手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

WaveSpectraに苦戦 その3

2018年12月02日 00時42分34秒 | スピーカー

Wavespectraにもだいぶん慣れてきたかな。
昨日の測定は右CHとして使っているアンプだった。気になったのは出力32Wのときの
歪率が1KHzのときと3KHzとで大きな差があることだった。
その帯域がギターの高音弦から出る音の第2次周波数だからではないだろうか。
それともう一つ問題意識があるのは、左チャネルでその傾向が強い気がした。

なので今日は、その左チャネルのアンプの3KHzでの歪率を測ってみた。
結果は、以下の表のとおり。

 

Wavespectraにもだいぶん慣れてきたかな。昨日の測定は右CHとして使っているアンプだった。気になったのは出力32Wのときの歪率が1KHzのときと3KHzとで大きな差があることだった。その帯域がギターの高音弦から出る音の第2次周波数だからではないだろうか。それともう一つ問題意識があるのは、左チャネルでその傾向が強い気がした。なので今日は、その左チャネルのアンプの3KHzでの歪率を測ってみた。結果は、以下の表のとおり。予想に反して左チャネルの方が歪率が良いという結果となった。これでいよいよもって問題点がどこにあるのか、わからなくなった。ついでにこの機会にと思い、よく雑誌の製作記事で見る出力対歪率のグラフを作ってみようと挑戦してみたがこれが、意外にむずかしかった。今日のところは以下のようなものしか作れなかった。出力の目盛をグラフの下部に表示することができない。見た目はソフト・ディストーションの範疇と言えるのだろうか?いずれにしても、測定方法の信頼性が低いので、参考程度です。それと、能率が90dBを下回るスピーカーをドライブするには30W程度の出力のアンプでは大音量派には厳しいのかも知れません。もうこれ以上、このアンプを追及する気力がないので、新たに出力60Wを目指してEL156ppアンプを作ってみようという私の結論になりつつあります。
予想に反して左チャネルの方が歪率が良いという結果となった。
これでいよいよもって問題点がどこにあるのか、わからなくなった。
ついでにこの機会にと思い、よく雑誌の製作記事で見る出力対歪率のグラフを作ってみようと挑戦してみたがこれが、意外にむずかしかった。今日のところは以下のような
ものしか作れなかった。出力の目盛をグラフの下部に表示することができない。
見た目はソフト・ディストーションの範疇と言えるのだろうか?

いずれにしても、測定方法の信頼性が低いので、参考程度です。
それと、能率が90dBを下回るスピーカーをドライブするには30W程度の出力のアンプでは
大音量派には厳しいのかも知れません。
もうこれ以上、このアンプを追及する気力がないので、新たに出力60Wを目指してEL156ppアンプを作ってみようという私の結論になりつつあります。


WaveSpectraに苦戦 その2

2018年12月01日 01時15分31秒 | スピーカー

今日は午後からWG150とWS151を使った6384ppアンプの歪率測定に取り組んだ。
結果的には、手持ちのいわゆるDAW(宅録用)のオーディオ・インターフェイスでも2重録音ができる機種でないとダメらしいということが分かった。正確なことはわからないが、
INPUTが1CHのものはダメみたいだ。そこでその条件満たすはずのSteinberg UR22を使ってみたがやはりうまく行かない。他にも手持ちのM-AudioのFire Fire410もあるが、これはI/FがノートPCに無いので試せない。
 ということで、測定用の発信器は昔から使ってきた菊水のオシレータを使うことにした。
WG150の歪率が0.001%位なのに比べると0.16%だったので格段に劣るが、傾向を調べるには十分だろう。
 この方法を使って測定してみた結果は以下のとおりだ。
1KHzと3KHzの周波数をアンプに入力して、出力2W-32Wまでのデータを取ってみた。
これを見ると24Wくらいまでが実用範囲かも知れない。
単純は最大出力は38Wまでいったが。

 <出力対歪率の数値>

以下は1KHz入力の波形だ。

1KHz入力/8Wの波形  綺麗な正弦波だ。




1KHz入力/24Wの波形



1KHz入力/32Wの波形
かなり歪んでいるのがわかる。



次は 3KHz入力の波形だ。

3KHz/8W 入力の波形  綺麗だ。


3KHz/24W 入力の波形



このあたりから正弦波がつぶれていくのが良くわかる。

このアンプの実用域は25Wくらいのようだ。残る測定は5KHzでの挙動だ。
いづれにしてもスピーカーの能率が90dBを下回るものをドライブするアンプはかなり強力でなければならないことがわかる。6384という球は感度が低いので、ドライブ段をちゃんと作らなければならない。低歪みで出力管をドライブする必要がある。これは結構シビアな感じがする。

さて、どうしたものだろう。





Wavespctraに苦戦

2018年11月29日 00時47分03秒 | スピーカー

 さて、午後から張り切って PCを高機能オシレーターにしてしまう WG150をサイトから入手し、Windwos7のPCにインストールまず1Khz、44.1Khz,16bitのサイン波のファイルを作った。オーディオ出力デバイスはSteinberg社の一番安価なUR12を使った。
が、なぜか内蔵のスピーカーからUR12へ切り替わらないWG150側での設定がうまくいかない。いろいろやっていたらUR12を認識しなくなった。結局、不安定なので、もう一つ上位のUR22に取り換えた。何とかUR22を通して音が出るようになったので、Wavespctraを起動して波形測定を試みるが、WavespctraがWG150の出力を認識できない。WavespctraはUR22の設定を32bitのインターフェースと認識している。16bitに設定する方法がわからない。
2時間ほどあれこれやってみたが、今日のところはギブアップだ。


LCネットワークを作る その3

2018年11月27日 22時42分53秒 | スピーカー

LCネットワークではなく、6384ppアンプの方へ話題が移ってしまったが、タイトルはそのままにします。

さて 夕方、再度音出しをしてみた。私にとって最も音が判断できるオーソドックスなJazzギターの演奏を聴いてみた。やっぱりある程度の音量から歪み感が強くなる。
出力の増加に伴って歪率が大きくなっているようだ。
客観的に把握するための歪率計など持ってない。でも何年か前にPCを使って測定した気がしてきた。ネットで検索するとWavespctraというFreeのアプリがあった。その名前に記憶があったのでPCで検索したらWS140というファイルが出てきた。
ということは一度は使おうと思っていたようだ。でもペアになるアプリWG150などは入手していない。
ネットで使い方を検索してみたが、いまひとつ使い方がわからない。
基本的にはループバック式というやり方のようだ。これは昔やった記憶がある。ただしPCなど使わなかったと思う(最近は歳のせいか記憶が曖昧だ)。そう、SATRI-ICを使ったライン・アンプを作ったときにやった気がする。ノートにも記録していたはずだ。
ま、それはいいとして、具体的な方法は以下のサイトにあった。
http://neax.sakura.ne.jp/tube/note/thd/thd71
PCのマイク入力やイヤホン出力よりも オーディオ・インターフェースを使う方が良いと書いてあった。これなら宅録用に4台ほどあるので、もってこいだ。
明日は、これに挑戦だ。


LCネットワークを作る その2

2018年11月27日 17時22分06秒 | スピーカー


 LCネットワークを使って音出しをしてみた。
すんなりと音は出たが、高域のBMS 4540NDの音量調整がむづかしい。
なにしろ低域と高域のユニットの能率に大きな差があるからだ。
低域のDYNAUDIO 20W75 : 89-90dB
高域は、公称 114dBもある。なので、-20db~-25dBほど減衰させんくてはならない。
安物のアッテネータでは絞り切れない。
ということで、いつも参考にさせていただいている、こちらのぺージの記事を参考にさせてもらった。

http://d.hatena.ne.jp/platycerus/20150830/p1

BMS 4540NDと並列に入れる小抵抗は1Ωとしてそれにパラに8Ωのアッテネータを付けてみた。調整には扱い難さがあるが、なんとか使えた。ユニットにシリーズで入る抵抗は設計値と同じものがあったが、足が鉄みたいで気になる。
 あらためて音出しをしてみた。
メイン・アンプは6384ppだ。
CDは「BLUS IN THE NIGHT」(New York Trio)、音がダイナミックでシステムの調整にはよく使う。特に音量を上げたときのチェックに向いていると思っている。
少しずつ音量を上げていくと、ピアノの高音部分で音が濁った。何となくクロスオーバー付近の音域のような気がしないでもない。
 1,500Hzという設定が低すぎたのだろうか。それともアンプのせいだろうか。
でも、マルチ・アンプでは特に気にならなかったのだが。
これがLCネットワークのせいか判断がつかないので、パワー・アンプを替えてみた。
金田式でもう14-5年前に作ったものだ。
 これまで2Wayの高域用に使い続けている。
単独で鳴らすのは初めてだ。6384とは音の雰囲気が違う。クリアで見通しが良い。
聴く音楽にもよるだろうが、こういうSPシステムのチェックには向いているのかも知れない。
気になる音量をいわゆる大音量まで上げたときの高音域はどうかというと全く問題ない。ということはLCネットワークのせいではなさそうだ。
6384ppも測定上は、40W近くまで出るはずだが、歪率まで測定したことがないので、実用域がどこまでかは把握していない。でも、これをこの数年、低域に使ってきたが気にならなかったのはなぜだろう?
 でも今回は、金田式アンプの単独での視聴ができ、やはり「いいアンプ」であることが
再認識できた。