久松小日記

 
主に子どもたちの学校生活の様子を発信いたします。

音読朝会(6年生)

2013年10月30日 | 子ども達の学校生活

今日は、音読朝会の日です。
小学校最後となる6年生の音読の発表です。

まずは、福沢諭吉の「天地の文」下級生には
難しい文語混じりの文章です。

『天地日月(てんちじつげつ)。東西南北。きたを背に、南に向かひて右と左を指させば、ひだりは東、みぎはにし。朝は東より、次第にのぼり、暮れはまたにしに没して、夜くらし。一昼一夜(いっちゅういちや)変わりなく、界を分けし、午前午後、前後あわせて二十四時、時をあつめて日を計(かぞ)へ、日かずつもりて、三十の数に満つれば、一ヶ月、大と小にかかはらず、あらまし分けし、四週日(よんしゅうじつ)、一週日の名目は日月火水木金土、一七日(ひとなぬか)に一新し、一年五十二週日、第一月(だいいちげつ)の一日は年立ち回るときなれど、春のはじめはなお遅く、初めて来(きた)る第三月、春夏秋冬、三月(みつき)づつ、合はせて三百六十日、一年一年又一年、百年三万六千日、人生わづか五十年、稚(おさな)きときに怠(おこ)たらば、老いて悔(く)ゆるも甲斐(かい)なかるべし。』

2作品目は、谷川俊太郎の「いきるということ」

生きるということ  いま生きるということ  それは喉が乾くということ  木漏れ日が眩しいということ  ふっとあるメロデイを思い出すということ  クシャミをすること あなたと手を繋ぐこと

生きているということ  いま生きているということ  それはミニスカート  それはプラネクリーム  それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ  すべての美しいものに出会うということ  そして 隠された悪を注意深く拒むこと

生きているということ  いま生きているということ  泣けろということ  笑えるということ  怒れるということ  自由ということ

生きているということ  いま生きているということ  いま遠くで犬が吠えるということ  いま地球が回っているということ
いまどこかで産声があがるということ  いまどこかで兵士が傷つくということ  いまブランコが揺れているということ
いまいまが過ぎでゆくこと

生きているということ  いま生きているということ  鳥が羽ばたくということ  海がとどろくということ  蝸牛ははうということ
人を愛するということ  あなたの手の温み  命ということ 

音読朝会(6年生)


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