くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

プリマダム 最終話

2006-06-22 17:30:35 | ドラマ

黒木さんはやはり宝塚出身というだけあり、舞台栄えしますね。

白の衣装にティアラでそれは美しいお姫様でした。

そして自分が舞台を引っ張っていくと気迫がひしひしと伝わって、みるからに優雅で

すばらしい発表会でした。生でご覧になったかたはラッキーですね。

高い倍率で当選されたかた、本当におめでとうございました。

*******************************
先週、万田家の4人が舞台に立っていたころ嵐子の容態が急変していました。

緊急手術となった嵐子。ぎりぎりまで嵐子は遥生の心配ばかりしていました。

畠山に「空港にお願い」と言い手術室に運ばれていきます。新藤先生お願いします。

 

万田家の人たちは遥生のためにご馳走をと言いながら帰りましたが、いきなり

嵐子の手術の連絡が入り、飛んでいくことになりました。

待つ間のじりじりとした心配と焦りで皆疲れがにじんでいます。どうしても最悪な

ことを考えてしまう遥生。「母さん、死んじゃやだ」佳奈も高太郎も大丈夫だと

励ましますが、廊下での時間はひたすら長く辛いものです。

数時間が経過しようやく出てきました。新藤先生・・君が遥生君か。もう大丈夫だ。

ありがとうございました。まだ麻酔が効いてますから。しかし手を握る遥生は

「母さん僕の手を握った」と嵐子から離れたくない様子。皆で説得せねばなりません。

お母さんはぎりぎりまでパリ行きを気にかけていたこと。畠山が成田に送るからと

言い、佳奈は嵐子との約束を守って!と。

遥生もようやく自分の道を行くべきだと悟ったでしょうか。

万田家の皆に、きちんと挨拶をしています。すてきなプリンシパルになるのよ!

 

教室のメンバー達は続々と楽屋に集まります。各々が化粧を始め、そろそろ

リハーサルという時に佳奈から連絡が入りました。

嵐子の容態がよくないということ。だからいけそうにないということ。

   まさか、来れないのか?お前今日のためにむちゃくちゃ練習したじゃないか。

   皆、まってるぞ。うちの家族のために早めてくれたんだし。・・でも・・

   ・・・わかった。自分で決めろ。

どうしても来れそうにないことを匠先生に伝えますが残念なことは皆同じ。

匠先生は代役を立てるといいますが、笑子は本番まで3Hあるから待ちたいと。

しかし佳奈はトゥーランドットは笑子の役だったからぜひやってほしいというばかり。


さて楽屋には、家族などが挨拶に見えています。夏芽の元夫が現れました。

ご無沙汰しています。忙しいのにわざわざありがとう。子供を連れてきていたので

高太郎があの子は?冬芽に聞いてみました。夏芽の元夫は再婚し、そこで生まれた

子のようです。みるみる店長の顔が高揚し元気になりました。何度もアタックしか

けながら、二の足を踏んでいたのでしたね。

高太郎も「障害がなくてよかったですね」嬉しそうな店長です。

次は笑子の夫。サンパウロからメールと共に。踊るところを見たかったけれど

行けなくてごめん。差し入れと花束の気配りでした。そして次々と訪れます。

ふと、笑子はすねた子供のようにぽつんと言い出します。

  私、佳奈さんが来るまで踊らない。みんながそろわなきゃ発表会やる意味ない。

次々と賛同する生徒達。「匠先生、皆、佳奈さんがくるまで踊らないと言ってます。」

店長が客席に向かってアナウンスし始めました。

  開演の時間が過ぎていますが事情がありましてしばらくの間、幕を開けるのを

  遅らせていただきます。「どのくらい?」今のところはなんとも。


楽屋では高太郎が必死に説得しています。お客さんがきてるんですからやりましょう

よ。笑子さんは100人も招待したのでしょう?見てもらわなくていいのですか?

でも笑子も言いたいことはあります。自分の役を譲って、しかも時期を早めたのよ。

  この発表会が終わったら熊本に行っちゃうんでしょ?揃ってやりたいの・・・。

こんな楽屋に、高杉民江はこちらですか?なんと外交官の夫が海を渡って帰って

きたのです。驚く民江に「あんな電話貰ったら帰らないわけにはいかないだろう?」

赴任したっきり5年帰らなかったのに。なんだか夫婦っていいですね・・。夏芽は言う。

一度結婚に失敗しているからもう夢は見ないと思ってたんですけど、バレエを始めて

毎日、生きてるって感じがするんです。何かうちのやつもそう言ってたね。

万田さんのご夫婦は私の理想なんです・・。説得が決まらない高太郎ですね。

 

その頃、目を覚ました嵐子は自分が生きてることを実感し、佳奈からよく頑張ったと

いわれています。遥生をしきりに気にするので畠山に電話してみると飛行機の遅れ

でまだ空港にいた。遥生と話したい嵐子・・・「もしもし、かあさん大丈夫?」

  「一緒に踊るって約束したでしょ!それから・・・」「レッスンさぼるなでしょ?」

  「遥生、もう行きなさい。」「はい、お母さん」

ようやく遥生も安心してパリへ行けるでしょうか?

がんばれ、遥生。この先、ヨーロッパで大変なことがあっても私が力になりますから。

そんな畠山に「大丈夫!土井バレエ団の皆に踊る楽しみをもらったから」

そして母さんが僕に教えてくれたから。どんな事にもチャレンジする強さを。

中1の子供がこんなセリフを言うのです。天才という名をほしいままにしながら、

決して努力を怠らず、日々邁進していくこと。きっとわかってるのね。

 

嵐子は夢を見ていたと言います。発表会で二人でライトを浴びて。すごく楽しかった

夢から覚めて生きてるんだと思ったら踊りたくなっちゃった。元気になったらもう一度

踊るわ。だから佳奈もバレエ続けて!そして二人だけの発表会やろう!

こんな二人のところに舞と結が飛び込んできました。まだ発表会は始まっていないと

いう報告に、嵐子は「佳奈、行きなさい!」

車のなかでメイクする佳奈。ケータイで連絡を取る舞。舞台はもうすぐ。

 

高太郎が客席にアナウンスをしています。

そしてカーテンの陰では、店長が夏芽にプロポーズ。

舞い上がる店長はバレエシューズではなくスリッパでしたね。

佳奈は、高太郎に言いたかった・・。

   私ね、どうして踊りたかったか少しわかった。

   あのね、私、これがゴールじゃないの。

   また明日から新しい自分に出会うような

   そんな気がするのよ。モスラだって蝶になりたいの。

そして、トゥーランドットの音楽に乗り、華麗な舞台は始まった。

******************************
思い続けることは叶うということ。

佳奈の思いはただ、バレエをすることでした。主婦でありパートもこなし、

時間の限りを尽くして、さらに自分の夢を実現させようとする姿に、

いつしか、家族が理解し、協力してくれましたね。

佳奈のエネルギーが周りを巻き込みやがて発表会という舞台まで設定して

しまいます。

いつも誰かのために奔走してきた佳奈は最後の最後にやはり嵐子のために

せっかくの舞台を諦めようとします。

しかし、諦めない人がいてくれた!

一人佳奈を待つと言ってくれた笑子。

佳奈がどれほど踊りたいか知ってるのも同じようにバレエを愛していたから。

佳奈が回りに与えてきた温かいものを今こそ返すのだといわんばかりでした。

主婦の自分探しのようでもありますが、

しかし佳奈は自分のやりたい事ははっきりわかっています。

そしてここからがスタートなのだとも。

   私ね、どうして踊りたかったか少しわかった。

   あのね、私、これがゴールじゃないの。

   また明日から新しい自分に出会うような

   そんな気がするのよ。モスラだって蝶になりたいの。

高太郎に言うことで、自分の思いをしっかり確認したような佳奈です。

熊本での新しい生活でもきっと佳奈は、バレエを通して、新しい自分に会えるわね。

発表会、素晴らしかったですね。すっかり魅了されてしまいました。

息があがっていた黒木さんでしたが、挨拶が途中で切れて残念でした。

 

    高太郎&ジェロニモイラスト  発表会は二の線の古田さんでしたね♪

 

 



19 コメント

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ルルさん♪ (かりん)
2006-06-25 19:32:23
こんばんは!

いつもありがとうございました。

ワンクール終わってみると本当に楽しめたと達成感みたいなものが沸いてきますね。



最後の生の発表会は本当にステキでした。

嵐子の病状が良ければ明菜にも踊ってもらえたのに残念ですね。せっかくキャスティングされてるのにもったいない・・理由があるのかしら?



夏ドラマももうそこまできています。

またよろしくお願いしますね。
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終わりましたね~ (ルル)
2006-06-25 14:49:02
こんにちは!



放送が切れたり

嵐子の病気で引っ張ったりと

踊りが良かっただけに

もったいない最終回でしたね~。

残念ですが、小林さんは素敵な方でした(笑)



ところで、4月期はありがとうございました。

また共通のテーマで語れたらと思います。



でわでわ~。



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mikiさん♪ (かりん)
2006-06-24 00:11:15
こんばんは!



とうとう最終回でした。

>思っていたよりも皆さんお上手だし黒木さんもここという時はさすが女優の顔で映えますね。

mikiさんはバレエなさってるから専門的にわかるでしょう。

私なんて全然わかりません。

でも綺麗なものは綺麗というごくありきたりな印象ですけど、迫ってくるものがあったので良かったと思いました。

あの場にいて生で見れた人が羨ましいですね。

最後まで挨拶などで楽しまれたようです。

とにかく終わってしまいました・・。

次はCAのお話。

mikiさんはご覧になりますか?
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ikasama4さま♪ (かりん)
2006-06-23 23:56:49
こんばんは!



舞台挨拶の初めの古田さん、「あなたの・・」でしたっけ?

皆さん、ここで笑いたかったみたいですが、その前に説明があり厳重に笑わないように言われてたらしいですね。

TVは切れてしまったけれど延々と出演者挨拶が続いて大サービスだったようです。

終わったら1時近くだったそうですよ。

明菜も元気になりましたって登場したそうです。

勇翔君と夏帆ちゃんは登場しなかったようですね。

生で見て、さらに家でもう一回録画を見たと書いていましたね。

エキストラの人って拘束されるけれど、じかにスターを見れるし、けっこういいかもね?



先ほどのクロサギもエキストラの方たちの様子がわかってなるほどって思いました。

今まで感じたことのない感情が生まれましたよ(笑)
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Lady-eさん♪ (かりん)
2006-06-23 23:45:04
こんばんは!



最後の挨拶は黒木さんでしたね。

もう佳奈はどこにもいなかった。

ストーリーも中途半端でした。

気になるエピが3箇所はあります。



舞台の方は挨拶が盛り上がったそうです。

けっこう拘束されていたようですね。

皆さんどうやって帰られたのか。

都内であればいいのですけど。

でも一生の記念になったでしょうね・・。
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くうさん♪ (かりん)
2006-06-23 21:50:33
こんばんは!



TBが後から飛びました。

何でだろう??不思議ですがめでたしめでたし♪



ストーリーが全部半端でしたよね。

私はストーリーを書いてるのでちょっとがっくりしてしまいました。

続きを知りたいですね・・。でも視聴率があんまり、らしいのでSPはないでしょうね・・(しょんぼり)



>万田家は、本当に素敵な家族でしたね。

初めの頃と性格ががらっと変わりましたね。

それは畠山もそうでした。

脚本家が日替わりで書いてるのか?なんて思ったり。



明日、ジェロニモに会えますから・泣かないでね。

でも明日で本当にお別れ・・がっくり。
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まこさん♪ (かりん)
2006-06-23 21:44:48
こんばんは!

そうかあの舞台ではもう佳奈じゃなかったのね。

宝塚の黒木さんだったのね。

すごい華麗な舞台でしたよね・・。

全部を自分のところに持ってくるという気迫が伝わってきて圧倒されてしまいました。



あれを皆揃って練習したのは少なかったんでは?という意見がありました。揃ってなかったですか?

私はただ目がくらくらして、それだけで十分楽しませてもらった気分でしたが。



実際、笑子と夏芽のシーンはベテランという域にいたのではないでしょうか?

それにしてもみなさん上手でしたね~~♪



そうそう、どんなに経験があっても本番は緊張するものですよね。皆さんのドキドキ具合も、終わってからの安堵具合も全部伝わってきましたね。

本番はだから面白いですわ♪



舞台挨拶に明菜が来たらしいですね。

終わりはかなり遅かったそうです。
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ちーずさん♪ (かりん)
2006-06-23 21:36:06
こんばんは!



嵐子と佳奈の出会いが最もこのドラマでの軸だったのですね。

二人の子供のころの友情が大人になっても生きていたのがこうして周りを巻き込んで、すてきなものに仕上げていったということに尽きますか。



嵐子と遥生の関係も確かに微妙だったかもしれません。

それに佳奈と高太郎も初めのうちは横暴で関白な雰囲気でした。

嵐子と再会し、バレエを始めたことがとても大きいです。

>夢があるって、素敵なことだなぁと改めて感じさせてくれたドラマでした!

いくつになっても夢を持ち続け、実現に向かって努力するのがやっぱり一番ですね。



発表会がとても楽しめた最終回でした♪
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アンナちゃん♪ (かりん)
2006-06-23 21:16:45
こんばんは!



発表会、良かったですね♪

こんな楽しいひと時がもててエキストラに当たったかたは最高だったでしょうね。



>いくつになっても好きなことに夢中になれるっていいな~って。

本当にそうね。年齢は関係ないですよね。

何かに夢中になれたらきっと毎日が生き生きするわね。



万田家の結束が固いのが良かった。

初めのうちはお手伝いもしないし、バレエをやりたい佳奈を絶対に認めなかったのに、いつのまにか高太郎も夏帆もやっている・・。

ノリノリの楽しい一家でもありました。



熊本に行っても楽しい何かをみつけてやってるね、きっと!

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レベル999さん♪ (かりん)
2006-06-23 21:07:47
こんばんは!



いつもありがとうございます。



あの舞台はとても映えて華麗な仕上がりでしたね。

あの後も、挨拶が続いて帰ったのは1時ごろとか書いてありました。



せめて挨拶がちゃんとできればね・・

そういえば明菜も挨拶に現れたそうです。

けど勇翔くんや夏帆ちゃんは出てこなかったとか。
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こんにちは (miki)
2006-06-23 09:51:02
かりんさん

トラバが行ってなかったようでゴメンなさいね♪

コメントまで遅くなりまして。。



最終回の日が来てしまって寂しいですね。

思っていたよりも皆さんお上手だし

黒木さんもここという時はさすが女優の顔で映えますね。

会場にいた人はきっとテレビ以上に楽しめた事でしょうね。

羨ましい限りですね。



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こんばんは (ikasama4)
2006-06-23 00:05:04
似顔絵リンク、バッチシですね。(笑)



ひっさびさに観客の方が羨ましいと思ったなぁ。

あのドラマの続きが聞けてるんですからねぇ。



テレビとしての終わり方は残念だけど

あの会場であの雰囲気を味わった方々には

最高の一時だったのでしょうねぇ。

あーつくづく羨ましい。(残念)
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こんにちは (Lady-e)
2006-06-22 23:25:46
そうねぇ

なーんか最後が中途半端でしたよねぇ

挨拶最後まで流れるわけでもなく

繋いで、最後を作るわけでもなく

残念な感じでした
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ありゃ? (まこ)
2006-06-22 21:16:37
途中で送信されてしまいました

昨日から発表会のシーンのみ、何度も再生してはうっとり

本放送の時は、つい笑子さんと夏芽さんばかり目で追ってしまったので、じっくり一人ずつを堪能しました(笑)。

女優歴や、舞台歴が長くても、何だか皆さんこの異質な雰囲気に緊張されてる様子がありありと…

見てるこっちも何だか緊張しましたわ~

あ~、楽しかった!
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こんばんわ~ (くう)
2006-06-22 21:12:25
さっきはgooさんにちっともアクセスできず、やっと来れました(; ;)

楽天も重くて変だったし、トラバ、もし良かったら

また試してみてくださいませ。



ドラマのストーリーとしては破綻してしまった最終回でしたが、

発表会は良かったです♪

万田家は、本当に素敵な家族でしたね。

これで高太郎さんに会えないと思うと、残念(+_+)

でも、まだ土曜日にジェロニモに会えるけど。。。(^_^;)
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無事、終了~♪ (まこ)
2006-06-22 21:11:35
何だか時間は無くなるわ、佳奈ではなく素の黒木さんになっちゃってるわで慌しいラストでしたが、バレエのシーンは満喫~
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Unknown (ちーず)
2006-06-22 20:42:12
かりんさん、こんばんは!



もしも嵐子と佳奈が出会えなければ、

佳奈と高太郎の夫婦仲もこんなに微笑ましいものじゃ

なかっただろうし、

嵐子だって遥生のことでもっと悩んだのかも。

そしてバレエスクールの生徒たちだって、

夫とわだかまりを持ったままだったろうし、

恋ともめぐり合わなかっただろうし。



夢があるって、素敵なことだなぁと改めて感じさせてくれた

ドラマでした!

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良かったです~ (アンナ)
2006-06-22 19:49:47
かりんさん こんばんは!



発表会が全てになってしまいましたが

このドラマを見て、いくつになっても

好きなことに夢中になれるっていいな~って。

そして、好きなことを通じて知り合った仲間って

いいな~って。

万田家の家庭も素敵でした。

高太郎さんと佳奈さんの夫婦バレエ

良かった良かった
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お世話になってます (レベル999)
2006-06-22 18:34:19
いつもお世話になります。



>息があがっていた黒木さんでしたが、挨拶が途中で切れて残念でした。



挨拶くらい最後まで放送して欲しかったですよね(^_^)b
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