泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

熊本城マラソン2023

2023-03-15 17:22:03 | マラソン
 4年ぶりのフルマラソンからほぼ1ヶ月になろうとしています。やっと体調も超回復してきた感じです。購入した大会の写真が届きました。
 この写真は、ラスト1キロ付近でしょうか。びしょびしょですね。自分ではあまり意識してませんでしたが、雨に濡れました。
 スタート前まで雨で、整列しているときにはいったん止みました。なので、雨対策グッズ(100円ショップで買ったレインコートとビニール手袋)は、スタート時にゴミとして回収してもらっていました。
 雨上がりは走りやすいものです。強い日差しはなく、風もなく、ひんやりしており、何より適度に空気が湿っているので呼吸が楽で、水分補給も少なくて済みます。
 出出しは快調でした。ほぼ1キロ5分ペース。これを最後まで続けられれば、自己ベストの3時間38分30秒を上回るだけでなく、3時間半切りも見えてきます。
 22キロまでは。
 再び雨風がやってきたのでした。
 海が近づくにつれ、海からの冷たい向かい風と雨にさらされました。
 そこで乱れました。
 大きな人の後ろについて風除けしたりしましたが、どうしてもペースが落ち、リズムも崩れます。なので仕方なく自分で前に出て、雨風を受け、また集団の後ろにつける。
 そんなことを繰り返し、雨風を凌ぎましたが、やはり体力は削られてしまいます。
 30キロを過ぎても元気でしたが、35キロくらいからでしょうか、足が動かなくなってきました。
 ちょうどきついアップダウンもあり、ラストはひたすら城に向かって登っていくのでペースが上がるはずもありません。
 前回の東京マラソンで、38キロ付近で左太もも裏をつったので、その悪夢もよぎりました。
 きつくても、最後まで止まらず完走できたのは、日頃の鍛錬と経験と、何より応援してくれる人たちのお陰でした。給水と給食を欠かさなかったのもよかった。

 

 3時間40分11秒。
 雨風と、ラストの上り坂を考えれば、上出来です。
 4年のブランクも埋めることができました。
 次は、11月5日の、東北・みやぎ復興マラソンを走る予定です。

 

 これはおまけ。
 マラソンの翌日、水前寺公園に入ったら、カメラマンのおじさんに話しかけられて、わざわざ東京から来てくれたんだからということでサービスで撮ってくれた一枚です。
 熊本は、食べるもの、飲むもの、空気もみんな美味しかった。
 豊かな文化もあり、人々は元気で、力をもらってくるには最高の場所です。
 手にしているトートバッグは、地元の書店、長崎次郎書店で買ったもの。平積みの本の上に猫が座っています。
 そのバッグにお土産を入り切らないほど詰め込んで、帰ってきたのでした。
 家に帰ってから熊本で買った駅弁をいただきました。どれもおいしかったけど、とくに「鮎屋三代」は最高でした。
 天然の鮎が食べられるほどいるのは、清水が豊富な証。水が、何より美味しかった。
 豊かで美しくて清らかで緑が濃く、おいしい自然がたくさんあるということは、大きな災害、水害、地震、噴火などもあるということです。
 水俣病の悲劇も、決して忘れられない体験として息づいています。
 いかに共存していけるのか。
 天災と、人災と。
 自然と、人と。
 現場を歩くことが第一歩なのかもしれません。

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