学科長になった際に教員の皆さんにお願いしたこと。
情報学部の教員同士で「○○先生」と呼ぶのはやめましょう・・・ でした。
9年前に、専門学校の教員になって一番違和感を覚えたこと・・・
すべての教職員に、「先生」と呼ばれたこと・・・
あなたに先生と呼ばれるようなことをした記憶はないなぁ~
そう思っている人、私だけではないのですね・・・・
先生と呼ばれて
「先生」と呼ばれる職業の代表は、学校の教師だと思う。だが、友人の中学校教師は、目上はともかく、同年配や年下の同僚を「先生」とは呼ばない。
「教師は世間が狭い。教室では権力者でもある。若いうちから『先生』と呼ばれたり、呼び合っているうち、世間の常識からどんどんずれていく気がする」。だから、「さん」付けにするようにしているという。
随分前、大学を出て間もない頃、高校の非常勤講師をしたことがある。何の経験もない素人なのに、同僚のベテラン教師からも「先生」と呼ばれた。面はゆかった。わずか1カ月。最後はその呼ばれ方に違和感を感じなくなっていた。
世間には「先生」と呼ばれて尊大になる人もいなくはない。結局は自覚と人格の問題だろうが、若者がそう呼ばれ続けて、得るものが多いとは思えない。
教師の「指導力不足」が指摘され、様々な対策が進められている。小さな試みかもしれないが、学校職場に「さん」付けを導入したらどうだろう、と考えた。引用:毎日新聞 2007年12月24日(月) 記者ノート 池田亨
私の場合、「先生」と呼ぶのがイヤで何でもなんでも、内でも外でも関係なしに「さん」にしようとしていた。自分でも矛盾を感じながら・・・
このように考えれば、いいのね。
実は学生さんにも、「先生」と呼ばないでとお願いしている。学校内で、先生という総称は良くないと。通常は、「○○先生」でしょうと。でも、私は、「かずさん」「かずくん」と呼んで欲しいと。学生さんたちの、親と代わらない年齢の私を・・・「かずさん」「かずくん」はちょっと・・・ならば、「さん」づけ。それもダメなら、「○○先生」と呼んでと。
うれしいことに、面と向かって「かずさん」「かずくん」と呼んでくれる学生さんが結構いる。
(学生さんに、どう呼んでもらうか?それは、それで議論のあるところですが・・・)
私にとっては、バランスを保つ方策の一つなのです。