泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

カレンダーよりも、桜

2022-03-28 19:57:28 | フォトエッセイ
 今日は良い天気に恵まれ、いつもより1時間早く目覚めました。
 心身が、桜の呼ぶ声に反応したかのように。
 近所の桜の名所を走って回りました。合計21キロ。
 5月に仙台ハーフマラソンを控えています。無事、開催されればいいのですが。
 東北新幹線も、復旧作業の最中です。
 私は私で、自己ベストを更新するべく、準備を始めています。今日の21キロもその一つ。
 写真は、無数の写真を撮りましたが、やはり一番感動する、全生園の桜公園。
 国立ハンセン病記念館のすぐ前です。
 去年は遠慮して立ち入りませんでした。
 今年は、立ち入り禁止区域が明示されていたので、許容範囲の中で、十分に堪能できました。
 台風で枝ごと折れていたり裂けていたり。ゴツゴツとして、ウネウネとして、しっかりと根を地に張り、高く、高く。
 この場所にあるから感動する。
 多くの絶望を胸にいっぱいためた人たちを勇気づけたであろうから。
 ほんと、永遠に残してほしい。
 カレンダーをいくら見ても、季節の移り変わりは実感できない。
 でも、桜を写真に収めれば、自ずと1年経ったのだと納得する自分がいた。
 原稿を提出してからちょうど1年。
 リセットされた感覚。
 アップデートされた感覚。
 本屋で20年働き続け、走り続けて10年も経た。走って10年が、ちょうど助走終了地点だったのだと、今は思います。
 力を、蓄えてきた。
 小説を書いて、投稿するのは、私の力試し。
 新しい冒険を、始めよう。

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