勝田茂樹の活動BLOG

子育て・車・バイク・読書の情報BLOG

「DINNER(ダイナー)」を読んだ所感。

2019年01月06日 22時41分33秒 | 読書


DINNER

平山夢明 著

定価(740円+税)
ポプラ文庫

2012年10月5日発売


6時間で読了、540ページ。トイレ以外布団から出ていない週末。
平山夢明は稀代のグロテスクリアリズム作家。
読んだのは「他人事」以来の2作目。相変わらず痛快である。
とにかく凶悪犯罪史に造詣が深い作者。
ダイナーはアメリカ版定食屋の意味、簡単に言えば装丁にもなっているハンバーガー屋だ。
ただし、殺し屋専門会員制の。

出てくる殺し屋は実在した快楽殺人犯をベースとしていて、
その生い立ちやいたぶり方に痛みを感じつつ、調理描写が素晴らしく、
グロテスク→グルメ→グロテスク→グルメのまさにハンバーガーになっている。
「この本おもしろかった!」と人に勧めたらまず間違いなく人格を疑われるなような小説だけど、
あえて言う、挑戦しようぜと。

これが活字のおもしろさですよ、吹っ飛んじゃってください、と。
ちなみに、今年映画化もされるそうだ。主演は藤原竜也、見てみたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿