和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

上田市の古刹を訪ねて 前山寺、安楽寺、北向観音

2022-12-26 13:35:36 | 日記

前山寺







胡桃おはぎ



安楽寺











別所温泉

北向観音



愛染桂

愛染堂



別所線

五所川原から自宅に戻り翌日の午後は大人の休日切符の3日目を使い上田城を訪ねてから上田の駅前で一泊しました。
翌朝は別所線・信州上田レイライン線を使って一番初めに行ったところが前山寺でした。
前山寺(ぜんさんじ)は、長野県上田市前山にある真言宗智山派の寺院。山号は獨股山又は独鈷山。本尊は大日如来。
独鈷山(1,266メートル)の山麓にあって塩田城の鬼門に位置するそうです。
訪ねた時間が9時半と早やかったのでほとんど観光客は少なかったです。
また「未完成の完成の塔」と呼ばれる国の重要文化財の三重塔があり二層と三層目に縁と勾欄がないためにそのように
言われているそうですがその美しい姿に魅了されました。
名物は境内で採れた鬼ぐるみを使った胡桃おはぎで私たちも前日に予約をしておいていただくことが出来ました。
昭和30年代に当時の住職夫人が檀家に御接待していたのが始まりだそうです。

次に訪ねたのは別所温泉からほど近い安楽寺でした。
安楽寺は長野県上田市別所温泉にある曹洞宗の寺院です。山号を崇福山と称し、院号は護国院。開山は樵谷惟仙。本尊は釈迦如来。
国宝の八角三重塔があり、長野県で最古の 禅寺です。屋根が四重となっているように見えますが、最下層が裳階(もこし=ひさし)と
呼ばれているため三重塔です。安楽寺にある木造八角三重塔は、木造の八角塔としては全国で一つしかないという貴重な建築で、
長野県では一番早く「国宝」に指定されました。こちらのお寺は大勢の参拝客で賑わっていました。私も2度目のおまいりになりましたが
いつ来ても三重塔の優美さは心に残ります。

最後に行ったのは北向き観音でした。厄除観音として昔から信仰を集め、長野市善光寺と向かい合うように本堂が北を向いている事から
北向観音と呼ばれるようになりました。
北向観音の正面石段の西側に、1本のカツラの木(雄株)があり目通り幹囲りは約5.5メートル、枝張りは約14メートル、樹高は22メートルあり
国の天然記念物で太い主幹は折れていますが元気に出迎えてくれました。北向厄除観音の霊木としてあがめられ、信仰と伝説にまつわる樹木でもあります。。
伝説によると天長2年(825)の大火の際、どこからともなく現れた千手観音が、このカツラの樹の上でひしめきあう避難民を救ったそうです。 
境内の東隅にある愛染明王道とこの桂の木に囲んで巨匠川口松太郎氏が小説「愛染かつら」を書かれたことはあまりにも有名で映画にもなりましたので
若い人たちからは縁結びの霊木として親しまれているらしいです。日曜日だったのでここでは若い人に多く出会いました。

JR大人の休日4日間¥15270の切符は、五所川原で一泊、上田で一泊して旅行支援も受けながらお得感いっぱいの充実した旅を楽しませてもらいました.

吹き溜まるシャッター通りに舞ふ落葉