
書院障子 雪国の山間地方では見ることが出来ない海辺の美しい富士の景色を再現

冬は葦に雁 秋は菊にカケス

夏牡丹に文鳥

春 ウグイスとシジュウカラ

孔雀遊戯の図


山門の赤門 参拝者が最初に通る門

山門の白門 後ろに見える三角の屋根は開山堂を雪から守るための屋根がついている

開山堂は茅葺の屋根 明治7年から1年数か月の間小学校の教室にもなり狭いお堂の中で多くの子供たちが学んでいた

越後三山 右から八海山、中ノ岳、越後駒ケ岳
曹洞宗の名刹西福寺は約500年の歴史を持ち、江戸時代その功績から天皇家より菊桐紋を許されています。
石川雲蝶の作品は木彫りだけにはとどまらずに石彫、絵画までに及んでいます。
赤門の 右側は村を火災から守る「火除地蔵(ひよけじぞう)も雲蝶の作品です。
赤門の左側には戒めを説く「禁葷酒の戒壇石(きんぐんしゅのかいだんせき)」。「葷」とは、ニンニクやニラなどのことで
「葷や酒を食したあとに山門を入ることを禁ずる」という意味だそうです。
短い滞在でしたが学ぶことおおくただただ感謝合掌。
帰りのタクシーからは越後三山が輝いて見えたので少し停まってもらい外に出て眺めさせてもらいました。
八海山 (1778m)・越後駒ヶ岳(2003m、魚沼駒ヶ岳とも呼ぶ)・中ノ岳 (2085m) の三山全域を越後三山というそうです。
神さぶの越後三山雪晴れて
これを見ずには居られません。今 直ぐにでも飛んでゆきたい気分に駆られます。
本堂の襖絵は雲蝶48歳の時の作品だそうです。
孔雀遊戯の図での孔雀が遊び戯れる美しい苑は争いや苦しみのない極楽世界を描いているそうですよ。
人生の目標に向かって苦難を乗り越えてほしいという仏の教えを描きました。
コメントありがとうございました。
一枚目の写真の書院障子のある部屋は身分の高い方をもてなすお部屋でしたが一年に一度の年始参りの日は一般の人々にも開放された室内だったようです。
まだ見たこともない温暖な三保の松原の新春をともに楽しんだのでしょうね。
浦佐には車で30分走ると永林寺というお寺にも雲蝶の作品が百数点残されているようです。
次回はご一緒出来るといいですね。
コメントありがとうございました。