手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

真空管SRPP ラインアンプ その2

2012年04月15日 23時50分18秒 | プリ・アンプ

金田式No_218と比較してみると、どうも、中高域が伸びていない感じがする。

WE球を使ったSRPPのプリアンプというのはあまり聞かないので、向いてないのかも

しれない。または、供給電圧を120Vとやや低めにしているので、プレート電流が

1mAほどしか流れていないせいかも知れない。

そこで、急遽、SRPPでは定番の6DJ8に替えてみることにした。WE407はヒーター電圧が20V

なので、ちょっと定電圧回路をいじらなくてはならない。LM317Tを使っていたが、面倒なので

12Vの三端子REGを使うことにした。6DJ8とはソケットのピンの配列が違うので、結局

ソケット周りは全てやり直しになるので、午後の時間いっぱいかかってしまった。

10年くらい前にさんざんSRPPは試したので、10本くらいはまだ手元に残っていた。

Sovtek製の6922を10本近く持っていたが、残っていなかった。「手づくりの会」のときに

提供したのかも知れない。

残っていたのは、

 ・シルバニア製が2本。(うち1本はノイズが出て使えず)

 ・東芝製(通測用)が5本

 ・ムラード製が3本

 ・ヒューレット・パッカード製が 1本 (1本は、空気が入ってしまってダメになった)

聴き比べてみた感じでは、ヒューレット・パッカード製は東芝製とペアで聴いてみたが、

音の雰囲気が違い、左右の音が違ってしまった。どちらがいいのか判断がつかず。

クリアな感じは ムラード製。

東芝は、昔はいいように感じていたが、中庸といったところか。

やっぱり、金田式No_218と比べると 中高域の切れでは負けるか。

ただし、ピアノ音などは、鍵盤をころがる音が コロコロとしていて気持ちがいい。

Fusion系のJAZZのベースとバスドラムは、やっぱり音が膨らむようだ。

ここを締めるには、B電源を安定化する必要があるのかも。それか

後段にカソード・フォロアー的な回路を追加するのも関係があるかも知れない。

ちなみにB電圧は202Vで、プレート電流は、設計値に近く 約5mA。

B電源を安定化するための 高圧用の石を持ってないので、安定化電源の構想は

しばらくお預けだ。

 


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