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YouTube: 登川誠仁&大城美佐子 「谷茶前」(アルバム:デュエットより)
思い出しながら書いてるので、あやふやですが、作家の西加奈子さんが書いていました。アメリカに行ったとき、どっかの街角でカーティスの歌が聞こえてきて、見ると、年配の方から若い人、ちびっ子までがその音楽に合わせて踊っていたとか。それと同じようなことが沖縄に行ったときにもあって、三線に合わせてみんなが唄い踊っていたそうです。それで、沖縄の音楽をアメリカにもっていって聞かせたら、カーティスと同じだっていって、みんなが踊りはじめたとか。音楽が国境を越えた瞬間を見たと言ってました。そんな、世代や国境を超える唄の代表選手、おじいが亡くなりました。いくつになってもチャーミングな人、酒飲みに必要な音楽家、ボーダレスな人でした。
眼が痒い、メガかゆい、MEGAカ・ユ・イ、どんな表記であれ解消できない目の痒さと鼻水。洪水のようにだだもれです。クシャミも連続18回と三年前の記録を軽く更新、それでも薬はのみません。さて、そんな花粉との日々に聴いてみたのはクラシック。今までちゃんと聞いたことがなかったので、一番の疑問は作曲者の書いた楽譜があるのにどうして演者の個性がでるの?ということでした。いろいろ入門書めいたものを読んでみると、メトロノームがない時代のものもあったり、音の強弱記号の解釈の個人差や、そもそも速記に近い形の楽譜はどれが正しいのかわからなかったりするそうです。ならば、同じ曲でも個性がでるはず。そこでたまたまあったのを聴き比べ。モーツァルトさんのリンツをライトナーさんとベームさんの指揮で。うーん、テンポが違うのはわかりました。あとはなんとなくベームさんの方が音色が丸いような。次はブルックナーさんのロマンチックをカラヤンさんとヴァントさんで。カラヤンさんの仰々しい感じに対してヴァンドさんのは艶があって盛り上がるところでもうるさくない感じ。でも、劇的な違いは感じません。日本酒の好き嫌いがいえるように、もっと有象無象ジャンジャン浴びないと違いの分かる男にはほど遠いようです。蛇足ながらグルードさん。名盤といわれているゴールドベルクはピアノがカクカクと、あえて感情を排した演奏なのでしょうか、公式を延々と聴いてるようで、ジャズを聴いてる耳にはまったく違う音楽もあるのだなあと思う一方、ブラームスさんの方はいい感じ。曲で聴いていてはマダマダのようです。だって、練習曲が名盤になるのがクラシックですから。
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YouTube: キエるマキュウ DO_THE_HANDSOME feat_KASHI_DA_HANDSOME
ただ今ハンサムと言えば綾瀬はるかですが、私にとってのハンサムとはKASHI DA HANDSOME。FLICKはクラシックばかりのエルドラドの中でも、最高にかっちょよかった。その後、キエるマキュウでの客演が定番のようになっていますが、今聞くならこの曲しかありません。映像がないので音だけでも、Do the handsome!ハンサム、それは心の問題なのだ!
地震の時、私は会社でビニール・ハウスの中で仕事中でした。はじめは、けっこう大きな地震だなぁなんて思っていたのが、今まで経験したことのない揺れと長さに加えて、地震に強いと言われている会津でこれだけ揺れるのだから、何か日本でとんでもないことが起きたと思いました。その後屯所でテレビをつけてみた光景に、日本が沈没するかもしれないと思いました。車を飛ばし家に帰り、家族の無事を確認、自宅待機となるわけですが、大きな余震が続く中、津波が押し寄せ、原発が爆発し、コンビナートの火災など地震による災害が報道され、ガソリン、灯油がなくなり、バスで買い出しに行き、ヘルメットをかぶり、寒い中、放射能と余震におびえながらヘルメットをかぶって過ごした日々は、今でも鮮明に思い出せます。2013年、私は忘れずに記憶しています。さて、久しぶり、そんな日のよるごはんは、豆腐ハンバーグに秋刀魚圧力生姜煮に、鳥さんコーヒー味のニラネギ炒めに卵かけご飯で今日もおいしく。
クライム・マシン (晶文社ミステリ) 価格:¥ 2,520(税込) 発売日:2005-09-01 |
ジャック・リッチーが書いたクライム・マシンの中の一編、『カーデュラ探偵社』という短編の中にこんな会話がありました。
「温室栽培もなさるんですか?」わたしは訊いた。彼は首を振った。「いいえ。温室栽培だと一年中作業することになって、きりがありません。そもそも園芸の楽しみの半分は、冬のあいだの貯蔵や保存の作業と、園芸雑誌を読んで春の計画をたてることですからね」。
そう、会津もなんだか春がやってくるような感じがしてきました。冬の間めっきりみなかったすずめたちが、ぞろぞろとやってきてますから。道路わきの雪も解け土が少しづつ見えてきています。そうなると、やはりうずきだすのは今年の予定。ロコトをどうしてもものにしたいのですが、海外サイトでも売り切ればかり。果たして種を入手することができるのでしょうか。
北海道で雪の災害による痛ましい事故が相次ぎました。年に数えるほどしか雪の降らないところから来た私たちは、降り積もった景色を見ていいなあと思うことの方が多いですが、牙をむかれると人間にはまるで歯が立たない脅威となります。母が北海道出身なので、子供の頃毎年のように札幌に行っていました。ある冬のこと、小学校低学年だったでしょうか、祖父の運転する車の乗り目的地の駐車場に着いたとき、勝手に一人で降りて吹雪にあい何も見えなくなり怖かったことをいまでも覚えています。吹雪の怖さは体験してみないとわかりません。本当に何も見えなくなります。自宅の敷地内で遭難することもありうる話です。車の運転中に地吹雪にあい事故につながることが非常に多いですが、トラブルに巻き込まれたら、自然の猛威にはなすすべがありません。北極の夜の海に裸で放り出されるのと一緒です。雪の季節は、車にはスコップと長靴、防寒手袋を常にのせ、万が一の時に対処できるようにしたいと思います。雪は美しくもあり、人の命を奪うものでもある怖いものです。