ギャルサー 第５話

先週に引き続き今週もほろっとさせられました。何しろ涙腺弱いもんで、すぐに

貰い泣きしてしまうんですけど。それにしても今週のジェロニモ＠古田の弾けっぷり

ときたらますます爆笑。この人が、物言うたびにあたしゃ、コケてしまうわ。

言い訳はいかんと言ったその口から湿気のせいで腰痛がひどくて食料を忘れたと。

なかなかステキじゃない。うんと軽蔑される、言い訳の天才になってみたりする姿。

 

ところでみなさん、言い訳します？何がどういう風に言い訳なのかちょっと区分が

難しいですね。自分の失敗や過失について他の理由をつけて自分の正当性を

主張すること。広い意味で弁解・弁明もこの中に入ります。これが言い訳です。

例えば遅刻した場合。目覚ましが壊れて起きれなくて遅刻しても、３０分早い電車に

乗ったのに事故で止まってしまい遅刻しても、結果として遅刻なんだから言い訳に

なってしまいますね。その理由がどうであれ、すべてを引き受けることができるか

どうかでその人間性が見えてくるようですね。学生時代、教授から言い訳は一切

しないようにと言われ続けてきたのにあれから何年も経ってそれがきちんと守れて

いるだろうかと自分にも問うこの頃です。ああ、ジェロニモばりの言い訳の天才に

なってしまいそうな自分。恥じなくては。

さてギャルサーのイベント会場を借りる契約書の紛失。これもかなり非常識な展開で

呆れませんでした？時間に提出するということがどれほど重要かということを自覚で

きてないって事自体がもう疲れます。「たった」といわれるそれだけの仕事の積み重

ねが実は大きい信用を形成していくというのは普通に生活を送っていても実感する

ものですが。サキたちの軽率さというのは若さの特権なんでしょうねえ。

そうしてシンノスケに罪をかぶせるという思考のぶっ飛び方にさらに驚かされます。

 

言い訳というものを知らないシンノスケはむかつくからと言われても理解できません。

いつものようにジェロニモに聞いていました。

　　　　主に自分に起こった悪い事象を人のせいにするときに使う。

　　　　言い訳をする小さい人間は言い訳をすることで

　　　　責任から逃れられると考えているのだ

ここで食料を送れなかった言い訳を出していましたが、これでシンノスケが言い訳

がどういうものか理解しました。どうやら「ムカツク」という感情も覚えたようですね

そしてここからもう２つ目のテーマ謝罪に入っていきます。

サキはシンノスケが火を使っているところに電話を入れ、その隙にバッグを置き火事

を起こします。バッグに入れた契約書が燃えてしまったことにするのが目的でした。

ギャルたちに責められ、街の連中に散々言われてもシンノスケは、ひたすら謝り、

毅然と自分の過失を認めていました。サキが見かねてなぜ言い訳しないかと聞くと

言い訳をするとお前がむかつくから。友達を嫌な気持ちにしたくないとまで言い切り

ましたね。先のジェロニモの言い訳を聞いて不快だった経験がシンノスケをこのよう

な態度を貫かせました。もともと持っている純なものがこういう時には大きく生きて

きますね。真相を知っているサキにとってシンノスケの対応は新鮮だったでしょうし、

それだけに自分の罪深さを自覚したことでしょう。

そしてもう一人全てを引き受けて謝罪する人がいました。

レミ。他のギャルサー代表に手をついて謝るさまを見せてくれましたね。

後輩の失敗を自分の失敗として責任を負う姿には神々しささえ感じられました。

それを見て一緒に謝るサキたち。４人で一斉に土下座するシーンはちょっとほろっと

させられました。謝られたら、意地を張り通すこともできないものですしね。

 

さてその前に、契約書が出てきたのでしたね。サキたちがシンノスケを陥れようと

したことがばれてしまいました。謝りに行く三人をシンノスケは笑って許します。

今週の３つ目のテーマ。許すということでしょうか。怒れよと言われた新之助ですが。

　　謝る心、尊い。それを聞く人間に穏やかな許しの気持ちをもたらす。

　　だから尊い。お前謝った。うん、気持ちいい。

だから正直に言ったお前を怒る理由がないという新之助です。

許す事を知るということは実は尊いのだと教えてもらいましたね。

謝る人を許す広い心をもつことができますか？

その事柄の大きさにも左右されそうな気がしますけどね。どうでしょう？

 

ナギサが別のイベント会場を借りる事ができ、無事この窮地を脱出できました。

そして実はティアラをいじった時に滑ったために、契約書を隠したのは自分だと

いう子が現れ、そのティアラについてた涙型のアメジストは「謝罪の印」だと新之助が

拾ってくれたのでした。

意外な方向から、事態は収束していきました。

シンノスケはジェロニモに結果を報告しています。

　言い訳は泳げぬ人間がしがみつく最後の浮き輪のようなもの。

　つかまっているうちは楽だがいつまでたっても自分で泳ぐ力は得られない。

　その娘達はやがて言い訳という浮き輪を手放し悠々と大海原を泳ぎだすだろう。

今度は浮き輪かとシンノスケが突っ込むと「ビート板」でもいいと言うジェロニモ。

ブーメランがなくなりましたね・・

そしてイモコはどうなったかと問われると、イモコという名前が恥ずかしいという

ギャル達の言葉をそのまま伝えています。

思わず殿様を連想するジェロニモは早くと焦っていますね

イモコって本当にいったいなんでしょうね？

**********************************
どうしてかしら？初めのころのおかしさやギャグでのお笑いが消えてしまい、

シリアスに考えさせる、ほろっとするストーリーになりつつあります。

先週と今週は泣かされたので、余計感じますがジェロニモのおかしさと、

真面目な展開にもっと差があってもいいような気がします。

もちろん私はこういうストーリーも好きですけど。

今週のレミのギャグ

　　壊した王冠つけてパラパラなんて踊ってみ？「あー、あの人、王子様に愛想つか

　　されたショックで社交ダンス踊れなくなったお嬢様なんだな～」って思われちゃう。

誰も思わないけどね・・・相変わらずナギサが「おもわね～よ」と。

留守を預かったシンノスケが電話でその通りに言うのが良かったね。

ちゃんとローマ字で書いてあったのが笑えました。

そしてジェロニモの三つ編みと言い訳して焦りまくる様子がとっても良かったね♪