軽井沢高校 校長日記 『つれづれ軽井沢だより~乞う「ちょうどええ」』

学校の様子を校長の視点から伝えたいと思い、校長日記を書くことにしました。授業日毎日更新を目指します。ご愛読ください。

12月10日(金) 月火水墨金曜日 176

2010-12-10 17:48:53 | 日記
 
 写真は、朝の挨拶に立った後、校長室の前から正門の方向を撮ったものです。
 昨日から降り続いた雪が前回降った時よりも積もって、報道によると12cmだそうで、まさに白と黒の「水墨画」の世界ですが、朝早くに来て雪かきをしてくれる人がいるおかげで、通路と駐車場の雪はしっかり取り除かれています。
 感謝、感謝です!

 今日の午前中は、JICA駒ヶ根訓練所職員の塩澤さんと、青年海外協力隊員として南米ベネズエラに行っていた田中さんのお2人が「出前授業」に来てくださったので、担当の長嶋先生と一緒に校長室で3時間目の前にお話をしました。
 塩澤さんは3時間目に1年国際文化科の生徒にJICAの概要の話と異文化体験ゲームをしてくれました。
 田中さんはご自身の体験談を、4時間目には1年国際文化科の生徒に、5時間目には2年の国際文化科と普通科文系コースの生徒にしてくれました。
 今日の授業の様子は、軽高ホームページのトップページからご覧いただけます。
 そのうち、5時間目の授業を見させてもらいましたが、話の中で青年海外協力隊に参加したときの自分の気持ちに触れて、「皆さんもやらないで後悔するより思い切って色々なことをやってみた方がいいと思います」と言う姿に、田中さんの生き方というか信条のようなものが感じられました。

 授業前にお2人と校長室で話をしたあと、11時過ぎに生徒指導主事の山極先生と町役場に行きました。
 先月生徒と先生で実際に通学路を歩いた時の写真と資料を持参して、通学路で暗い箇所に街灯を設置していただけないかという話をしました。
 さらには、以前からお願いしている町内循環バスの運行の改善についてもその後の状況を伺いました。
 課長さん、課長補佐さん、担当の方、皆さんいつも丁寧かつ前向きに対応をしてくれるので、本当にありがたいと思っています。

 放課後は、世界エイズデーにちなんだ保健委員会主催のクリスマス健康フェスティバルを覗いてみました。
 保健室一杯に生徒が入っていて、保健委員のエイズに関する発表や出席者参加のクイズなどをやって盛り上がっていました。
 今日に向けてしっかり準備をしてきたんだなあという思いと、参加してくれる生徒がこんなにいるんだという感慨がありました。

 続いて、生徒会本部主催の「軽高会議」の校内討論会にオブザーバー参加をしました。
 この会は3学期に開催される予定の、本年度第2回目の「生徒・保護者・教職員の3者でつくる軽高会議」に向けて、生徒と職員で、論点を整理し今後の取り組みの方向性について話し合うためのものだと聞きました。
 生徒代表と職員代表、合わせて15名ほどによって、形式的でなく、実質的で率直な話し合い・意見交換が行われていました。
 職員のサポート体制も含めて、本校における生徒会の「可能性」とか「将来性」のようなものを強く感じました。

 校長室に戻ると、今日の保健委員会のイベントの趣旨を書いたカードとお菓子が入ったかわいいビニール袋が机の上に置いてあります。
 事務室の中野さんが「校長先生が参加してくれたので、と言って生徒が持ってきました」と言います。
 こういう気配りにいつもながら頭が下がります。

 これからPTA正副会長さんとの会議とその後の会があるので、学校を出ます。
 寒い一日でしたが、日中天気はすっかり回復して日向の雪はだいぶ溶けました。
 それでは。