とんねる・・・・♪

『工藤直子詩集』を読みました。
『ちびへび』が大好きで大好きで・・・・
その詩が読みたかったんだけど、こんな素敵な詩（『とんねる』）
もあった・・・。

１００％『ハッピー』満載の詩なのに
泣けるなあ・・・。読んでて涙ボロボロ・・・・（涙）！
工藤さんの詩って・・・・・
　　絶対幸せな話なのに、すごくせつない。惹かれあうのって
　　こんなにせつないんだと思って泣けるんですよ・・・
・・・って、本のあとがきにも、ちらっと出てきたが・・・・

本当にそうなのよ・・・（涙）



とんねる　工藤直子

そうちゃんが ばけつのみずを すなばにまき
「よし」といって すなやまを つくりました
わたしも「よし」といって
ぬれたすなを やまに のせました
そうちゃんは やまをたたいて かたくします
わたしも やまを たくさんたたき てがいたい
「いくぞ」と
そうちゃんが むこうから とんねるをほります
「いくぞ」と
わたしは こっちから とんねるをほります
とんねるは すぐこわれるので わたしは いきをしない
すなが あごに くっついて かゆいけど がまんします
「おっ」と そうちゃんがいって
「おっ」と わたしがいって
てのゆびが とんねるのなかで つながりました
そうちゃんが わたしのゆびを くすぐるので
わたしも くすぐってやります
あっはっはと わらったら
とんねるが こわれたので
ふたりで てをつないで たちあがりました


ねえ そうちゃん そうちゃん そうちゃん
ひゃっかいも せんかいも いちまんかいも
ずっと ずっと とんねるを つくろうね





浜田省吾　# 初秋


僕の名を呼ぶ声も
僕の手にふれるぬくもりも
はかなくて　愛おしい・・・・・


秋になると・・・どうしても聴いてしまう・・・（涙）