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「みんなが知らない超優良企業」を読んだ所感。

2016年10月07日 22時16分55秒 | 読書


みんなが知らない超優良企業

著 田宮 寛之

定価(840円)
講談社

平成28年5月19日発売


九州旅行の時に出会って読んだ本、第三弾。
エシカルやCSRにやっぱり興味があるので手にとってみた。

内容としては、新聞記者やラジオなど数々のメディア等を経験してきた筆者が、
これまでの経験を生かして知りえた企業の中でも日本が誇るべき企業を紹介している。

これ系で最も有名なのは、おそらく「日本でいちばん大切にしたい会社」だと思う。
「日本でいちばん」では少数の、それも中小企業を中心にエピソードも含めて紹介していたが、
今回紹介するこの本は角度が違う。

例えば将来性を見越した、転職やこれからの学生の就職、
または株価変動の参考という視点で紹介されている。

「興味を持ったものがあったら詳しく調べてみ。
 できるだけ多くのおもしろい企業を知るきっかけつくっちゃるよ。」

というメッセージがある。
そういう意味で辞書的ともカタログ的とも言えると思う。

その点を理解した上で読むことに意味がある。
なお紹介されている産業には若干の偏りがある。
例えば林業や農業、漁業といった一次二次産業は少ない。
BtoBが多いようにも感じる。
つまりは社会に見える化されにくい企業を中心に紹介している。

会社というイメージを広げるという意味で、
学生さんにオススメの本かなと思います。

ちなみに、三重県松阪市に縁のある、小津産業さんも紹介されていたのは、
個人的に嬉しかったですw


最後に、勝田が興味を持った企業や文章について紹介します。

・水素スタンドの建設費用はガソリンスタンドの5倍にあたる5億円。

グローバルニッチ企業100選

・中小企業省の調査では、起業10年後には約3割の起業が、20年後には約5割の企業が廃業している。
 成長どころか存続さえも容易ではない。中小企業庁のデータを見れば、
 老舗企業の強さがよくわかるだろう。

・大阪にホンマ・マシナリーという工作機械メーカーがある。
 実は新幹線のすべての車輪は同社の工作機械によって製造されている。

・デジタル製品は、設計図があれば誰でも作ることができる。
 しかし、素材は設計図だけでは製造できない。

・自動運転を実用化するには、国内では道路交通法の改正が必要だ。
 現行の交通法規は自動運転を想定していない。道交法第70条では
 「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し」
 なければならないと定めている。ハンドルから手を離して自動運転を行動で走らせれば、
 道交法70条に違反してしまう。

・品川~名古屋間280kmのうち、86%はトンネル。名古屋~大阪間は未定。


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