和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

茨城県古河の桃まつりに行って来ました

2024-03-27 05:41:52 | 日記











南部曲谷を移築

国指定重要文化財の旧飛田家住宅









NHK大河ドラマ 西郷どんの撮影に使われたそうです







万葉集の歌碑


古河桃まつりは江戸時代に古河藩主・土井利勝が、領地に桃を植えさせたことに由来します。公園内には、「矢口・寿星桃・源平・菊桃・寒白・照手」の6種類の
花桃があり、桃林は鮮やかなピンク色で染まっていました。現在1700株あるうちに咲いていたのはピンクの矢口が主で、八重咲きの寒白も見られましたが
その他は4月にならないと咲き揃わないそうです。なんでも領地には燃料となる薪が乏しかったので成長が早く果実となる桃が選ばれたとか。
昭和50年の古賀公方公園の開園を機に花桃を植えて江戸時代を偲ばせる桃林を復活させました。
お天気の良い平日に行ったのですがⅠ時間に1本の臨時バスは超満員でした。各所にある池や沼の水辺にはしだれ柳がなびきピンクの桃と調和して長閑な春の
風情をたのしませてくれました。 

万葉集にも登場する古河の農民や防人の歌。

麻久良我(まくらが)の許我の渡りの韓梶(からかじ)の
音高しもな寝なへ児ゆゑに
  (佐竹昭広 他校注『万葉集(四)』岩波文庫 より)

なお、ほかに「許我」が詠まれた歌として、

  逢はずして行かば惜しけむ麻久良我の許我
漕ぐ舟に君も逢はぬかも

  (同書より)
許我が今の古河になったそうです。

緋桃咲くまくらがの里紅匂ふ

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
古河の花桃祭り (千代子)
2024-03-27 23:32:55
 古河の街の歴史を解り易くまとめてあるのでよく理解できます。どこへ行くにも下調べをしてからお出かけになるようで、感心しています。歴史のある街は趣があります。お花見だけでなく、他の収穫がありますね。桃の花のピンクと芽吹いたばかりの柳の淡い黄緑が、春に相応しい色合いです。
返信する
下調べ (和子)
2024-03-28 21:10:01
千代子さん

新しいところを訪ねるときは事前に下調べをしておくと大体の様子がわかりますね。
万葉集に2首が東歌として載っていることを知ってどこにその歌碑があるのか気になりました。
そうしたら偶然に行のバスの中で聞えた会話で古河の駅前にあるとの話で分かり嬉しくなりましたね。
なんでも疑問を持つことの大切さを教えてもらいました。
本当は公園ガイドがあれば参加してもっと楽しかったかもしれません。
お陰様で満開の桃公園の散策はここち良かったです。
それにしても桜の開花が今か今かときになりますね。
コメントありがとうございました。
返信する
Unknown (maria)
2024-03-30 22:20:14
和子さん、こんばんは
公方公園の桃林は素晴らしいですね👏
1700本も植えられていますか?!
将来を見据えて植えた古河藩主・土井利勝のお陰ですね
「矢口・寿星桃・源平・菊桃・寒白・照手」の6種類の花桃が咲きそろったらさぞお見事でしょう

「逢はずして行かば惜しけむ麻久良我の許我
漕ぐ舟に君も逢はぬかも」

和子さんのお陰で、「許我」 → 古河 になって行ったのが解り嬉しくなりました
二十歳頃からの親友が古河市に住んでいます
いつもありがとうございます
返信する
お友達が古河に (和子)
2024-03-31 06:45:46
mariaさん

桜開花が待たれていた時に古河の満開の桃林を見て心がウキウキしました。
公園全体がピンクに染まりよくぞ1700本も植えてくれたかと。
今でも個人がお金を出して記念に桃の木を植えて名前とメセージが添えられている桃林があります。
少し読んでみて微笑ましく思いました。
例えばおじいちゃんおばあちゃんいつまでも元気でいてくださいとか。
一生の記念樹ですよね。
残りの4種の花桃は4月にならないと咲きださないそうですから今年は桜と一緒に楽しめるかもしれません。
コメントありがとうございました。
返信する

コメントを投稿