは!学生時代、屋上からロープをたらし、階下の職員室の前を、降りて行ったというエピーソードも書いてあったと記憶しています。命綱なしで、とても登れないような岩壁を登る、アレックス・オノルドさん。そして、その恋人。私にはとてもできませんが、マラソンをしながら、くじけそうになる時は、いつもこの映画のことを思い出します。