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和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

源氏物語ゆかりの地 宇治へ

2025-04-13 07:29:39 | 日記







宇治橋





宇治神社



世界遺産宇治上神社







源氏物語ミュージアムにて



椿の花の名前

ヒカルゲンジ

匂宮と浮舟の像

中の島から見る朝霧橋



世界遺産平等院

越前市の紫式部公園

金色の紫式部像

源氏物語全編54帖のうち44帖までは、光源氏を主人公に華やかな宮廷での恋愛模様を描いたものです。
それに対して、最後の十帖は光源氏の子薫君と孫の匂宮の二人の男性と、大君、中君、浮舟の三人の姫君が
織りなすしっとりとした悲恋の物語です。 
その主要な舞台が宇治の地に設定されていることから「宇治十帖」と呼ばれていますが、「橋姫」ではじまり
「夢浮橋」で終わっていることにみられるように、紫式部にとっては源氏物語の終章を書くうえで、川霧に
けむる宇治川がなくてはならない舞台だったのでしょう。
京都駅からJRの奈良線を使い、宇治駅で降りてまずは宇治橋のたもとにある紫式部像を見に行きました。
今日のボランテイアガイドは大学で古文を研究している頼もしい孫娘です。こちらに来るにあたって宇治十帖を
直前に私も読み終わったので、趣のある住宅街の中のさわらびの道も納得しながら歩けました。宇治神社、宇治
上神社、源氏物語ミュージアム,そして元来た道を戻り朝霧橋,橘橋を渡り平等院を訪ねました。

紫式部が生涯でただ一度、都を離れて暮らした場所・越前市へも昨年5月に行ってみました。
越前国司となった父・藤原為時とともに訪れ、一年余りを過ごしたといわれています。
これを記念してつくられた紫式部公園は、全国でも珍しい寝殿造の庭園で、精密な時代考証のもとで作庭されており、
平安絵巻に描かれた雅な世界がリアルサイズで体感できました。
庭園に佇む「金色の紫式部像」は、聡明で美しかったといわれる紫式部の面影が伺えます。都(京都)の方を向いて立つ
式部像の視線の先をたどれば、「越前富士」と呼ばれる日野山が見えました。越前「大河ドラマ館」もありました。

2024年5月、2025年3月と計画した源氏物語紫式部の旅も今回で一応終了にしますが、まだまだ京都には見て
みたい所が沢山あり、次回は百人一首を勉強しておいて(老骨に鞭打って頑張らないと)9月に孫娘と出かける約束を
しました。

橋は春宇治十帖を語りつつ


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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源氏物語のゆかりの地 (千代子)
2025-04-13 21:52:32
 和子さんの探求心には驚くばかりです。 
旅行をするにも、目的を決めて、参考書で調べ上げ、それを頭にインプットして出かけられるから、疑問点も解き明かせるし、一挙両得です。それにお孫さんとご一緒でさぞお話しも弾んだことでしょう。私も一昨年さわらびの道を歩きましたけど、単にその辺の景色を見ただけです。和子さんに
学ぶべきところがたくさんあります。
ヒカルゲンジの名の椿ですね。始めて見ました。

 
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さわらびの道 (和子)
2025-04-14 11:52:19
千代子さん

さわらびの道(早蕨の道)では、宇治川右岸(北側)から 早蕨之古蹟 さわらびのこせき がありました
宇治上神社を経て、源氏物語ミュージアムに至る石畳の散歩道は緑豊かな風情のあるところでしたね。
あらかじめ下調べをしておくと印象深くいつまでも残るようです。
これで源氏物語は私の中ではひとまず卒業したことになりますか。

千代子さんは一昨年吉野の桜を見た帰りに宇治を訪ねられたのですね。
その時は桜満開でさぞ素敵な景観でしたでしょう。
また訪ねたい京都になりましたね。
コメントありがとうございました。
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おはようございます (旅友)
2025-04-15 07:12:42
宇治へ行かれたのですね。宇治と言えば平等院くらいしか知りませんでしたが、こんなにいろんな観光地があるのですね。驚きました。
返信する
宇治の歴史 (和子)
2025-04-15 10:55:23
旅友さん

宇治と言えば平等院を見に行くのが目的ですよね。
私も同じです。宇治川は大化の改新の翌年646年に最初の橋がかけられました。
宇治川のたもとに源氏物語の作者の紫式部像が置かれたのは2003年だそうです。
昨年の「光る君」の大河ドラマ依頼、観光客はどっと増えています。
源氏物語をざっと調べてくる外国の人も増えたそうですから。
平等院は源氏物語の主人公。光源氏のモデルが源融と言われています。
平等院はその源融の別邸が藤原道長に受け継がれその子頼道が寺院へとあらためたそうです。
今回は色々な歴史を知りえて良かったです。
コメントありがとうございました。
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