【さんこうどう】社長のわくわく日記

いきあたりばっちり!!(^^)v

盛和塾

2008年03月16日 | Weblog


16日(日) はれ。

久~~~~~しぶりに、2時間ぐっすり昼寝してしまいました。

15日(土)盛和塾横浜での講演内容です。

「2007年盛和塾全国大会優秀賞」T社長。
『大義名分を社員と共有し、会社改善に取り組む』

 I社:創業S48年 社長就任H15年 39歳 
 事業内容:スクラップ原料・廃棄物処理・解体工事
 売上:82億円 110人

 両親の離婚が原因で父親と疎遠だったT社長が「親父がいなくても本がある」と思い、たくさんの本を読んでいて稲盛塾長の本と出会いました。その時に『経営の原点12か条』の第一条「公明正大な大義」を読んだ時に「これだ!」と思い、自分には大義がないから悩み、恐れるのだと自分の仕事の大義を考え、大義名分を社員と共有できるようになった。
 その頃は義父の経営するパチンコ業の役員をやっていたが、ある出来事がきっかけとなり大反対の実母を説得し、疎遠だった実父の経営するスクラップおよび廃棄物処理会社に入社。その工場は汚く、働いている従業員も屑屋の従業員だとプライドも何も無い社員に環境問題に貢献する立派な仕事だと誇りが持てるものだと気づかせていく。精魂こめて語りかけることで社員が変わり会社が変わった。そしてわずか10年くらいの間で8億円だった売上が現在では10倍の80億円を超える会社になった。

以上がプロフィールである。
訥々(とつとつ)と話される姿には、とてもパチンコ店経営時代や現在、○○団関係者と堂々と亘りあったということを感じることが出来ない。

講師紹介をしたMさんは会社を訪問したことがあり、その時の印象を「ゴミを扱う会社なのに、ゴミひとつ落ちていない」と驚いていた。

T社長の話を箇条書きに記します。

*入社当時は、ゴミや資材が混在状態・・・ISO14001取得を決意。もの凄い反発の中、経営方針・社訓を毎朝唱 和するなどして『5S』の徹底を実行。
*ユニフォームの導入にも猛反対が・・・我慢して取り組む。
*朝礼もきちんと整列してやるようにした・・・それまでは、咥えタバコしながら
*挨拶運動・大声での発声訓練

やはり、全印工連A会長も常々言っているように『5S・挨拶・電話応対』の徹底だな。
どこまで「徹底」できるかで、会社は大きく変わってくるものなんだ。

昨年、大事件が起こった。
2年前に、大企業から買い受けた工場から「土壌汚染」が発覚。
土壌汚染は工場の設計ミスで、13年も前から発生していたとの事。
損害賠償で会社が潰れる、財産も全て失うと寝られなかった。
その時、塾長のDVDを観て「怖れる気持ちを持つというのは、まだ自分を大切にしているからだ」と気が付いて、開き直りの境地になれた。

また、奥様に「もう全て無くなっちゃうかもしれない」と言った時に、奥様があっけらかんと「いいよ、もう一軒家は掃除がたいへんだから、次の時はマンションにしようね」と言って立ち去った。
この一言で、凄く楽になったということである。

財産を失う者は、少しを失う
信頼を失う者は、多くを失う
勇気を失う者は、全てを失う

この時に、地元住民説明会を徹底的に開催した。
連合会長から「励まし」のメールもいただくようになった。

その後の質疑応答では、私も「大~~~~きな」ヒントをいただいた。
実行あるのみである。

謝辞でY代表世話人が「私たちは前に大きな壁があると、周りを回ってどこか入れる亀裂は無いか?と探す。T社長は、壁をその場で乗り越えようとしている。その違いは大きい」と言われた。
また、T代表世話人も「まだまだ私たちの苦労は苦労じゃないのかもしれない。本当の苦労・苦難に出会った時に、塾長の言葉が全身で受け止められるのだろう」と。
まさにその通りかも。



昨日、緑友会会合まで時間があったので本屋さんで買い求めた本。
「社長が変われば会社は変わる!」(ホッピー3代目、跡取り娘の体当たり経営改革)

39歳。
昨日は39歳に縁がある日であった。

(写真上:講演中のT社長)
(写真下:表紙)

【さんこうどう】ホームページ  http://www.sankodo.ne.jp/
コメント
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