先のブログ記事の資料1〔=都道府県別の高齢者(75歳以上)人口の推移〕と資料2〔=都道府県別の高齢者(65歳以上)人口の推移〕から、高齢者人口の東京集中の度合いを推計すると、次のようになる。
・75歳以上人口の比率:東京都/全国 ⇒ 123.4/1419.4=1/8.69(2010年)、197.7/2178.6=1/9.07(2025年)
・65歳以上人口の比率:東京都/全国 ⇒ 267.9/2948.4=1/9.09(2010年)、332.2/3657.3=1/9.08(2025年)
つまり、今から東京五輪(2020年)が終わった後の頃まで、日本の高齢者(75歳以上・65歳以上)の9人に1人は東京都在住ということになる。東京都は日本で最多人口なので当然と言えば当然かもしれないが、実際に数値で表すとこうなる。
また、高齢者の世帯形態の推移と将来推計(75歳以上・65歳以上)は、それぞれ下の資料1・2の通り。これと上記の推計結果を合わせて考えると、高齢者の「単独世帯」と「夫婦のみ世帯」に係る高齢者人口は次のように推計される。
・75歳以上
<2010年> 269万世帯×1人/単独世帯 + 225万世帯×2人/夫婦のみ世帯 = 719万人
⇒ うち東京都: 719万人 × 1/8.69 = 83万人
<2025年> 447万世帯×1人/単独世帯 + 370万世帯×2人/夫婦のみ世帯 = 1,187万人
⇒ うち東京都:1,187万人 × 1/9.07 = 131万人
・65歳以上
<2010年> 498万世帯×1人/単独世帯 + 540万世帯×2人/夫婦のみ世帯 = 1,578万人
⇒ うち東京都: 1,578万人 × 1/9.09 = 174万人
<2025年> 701万世帯×1人/単独世帯 + 645万世帯×2人/夫婦のみ世帯 = 1,991万人
⇒ うち東京都: 1,991万人 × 1/9.08 = 219万人
即ち、2010年における東京都の『高齢者のみ世帯の人口』は、75歳以上では約83万人(cf.2013年10月現在の佐賀県の人口は約84万人)、65歳以上では約174万人(cf.2013年10月現在の熊本県の人口は約180万人)になっている。
更に、2025年における東京都の『高齢者のみ世帯の人口』は、75際以上では約131万人(cf.2013年10月現在の青森県の人口は約134万人)、65歳以上では約219万人(cf.2013年10月現在の長野県の人口は約212万人)と推計される。
次の都知事は東京五輪の顔になると仮定すると、2022年までは都知事の任に当たっていることになる。来月9日の都知事選を控え、この2025年における東京都の『高齢者のみ世帯の人口』の増加を見越した政策を掲げている都知事候補者が誰であるか、都民にとってはとても重要な選択基準になっていくのではないだろうか。
<資料1>
(出所:厚生労働省資料)
<資料2>
(出所:厚生労働省資料)
・75歳以上人口の比率:東京都/全国 ⇒ 123.4/1419.4=1/8.69(2010年)、197.7/2178.6=1/9.07(2025年)
・65歳以上人口の比率:東京都/全国 ⇒ 267.9/2948.4=1/9.09(2010年)、332.2/3657.3=1/9.08(2025年)
つまり、今から東京五輪(2020年)が終わった後の頃まで、日本の高齢者(75歳以上・65歳以上)の9人に1人は東京都在住ということになる。東京都は日本で最多人口なので当然と言えば当然かもしれないが、実際に数値で表すとこうなる。
また、高齢者の世帯形態の推移と将来推計(75歳以上・65歳以上)は、それぞれ下の資料1・2の通り。これと上記の推計結果を合わせて考えると、高齢者の「単独世帯」と「夫婦のみ世帯」に係る高齢者人口は次のように推計される。
・75歳以上
<2010年> 269万世帯×1人/単独世帯 + 225万世帯×2人/夫婦のみ世帯 = 719万人
⇒ うち東京都: 719万人 × 1/8.69 = 83万人
<2025年> 447万世帯×1人/単独世帯 + 370万世帯×2人/夫婦のみ世帯 = 1,187万人
⇒ うち東京都:1,187万人 × 1/9.07 = 131万人
・65歳以上
<2010年> 498万世帯×1人/単独世帯 + 540万世帯×2人/夫婦のみ世帯 = 1,578万人
⇒ うち東京都: 1,578万人 × 1/9.09 = 174万人
<2025年> 701万世帯×1人/単独世帯 + 645万世帯×2人/夫婦のみ世帯 = 1,991万人
⇒ うち東京都: 1,991万人 × 1/9.08 = 219万人
即ち、2010年における東京都の『高齢者のみ世帯の人口』は、75歳以上では約83万人(cf.2013年10月現在の佐賀県の人口は約84万人)、65歳以上では約174万人(cf.2013年10月現在の熊本県の人口は約180万人)になっている。
更に、2025年における東京都の『高齢者のみ世帯の人口』は、75際以上では約131万人(cf.2013年10月現在の青森県の人口は約134万人)、65歳以上では約219万人(cf.2013年10月現在の長野県の人口は約212万人)と推計される。
次の都知事は東京五輪の顔になると仮定すると、2022年までは都知事の任に当たっていることになる。来月9日の都知事選を控え、この2025年における東京都の『高齢者のみ世帯の人口』の増加を見越した政策を掲げている都知事候補者が誰であるか、都民にとってはとても重要な選択基準になっていくのではないだろうか。
<資料1>
(出所:厚生労働省資料)
<資料2>
(出所:厚生労働省資料)
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