加藤敏春ブログ:21世紀の経済評論を語る!

2000年度東洋経済・高橋亀吉最優秀賞等を受賞。地域通貨「エコマネー」提唱者。

京都の昼、木屋町通で休憩し幕末に思いをはせる

2005-11-04 00:32:32 | Weblog
 21日の午前京都市役所での会議が終わり、昼休みにその隣にある京都ホテルで昼食を取りながら休憩しました。京都ホテルは、幕末佐久間象山と大村益次郎が暗殺された場所です。
 佐久間象山は幕末の兵学者であり、弟子には勝海舟、吉田松陰、坂本龍馬などがいます。公武合体論者であったため尊王攘夷派から疎まれ、元治元年(1864年)7月11日夕刻、二人の刺客に命を奪われました。そのとき象山が叫んだという「お前は日本一の大馬鹿野郎だ」という言葉は、大事を前にして死んでも死に切れなかった象山の気持ちを物語っています。享年54歳。
 大村益次郎は明治維新以降、徴兵令や廃刀令などを敢行して近代兵制の確立に尽力しましたが、明治二年(1869年)9月、反対派に襲われ命を落としました。享年46歳でした。
 三条通の北側には、新撰組が勤王浪士を襲った池田屋騒動の跡があります。また、三条通を下がったところに、坂本龍馬寓居の跡があります。ここは海援隊の京都本部として日夜新しい国づくりの作戦が練られたところです。その前の通りは今でも「龍馬通」と呼ばれています。
 京都は、アイコンを押すと幕末に思いをはせる場所でもあるのです。

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