『絆』日記

~ありがとう~

マザー・テレサとマーティン・ルーサー・キング・ジュニア

2010-08-25 04:09:26 | プチ哲学
皆さん、『尊敬する人を教えてください』といわれて誰の名前を挙げますかこの問いに私が即座に挙げるのは二人マザー・テレサと、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアですそして、2010年、今年はマザーテレサ生誕100周年マザーテレサ・・・彼女の生き方を感じる度にいつも心が熱くなるのを感じます宗教に関係なく、どこまでも自分の信念を貫き通し、社会的弱者のために全てを捧げた彼女の生き方その生き方は私利私欲に生きる人間とはかけ離れたまさに聖人の域のだと感じています彼女の言動一つ一つが我々にどれだけの大きい意味を与えたのか計り知れません自ら貧困層のスラムに足を踏み入れ、どこまでも自らの足で歩いてて貧しい人のために尽くした彼女の偉大さには頭があがりません彼女はいいます『この世界は食べ物に対する飢餓よりも、愛や感謝に対する飢餓の方が大きいのです』『この世で最大の不幸は、戦争や貧困などではありません。人から見放され、「自分は誰からも必要とされていない」と感じる事なのです』とつまり、『愛』とは人間らしく生きるということ、そして『愛』こそがが全ての原動力であるということなのです愛を与えて与えられて、愛に満ち足りた生活をしていなければ、誰もが本来の豊かな生活ができるのです十数年前、1カ月間インドを訪たことがあります夜明けとともに人々の喚き声、人力車のカタカタとでこぼこ道を走る音、バスや車のクラクションが勢いよく聞こえてきます一歩外に出ると外気は埃と塵が舞い、耳の穴の中までが埃で真っ黒になりましたそんな厳しい環境の中、街角には幼子を抱え見るからに生きる気力を失っている乳飲み子を抱えた母、子供だけで寄り添って道路の片隅に座り物欲しげにこちらろみるあの眼差しを今でも鮮明に覚えています自分に延びてくる小さな手、また手そして手・・・這い上がろうにも這い上がりきれない社会のハイアラキ-に埋もれた人々を横目にスーツ姿の会社員が足早に会社へ向かっていますマザーテレサの言った『最大の貧困は愛のないこと』であるということが心に沁みわたりましたまるで彼らの存在は無いかのように社会まわりが、そして人々がそこで生活をしているそれこそ自分は何のために生きているのか、なぜそこにいるのか自分はまるで透明人間かたんなるモノ・・・偶然にもカルカッタ滞在中に訪れた彼女が設立した孤児院施設を併設している小さな教会に祈りを捧げに行った時、まさに奇跡をみましたお祈りの最後に小さな小さなマザーテレサがゆっくり、ゆっくり前へでてお祈りを捧げたのです『え』その姿を観て身震いしましたすると自然に涙が溢れでて止まりませんでしたどれだけの事をこの小さな身体で成し遂げ、どれだけの熱い思いで今まで歩んできたのかそして開いている窓の向こうから聞こえるインドの人々の『生』の音彼女の熱い想いが空気を伝わり自分のところまでくる気がしてなりませんでした私が彼女と人生の中ですれ違った数分・・・それは私に大きな意味を持たされての重なり合う時間だったのだと信じていますきっと彼女に『あなたも常に周りの皆さんに愛を与えてくださいあなたならできます』と言われているのではないかと『愛』は綺麗事ではありません『愛』は生きる原動力なのです誰かのために何かをする、自分のできる範囲でやれることは全力で寄り添って共に進むこれが全ての答えですねきっとどんな行いであっても『愛』があれば相手に通じる日がきますからそういえばアメリカの大学に在籍中、私は学部からスコアーのいい生徒が数名もらえるという奨学金をいただいたことがありますその奨学金の名前は『Martin Luther King, Jr奨学金』でした『Martin Luther King, Jr奨学金』との名前を見てそこにもまた自分の生きる道を示された気がしましたマザーテレサ、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの想いを継承していける人間で常にありたいと思います有難うございました素敵な夜を

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2 コメント

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Unknown (Kana)
2010-08-25 10:50:16
アメーバのプロフィールにも載せてるけど、尊敬する人物は、孔子とマザー・テレサだなぁ ひでち、言ってたよね、マザー・テレサを実際見たって とんでもなく柔らかくて優しいオーラに包まれているんだろうなぁ 私の記事にも2、3彼女の残した言葉を載せたけど、初来日の際、こうも言ってたね・・・「日本人はインドのことよりも、日本の中で貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです。愛はまず手近なところから始まります。」「(世界平和のために私達はどんな事をしたらいいですか、という問いに)帰って家族を大切にしてください。」って 私も本当にそう思う。本当に世界中を愛で満たしたいと思うなら、平和を高らかに訴えるよりも、海外の貧しい国にボランティアに行くよりも、一番大事なのは自分のすぐ周りの人たちと愛を分かち合うことだと思うな マザー・テレサはノーベル平和賞受賞の時もいつもどおりサリーにサンダルの質素な恰好で、特別な正装はしなかったって言うじゃない?それが彼女の本質を象徴しているよね 世界はどれほど多くの「偽善」で溢れていることか・・・。ほんと、「身近な愛」こそ大事にしていきたいよね
キング牧師も素晴らしい人物だね 個性の「区別」は良いことだけど人種等による「差別」は本当に愚かなこと 
それにしてもひでち、そんな奨学金もらってたなんてすご~い それはキング牧師に対する思いも熱くなるよね サラジョーが習ったあのキーキーもアフリカン・アメリカンだから、いろいろ思うところは大きいだろうな。。クリスマスの時も、欧米の「クリスマス」じゃなくて、アフリカの伝統的な冬の祭の形式でしたんだよ、クラスで 
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Unknown (ひでち)
2010-08-26 12:50:00
Kanaちゃん、本当にそのとおりだよ『隣人を愛せよ』のようにまずは隣りにいる自分を求めている彼女、彼を守らなくてはいけないよね資本主義だからかもしれないけれど『皆我こそは』と自分の権利や自分の所有物ばかりを訴えて、すぐ隣で明日の朝の食事にありつけない人には目もくれないし、気がつかない人が多いと思うそうそう、どんな状況においても『愛』が一番なんだよねいつも、優しい『愛』をKanaちゃん有難うです奨学金・・・でもね、金額的には大したことないのよでもそう、自分が認められたことが嬉しかったなぁ【成せば成る】だよね
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