加藤敏春ブログ:21世紀の経済評論を語る!

2000年度東洋経済・高橋亀吉最優秀賞等を受賞。地域通貨「エコマネー」提唱者。

「グリーン経済」に向けた提言

2006-04-13 00:12:56 | Weblog
 NPO「環境文明21」(加藤三郎代表)は、このたび私たち人間の立場から見て望ましい「グリーン経済」のあり方について、「食べる」、「働く」、「買う」という3つの視点とそれを支える「適正な規制と経済的手法」からビジョンを出しました。今回は、それをご紹介したいと思います。
 ー「食べる」
  -食料自給率を高める
  -農業の価値を再認識し、若者が安心して農業に就業できる仕組みを作る
 -「働く」
  -働き方の多様性を認め、労働に対して経済的にも社会的にも正当な評価が与   えられる評価制度の導入
  -男女ともに、次世代の担い手である子供が育てられる働き方をする
 -「買う」
  -地域の個性と伝統文化を大切にし、それを根っこにもつ地域経済を育てる
 -「適正な規制と経済的手法」
  -予防原則(EUなどで採用されている考え方で、必ずしも科学的知見が十分   ではない段階でも、将来のリスクを考えて環境保全のための事前規制をする   という原則)に基づいて適時・適切に規制を行うこと
  -特にCO2については、固定・移動発生源に対する規制を早急に行う

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