北秋田人彷徨記

                                                            

「佐藤養介総本店」 いなにわ三昧編

2013-09-01 00:00:00 | 湯沢市

日本の3大うどんに秋田の稲庭うどんがあります。その稲庭うどんの老舗の一つに「佐藤養介商店」、創業は江戸時代後期、万延元年(1860年)今年で153年目、秋田藩主より製法は門外不出、1子相伝とされ2代目佐藤養介に受け継がれ以降、現在の7代目に至ってるそうです。幼いころより稲庭うどんを食べる機会には恵まれてましたが、良いイメージが残ってません。乾麺で美味しかった記憶がないのです。どちらかと言うと敬遠してました。関西の透明な出汁で食べる「讃岐うどん」の方が好きです。最近、暑中見舞いでもらった「稲庭うどん」をたまたま食べることになりました(私の調理です)乾麺をマニュアル通り茹で、水洗いし食べてみると、これまでのイメージが覆るほどの美味しさ。「こんなに美味しいものだったんだ!」再認識させられました。そこで今回は稲庭うどん老舗「佐藤養介商店総本店」に行き、本当の稲庭うどんを食べるべく行ってまいりました。さて本物とはいかに!

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総本店は、湯沢市稲庭町は湯沢市の郊外。東京や福岡など全国展開しているお店なのでもう少し街中にあるかと‥‥

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メニューは色々ありましたが、温かいうどんも冷たいうどんも食べてみたく「いなにわ三昧」(1650円:2013年8月現在)を注文。かけうどんとザルうどんのセットです。量的には特盛の量。ちなみに量が少ない「あじくらべ」(1100円:2013年8月現在)もあります。

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讃岐うどんのズッシリ感は全くないです。ソーメン(温麺)とは違いコシが強くツルツルした食感で喉越しも良い、これ美味しい!讃岐うどんのチェーン店の物よりは遥かに美味しいと思います。家で食べてた稲庭うどんはいったい何だったのだろう。これまで40年間騙され続けていた感は否めません。

ただ、稲庭うどんにも欠点というのがあります。長所にして欠点とゆうのが、コストパフォーマンスの悪さです。讃岐うどんみたいに気軽に200円位で1杯食べれるものではないのです。贈り物としては成立してますが‥‥

最近、「佐藤養介商店」が台湾進出し大人気。台湾でポピュラーな牛肉麺が300円位に対して稲庭うどんが3倍の900円。それでも連日満席で予約の取れないほどのヒットぶり、稲庭うどんのコシの強さとツルツルした食感の良さは外国でも通用するみたいですネ。

思うに稲庭うどんは、麺の茹で方や出汁の作り方など間違えるととんでもないことになりそう。一度本当の稲庭うどん食べて、味を覚えた方が良さそうです。この美味しい乾麺、なにかと応用ができそう。色々インスピレーションが湧いてきます(チェンマイ名物、カオ・ソイ:ココナッツカレー麺にも使えそう)

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