泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

東京マラソンにて

2019-03-21 10:18:30 | マラソン
日比谷通りを抜けて、丸の内に入るところ。ラスト1キロ。
「たのつら」(楽しい、でも辛い)がよく出ている表情かと。
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東京マラソン 2019

2019-03-04 16:24:16 | マラソン
 

 待ちに待った東京マラソン。
 天気予報は昼過ぎから雨、のはずだった。
 が、西武新宿の駅を降りると、すでに雨。
 えっ? まさかねえ。
 小降りだし、すぐ止むだろうと思いきや、だんだん強くなる。
 北風も吹き出す。
 寒い。
 雨対策、してなかった。
「きくたさん、やっぱり持ってますね~」と言われそうです。
 でも、走るしかないのです。

 前半は、ずっと下り坂で、すいすい進む。1キロ4分台前半でも難なく。
 ん、まずいかもと思ったのは雷門に向かう直線でしょうか。北風がもろに当たるので、でかい人の後に付く。
 折り返して追い風かと思いきや、海風とビル風が混ざっているのか、前や横から当たる。
 門前仲町で折り返しの清澄通りでは、小刻みな橋越えがあり、リズムが乱れる。
 銀座に入ると30キロなのですが、その手前からもう足の動きが悪くなっていくのがわかった。
 雨風の寒さによるエネルギーの消耗が激しかった。
 だから必ず補給は取った。バナナ、ミカン、カロリーメイトのジェル、ブドウ糖タブレット、クリームパン。
 食べるたびに力が戻る。でも、前進する力の衰えは止められない。
 日比谷通りに入って、高輪折り返しなのですが、その直線がとても長く感じた。
 棄権も頭をよぎるほど、足が動かなくなっていく。
 なんとか折り返して、沿道の声援の力を借りることにした。
 サングラスを外し、わざと沿道沿いを走る。
 声援は、途切れなく続き、きついときほど力を発揮する。
 最大のピンチは残り4キロほどでしょうか。
 ついに足が悲鳴を上げる。左足太ももの裏がつった。
 あまりの痛さに立ち止まらざるを得ず、「あーくそ」と天に向かって吠えた。
 そしたら沿道のおじさんが「伸ばして! 叩いて叩いて!」とアドバイス。
 言われた通り、伸ばして、びしばし叩く。
 と、痛みが引いていくではありませんか。
 ナイスヘルプ!
 その後は、自分でも驚くほど足が動いた。前半ほどのペースではありませんが。
 ゴールが近づいてくると最後の力も出てくるものです。

 結果、3時間38分30秒の自己ベストで完走。
 前回の復興マラソンの自己ベストを5分36秒短縮できた。
 3時間40分切りを目標としていたので、目標達成です。
 ラストの石畳ロードですでに目頭は熱くなっていた。
 ゴールしても込み上げるものが。
 やり遂げた、困難に打ち勝った! という喜びが全身に走る。
 これでもう走らなくていいんだ! という消極的な喜びも。
 ともかく、小さな自信を、また一つ積み上げた。

 高速レースと言われ、実際に走ると確かに走りやすい。
 道幅も広く、スタートしてすぐ下り坂が続くので勢いに乗りやすい。
 でも、厳しく冷たい雨と風。楽なだけのマラソン大会などないと、改めて刻まれた。
 ボランティアや沿道の応援はすばらしかった。
 都庁の入場ゲートの場所がいまいちわからず不安でしたが、雨の中、案内のお兄さんたちに助けられた。
「チャーヨー」(中国語で「がんばって)」をよく耳にした。中国と台湾から、それぞれ千人ほど参加されていた。
「グレイトジョブ」「ナイスラン」「ゴーフォーイット」など英語も。
 日本以外のランナーとともに走れるのも、大きなマラソン大会ならではの楽しみ。

 辛かった。でも楽しかった。
 次の課題があるとすれば、前半抑えることと、3時間半切り。
 3時間半を目標タイムとしたペースメーカーがおり、私は前半の下り坂で抜いた。
 しかし、あの辛い高輪手前で、彼らの集団に抜かれ、付くことはできなかった。
 もし、前半自重して、あの3時間半集団に付いていたらどうなっていたのだろう?
 ペースメーカーは風よけにもなる。たまに励ましてもくれる。
 同じペースを一人で刻み続けるのはとても難しい。
 冷たい雨風にさらされ、それでも急がず、前半ためるというのは大人のランナーにしかできない。
 確実にタイムを狙うなら、付いていくのが正解だったのでしょう。
 でも、私はもっと前に行きたかった。
 行けると思った。でも行けなかった。
 この辺りの判断は、毎回違う。経験がものを言う。
 前半飛ばして後半落ちたのだから、やっぱり次は前半抑えていこうと思う。

 公式記録は来月郵送予定。
 写真が見られるのは一週間後くらいでしょうか。
 ラスト3キロ切ってからカメラマンがいいところに頻繁に現れた。
 最高に辛かったのに、最高に笑顔だった、と思う。
 どんな顔して走っていたのか、自分でも楽しみです。


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第40回小金井元旦ロードレース大会

2019-01-01 21:37:03 | マラソン
明けまして、おめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今年で7年連続7回目の元旦出走。
小金井公園を2周する10キロのコース。
快晴でなかった日はない。
元気に走れたことに、まずは感謝します。
目標は自己ベストの更新。
43分の前半を目指して、スピード強化してきました。
で、結果は、43分27秒。
2年前の自己ベストが43分42でしたので、15秒の更新。
たった15秒。されど15秒。
1秒削るのがいかに大変なことか、駅伝中継を観ていればわかります。
馴染んできたGPS時計も役に立った。
ロケットスタートに成功するも、すぐに息が上がる。
時計を見れば、最初の1キロが4分8!
速すぎる。落ち着け。このペースはもたない。
冷静になって1キロ4分25あたりをめどに落として保つ。
後の6キロは、平均すると見事4分25。
でも続かない。4分42、4分38。
ラストの直線で挽回。ためてもいた。
最後1キロはなんと3分25!
ゴールして時計押す気力もなく、だらだらと過ぎていたのですぐ気づかなかった。
でもゴールが見えて、後ろから抜かれても競う力はなかった。これが実力なのだと思い知らされました。
初っ端は抑えて入らないと、やっぱり後半は伸びない。
前半の貯金があるからと、守りにも入ってしまう。
あとGPSでは、9.82キロしか走ったことになっていない。
ショートカットしちゃった・・・。
せこいなあ。ちっちゃいなあ。マリオカートじゃないんだから。反省です。
目標を達成したのに、次の課題がもう見えている。
終わりのない旅。だからおもしろいのだけど。

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東北・みやぎ復興マラソン2018

2018-10-15 17:57:16 | マラソン
 
1年振りのフルマラソンは、またこの復興マラソンで。
 スタート3分前の画像。
 天気は曇り。気温16度、湿度70%。北北西の冷たい風2m。
 最初は南に向かうのでスイスイ。1キロ5分ペース。
 とても順調で、3時間30分切れるかも、とウキウキ。
 折り返して15キロ過ぎ、海沿いの一本道に出ると、北風がもろに当たる。
 忘れていた。そのスイスイの元であった北風を。
 少しずつ削られていく。25キロ過ぎからは明らかにペースダウン。
 でも、復興マラソンの給水所はすごい。
 梅干し、はらこめし、トマト、冷凍いちご、熊本みかん、りんご、お稲荷さん、蕎麦、ホタテ焼き、セリ鍋、笹かまぼこ、おにぎり(お寿司の形!)、薄皮饅頭。
 おにぎりに代表されるように、とても食べやすくなっていました。
 応援がまた温かい。「おかわりしてけー」
 疲れ切って給水所に入り(サングラスを外し)、声援をいっぱい受け、いつしか笑顔になって、また一人旅に出る。
 道の途中は、津波浸水域だけあってさびしいところもあります。
 でも、だからか、応援する人たちは、一人ずつ、つらくなるポイントがわかっているかのように、そこにいた。
 給水、給食の源は人なのだ、人を補給しながら走ったのだ、と、今ならよくわかります。
 結果は3時間42分54秒で、自己ベストを55秒上回ることができました。
 サブ3.5には程遠いですが、後半の失速からラスト3キロは持ち直すことができたのは収穫。
 39キロ過ぎて、今までは力など残っていなかったけど、今回はまだ余力があるとわかった。
 この1年を走馬燈のように振り返り、また心から応援してくれる人の顔が浮かびもした。
 生きる源は人なのだ、とよくわかった。理屈や肩書や社名やプライドや数字じゃない。
 そんな生きる源となるようなものを、私も提供したい、と思う。
 それにしても、こんな相思相愛なマラソン大会は他にない。
 また行きます。というか、帰ります。
 ここから1年、着実に歩を進めて。
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2018 仙台ハーフにて

2018-05-19 00:32:34 | マラソン
最後の陸橋を下って、右折する途中。
すっかりランナーになった。
やっぱり、不思議。
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川内優輝選手と

2018-05-14 11:15:19 | マラソン
走り終えて、学生時代からの友人と合流。
ゆったりと充実した時間を共有しながらぶらぶら歩いていると行列が。
何かとのぞくと、川内優輝選手が記念撮影に応じていた。
せっかくだからと並ぶ。少しお話してパシャリ。
川内選手は、仙台ハーフに八年連続招待選手として参加している。
仙台はもう庭だとか。
仙台に「川内」という場所があり、それは東北大学のキャンパスもあるところ。
地下鉄東西線が開通し、「川内」という駅もできた。
川内選手は、仙台に来るたびに川内が発展していてうれしいと言う。僕も発展するぞ! と。
そんな談話は後で知りましたが。縁があるのかもしれません。
これからも応援します! お互いに発展し続けましょう!
その成果を、また来年、仙台で見せましょう。
川内選手が掲げているのは、ボストンマラソン優勝の金メダル。
ひたむきに続けていればこそ、獲得できる誉もある。
快く撮影に応じてくださり、本当にありがとうございました。

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第28回仙台ハーフマラソン

2018-05-14 10:49:10 | マラソン
三年連続五回目の出場。
天気はくもり。17℃。ときどきぱらっと雨。
走るには打ってつけ。気持ちよく飛ばす。
今回も応援がすごく、何回か子供たちとタッチして走る。
応援、支援が確かにある。だから僕は全力を尽くせる。全力を尽くそう。
そう思うようになっていった。
走りに没頭した。最高のパフォーマンスで応えようと。
結果は自己ベスト。1時間38分55秒(ネットタイム)。
ゴールして、帽子、サングラスを外し、振り返っておじぎ。
復興マラソンから身に付いた。
それは、自他への感謝があふれてきた証。
学生時代、仙台で、勝手に孤立して、鬱病になって、死にそうになった。
薬を飲んで、いやいや食べて、寝るしかなかった自分が、19年後、こうして、その土地で、最高の自分を見せようと、走っている。
こんな楽しい未来が待っていたとは、夢にも思わず。
だからこそ、生きるのは楽しいんだ、人生はすごいんだ、生きる価値があるんだ、と伝えたい。
ちっぽけな私に支配されている命の可能性に耳を澄ませて。
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第35回気仙沼つばきマラソン

2018-04-16 13:33:19 | マラソン
 2年連続4回目の気仙沼つばきマラソン。
 全身筋肉痛ですが、楽しかった。
 よく人と会い、聴いて話した。よく食べた。よく笑った。
 気仙沼は、両親の出身地であり、子供のころは夏休みに必ず遊びに行った。
 おじさん、おばさん、いとこが住んでおり、今回も会えるだけ会った。だからあっという間だった。
 4回目、去年に続いてということもあり、ずいぶん自然に会えたし、話もできた。
 海の幸お土産もたくさんいただいて、本当にお世話になり、ありがとうございました。

 土曜の夕方から雨になり、翌日の大会の天候が心配されたけど、スタート直前には雨が止んだ。
 風もなく、蒸し暑いくらいでしたが、嵐でなくてよかった。
 記録は前年より23秒速く、1時間44分31秒。
 前半とばしてばてたけど、折り返しの激長上り坂をこらえ、下って息を整え、そこにおばさんがバナナを一口サイズに切ってお盆にそろえ、待っていてくれた。
 バナナと飴をいただいて、リセットできた。そこからはリズムに乗って最後まで押せた。

 坂だけのコースといっても過言ではありません。
 私が知っている限り、最も過酷なハーフマラソン。
 何度走ってもつらい、苦しい。厳しすぎる。
 でも、だからこそ、地元の方々の応援が身に染みる。
 太鼓など派手な応援は一切ない。基本的にしんとしている。
 そこにぽつんぽつんと応援してくれる人たちが待っている。
 何度うなずき、手を振り、ありがとう、ありがとうございますと言ったことか。
 つらいのに、自然と笑顔になってしまう。不思議な大会です。

 相部屋3回目という方とも健闘をたたえあい、来年も会う約束をする。
 初対面の方ともよく話した。隣に寝てた方はなんと88歳! 88でも走る姿勢に刺激を受けた。いびきもすごく、耳栓を忘れたのは反省ですが。
 気仙沼大島は、来年橋が通行可能になる予定。
 また違った景色が見えるのでしょう。
 人口減少という課題もありますが、私は私で、私にできることで関わり続けたい。
 人と会って話を聴く。マラソンに参加する。お土産をたくさん買う。
 豊かな海、豊かな森。そこが私をあたたかく育んだ場所だから。
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第52回青梅マラソン

2018-02-22 09:17:31 | マラソン
今年も楽しく完走できました。
マラソン大会を完走すると、元気に走れたのは私の力だけではないと実感します。
職場でも、何人もシフトを調整してくれて。
両親や姉夫婦と甥っ子も協力してくれて。
地元の方たちの熱い支えもあって。
まず、感謝。

今回は、諸事情により、最後列からのスタート。
ゼッケンは「12839」。全体の参加者が約1万3千人。
最終順位は4521。だから約8千人抜いたことになります。
しかし、タイムは伸びなかった。2時間42分8秒(30キロ、ネットタイム)。
前回がベストタイムで、2時間28分18秒。
青梅は折り返しのコースで、かつ道幅が狭い。
なので、自分のペースより明らかに遅く、でも前に行きたくても行けず、イラつくこともあった。

不完全燃焼。
いくら8千人抜こうとも、自分の限界を抜かないと、深い満足はやってこない。
つくづく、マラソンは自分と向き合う競技なのだなあと実感した。
自分にとって、最高の自分を作る努力を続ける基本的な方法なのだと。
過去の自分を超えたくて走り続けている。
毎回、何かしらの学びがある、というのもマラソンの面白さの一つ。
その状況に応じて最善を尽くし、肉体が痛むからこそなのでしょう。
そして走り続けることは、私の中で、書き続けることと相似になっている。

次回は4月15日の気仙沼つばき。
前が詰まるということはないはず。
激しい坂の上下に耐えうる足腰を養って。
あの潮風に包まれて、のびのびと、うっぷんを晴らすぞ!
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雪の道

2018-01-29 16:59:36 | マラソン
2月18日の青梅マラソンまで3週間切りました。
長く走りたかったけど、ごらんの通り雪がまだ残っている。
頭の中で、どこならいけそうか、考えながら走る。
創造力の強化に役立つはずです。
この雪の道も、仕方ないので走りました。
とても変な感じ。
まっさらな感じ。
今、ここで、確かに生きて動いている感じ。
さくさく、ぐちゃぐちゃ、つるつる、べとべと。
いろんなことが起きる。
その中で走る。
それが生きているということ。
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こきんちゃんと

2018-01-01 12:59:21 | マラソン
ぜえぜえ、くたくたで帰ってくると、「こきんちゃん」が。
小金井市のイメージキャラなのだそうです。
しっかりと握手。
また来年。
疲れが吹っ飛んだよ。ありがとう。
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出発!

2018-01-01 12:56:23 | マラソン
5分先に出発した3キロの部。
みんないい顔しています。
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第39回小金井元旦ロードレース大会

2018-01-01 12:44:57 | マラソン
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

恒例となった小金井公園の元旦10キロ。
今年も快晴です。
記録は、昨年より1分遅い、44分43秒。
疲れがあった。
でも、全力は尽くした。
でも、悔しい。
清々しさと悔しさを、濃密に味わう。
これがマラソンの醍醐味なのかもしれません。
6年連続6回目の出走。
今年も元気に走れてよかった。

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Run for Revive

2017-10-02 12:24:52 | マラソン

参加賞のTシャツは、私のテーマカラーでもある青とオレンジ。
そこに書かれている言葉にもどんぴしゃなものを感じる。
「Run for Revive」
「走ることは生き返ること」
「走ることは生き返らせること」
「Revive」は、自動詞であり他動詞でもある。する、させる両方の意味を持っている。そこがみそだと思う。
私としては、「復興」よりぴんと来る。「復興」は、どうも土木建設的にとどまるのです。人が入って行きづらいというか。
また、こうも書いてある。
「THE GROUND ON WHICH RECOVERY WILL PROCEED,CREATE NEW EMOTIONS,MEMORIES,AND VITALITY」
「治癒する大地が、新しい気持ちと歴史と生命力を創造し、前進させる」
本当にその通りで、これは私のことかと思う。
鬱病になって死にそうになった私にとって、走ることは生き返ることであり、生き返らせることそのもの。
そして治癒する大地とは、この私の心身とも言え、走ることに支えられた心身は、新しい気持ちと歴史と生命力を創造して前進させる。
この感覚、まさに小説で表現したいことです。
次の大会は、元旦の小金井、そして東京はまた外れたので青梅。
深まっていく秋。小説も深めて行きます。
走ることと書くことは両輪だから。
走ることでいいエネルギーをいただきました。自家発電したというか。
この充実した電気を小説へ。流す、流れる。
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第一回東北・みやぎ復興マラソン

2017-10-02 11:47:22 | マラソン

快晴。
宮城県の名取市、岩沼市、亘理町の海岸沿いを走るフルマラソン。第一回。
走る場所はすべて津波が来たところ。
前回の仙台ハーフは、慣れたこともあり楽しめたけど、今回は初めてでもあり、だいぶ緊張していました。
その緊張をほぐしてくれたのは、地元の人たちの援助。マラソン大会ではエイド(「aid」援助、助力、救援の意味)が設けられます。
18か所もあった。しかもそれぞれ名前があり、かつてその地域で暮らしていた人たちが集まり、水、スポーツドリンク、スポンジの他に地元特産品を提供してくれた。
こんなに充実したエイドは初めて。本当にエイドのお陰で完走できました。ありがとうございました。
亘理町の「はらこ飯」は食べづらかった。入れ物にご飯がくっついて。ほたての串焼きやセリ鍋、よくわからなかった豚の料理や笹かまなども。
中でも一番うれしかったのは「復興トマト」。計3個、でかいのをいただきました。
トマトを握りしめながら、かぶりつきながら走ったのももちろん初めて。ほんとにおいしかった。元気が出ました。
コースは平坦ではありましたが、後半ほど日差しがきつくなり、向かい風も出て、けっして楽ではなかった。
改めて楽な道はないと知った。
だからこそ、ゴールしたときはこみ上げるものがあった。フルを走り切って感極まるのは2回目。でも、今回ほどしみじみ成し遂げた感動を味わったのは初めて。
参加したみんながつらい思いをしてきたのは、語らずともわかっているから。
「走ってくれてありがとう」と声をかけてくれた人がいました。子供たちも、ほんとにうれしそうに手を差し出していた。
今思えば、もっと顔を見せて(サングラスを外す余裕もありませんでした)、手を合わせてくればよかったと思う。
でも、それはまた来年にとっておきます。
今回は、とにかくしっかり参加して、走り切ることが何より大事だったので。
記録は3時間47分21秒(ネットタイム。スタート地点を通ってからのタイム)。ベストタイムには3分32秒届きませんでした。
でも、暑く、向かい風の中、やはり35キロからは足に来て遅くなってしまったけど、地域の人たちに助けられて完走できたことが何より。
また自信を深めることができました。すばらしい思い出を作ることができました。
毎年出たいと思います。ありがとう。
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