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今日のコラム

2013-07-27 05:42:54 | 日記


7月27日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

人間の幸せのための政治

 私たちが決して忘れてならない大事なことは、政治は結局、お互い人間の幸せを高めるためにある、ということです。過去においては多くの人びとが政治によって苦しめられ、お互いの血を血で洗うということもありました。

  しかし、そうした好ましくない姿は、政治の本来の姿ではない。政治は本来、お互い人間のそれぞれの活動をスムーズに進めることができるようなものです。そ れらの調整調和をはかり、共同生活の向上をはかって、一人ひとりの幸せを生み高めることをその使命としているのです。この“政治は本来、人間の幸せのため にある”ということを私たちはまず正しく認識しあう必要があると思います。



2013年 7月 27 日(土)天声人語(朝日新聞デジタル)

天声人語

▼中曽根元首相によれば、政治はお世辞を抜きにしては語れない。人に頭を下げ、時には道ばたの地蔵にまでお辞儀する。俗物といえば俗物だろう。だが、権力に近づくことで自分の理想を実現しようとすれば、〈俗物中の練達者〉とならなければならない(『政治と人生』)

▼俗物はさておき、練達という言葉に目がいく。鍛錬を重ね腕を磨き、技を極める。入神の境地に達することと説く辞書もある。そこまで求めるのは無理としても、もう少し何とかならないものか。参院選後の民主党のありさまにそう思う

▼きのうの両院議員総会をネット中継で見た。意見は多く出たが、全体の取り運びがどうにも弛緩(しかん)している。ある議員が、再建への熱を感じないと憤った通りだ。腕や技を問う以前の、やる気の問題だろう

▼案の定、海江田代表が続投することへの批判が続いた。一から出直すために代表選をやれという声である。敗軍の将が、その引き際を問われるのは避けられない

▼欧米の政党は、野党時代に思い切った世代交代をして、起死回生を図ることがある。英国のブレア元首相もキャメロン首相も若くして党首になった。いまの民主党にもかなりの荒療治が必要なのではないか

▼中曽根氏は昔、南極で米海軍の砕氷艦に乗り、艦長に氷上での操艦の心得をたずねた。「忍耐、忍耐、また忍耐」との答えに、これは政治の要諦(ようてい)でもあるなと得心したという。民主党も長い忍耐を覚悟し、その間に練達のリーダーを育てることである。


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