東京駅から至近にあったブリジストン美術館は、おそらくほとんどの中美卒業生は訪れたことがあるかと思います。
その歴史ある美術館がモダンかつ斬新な美術館として生まれ変わったのがこのアーティゾン美術館。開館したのが2020年の正月だったように記憶しています。
もちろん、開館直後に訪れてこのブログにも記事を載せましたが、コロナ禍にあり、閑散とした館内でありました
今回は若者に絶大な人気を誇る山口晃氏の展覧会ですが、随所に驚愕の仕掛けがほどこされていて、現代アートに関心あるすべての人におすすめです。
もちろん、ピカソ、セザンヌ、ルノアール・・歴史的画家の所蔵品を鑑賞する楽しみも常設展にはありますね
今回、驚いたのは、
中美初期の指導者として、「中央美術学園アルバム」の講師紹介にもお名前が掲載されている、清水多嘉示先生の、「絵画ではなく、彫刻作品が」展示されていたこと
もちろん、ぼくは清水先生にお会いしたことはありませんが、二代目学園長(理事長)郡山鐵郎先生の専門が彫刻だったことを考えると、感慨深いですよね。
しかもこの彫刻作品は、ブリジストン創業者にして美術館の設置者 石橋正二郎氏の像でした。
美術史上に燦然と輝く先生方の指導を受けていたのが、中美の学生達。
その文脈が旧中美四天王によって絶たれてしまったのは、あまりにも残念です。
昨日も卒業生から進路相談がありました。
自分の最も大切にすべきものがわからない・・ということですが、自己分析を進めて自分自身の過去をさかのぼっていくことも必要ですね。
ぼく自身の最も大切なものは家族ですね
家族が笑顔でいてくれることが一番の幸せです。