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「光媒の花」を読んだ所感。

2019年01月04日 22時22分23秒 | 読書

光媒の花

道尾秀介 著

定価(540円+税)
集英社文庫

2012年10月25日発売


道夫秀介の本は初読み。
ジャンルとしてはミステリー、んー、こういうのってなんていうのだろう、ジャンル。
日常というジャンルでくくるにはあまりにも刺激的だしな。ホラーではない。アクションでもない。

6章に分かれていて、それぞれ主人公が異なる。主人公視点で物語られる。
それぞれの主人公が有形無形につながりをもって、
たまたますれ違った場合や友人という場合などもある。
悲運な運命にそれぞれにたどっている主人公の人生が垣間見える。
人様の人生の一端をのぞき見ている感じ。

街中でただすれ違う人ってすごく多いじゃないですか。
職場でも。そうだし。
だけど、そういう気にも留めない人にもそれぞれ人生があって、毎日があって、
苦しいことや辛いこと、ちょっと幸せもやってきたりする。
そういう営みが小説となっています。

雰囲気的には一つ前に読んだ「不連続の世界」に世界観は近いと思う。
でもこういうのってどういうジャンルっていうの?
アマゾンで調べてみたら日本文学とか出るし。そういうことじゃないかなってw

読み物としてとてもおもしろかったので、
道尾秀介の本はもう1冊は読んでみようと思います。


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