のだめカンタービレ 第８話 ～上野樹里 もっと高く～

失われた記憶はすりかえられた記憶。

トラウマは恐怖ではなく呵責だった・・。

かわいそうに・・ずっと潜在意識で自分を責めてきたのでしょう・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

Ｒ☆Ｓのメンバーたちはコンクールの方がより大事であり、公演が終われば

次のステージは留学先である元の場所へと戻ることはほぼ確定しています。

そんな彼らはコンクールを前に浮き足だっており、公演の練習に身が入りません。

千秋はオケの練習を中止にし、コンクール後に再開すると言いました。

とはいうものの、メンバーの先行きは海外に向けていることをはっきり認識させられ

自身を思うとどこか辛いものがあります。

そしてのだめの落とした水筒に震えるほどの反応を示し、のだめですら千秋の

深層心理に何かありそうだと疑問を抱くのでした。

さて千秋の部屋でご飯を食べるのだめですが全く餌なら何でもいいだろ状態です

どでかい丼に山盛りのごはんその上、熊や鹿の缶詰。

あまりにも素敵なディナーでのだめでなくてもぶるぶるがくがく・・。

そこに千秋の母からの電話。のだめが「妻」だから出るというのがとにかくおかしい。

どうもシュトレーゼマンとは親しい間柄のようです。「永岡真美」の写真集は必ず送る

ことになっていましたね＾＾どんな顔して買うのか・・うふふ・・・

そして「僕たちは音楽でつながってる」から「半端は許しません」というミルヒを脳裏に

フラッシュバック。いつだってどこだってちゃんとやってないといけないのよ、千秋！

それに発奮したのか、さっきまで気落ちしていた千秋が急に譜面に挑戦してるし＾＾

その集中力たるやのだめがおにぎりを持ってきても気付かず、お風呂すら入らない

ということなんですね。「たとえ明日終わるオケだとしてもこの時間が無駄になること

は絶対ない」ひたすら集中し時間に没頭する千秋。

黒木君はいよいよのだめに恋してるようですね～～。う～む・・その正体を真澄ちゃ

んがバラしていますが恋は盲目！信じるわけ無いですよね～～。

そしてのだめと江藤先生。ああ～今週もすてきな「おなら体操」ですわ！

なんて楽しそうに弾くんでしょう。豊原さんの全身の体操が素晴らしすぎますぅ！

がっつりと手を握り協定成立。だからさよならとばかりのだめが出て行こうとすると

さすがの江藤先生もしっかりともう一つの協定を出しました。それは「言うとおりの

レッスンを受けること」なので、相当な楽譜量でしたけどここから10曲選んで譜読み

しておくことというのでした。「譜」と聞いただけでぐるぐるめまいの渦に入るのだめ。

清良たちがオケの練習をしないことに腹を立てる峰ですが、コンクールの方が今は

大事だと言われ、反論できません。何しろ清良の師匠カイドゥーンがやってくること

で絶対に優勝しないといけないのでした。

江藤はのだめをマラドーナのコンクールに推薦。


その頃千秋は譜面に没頭。せっかくのおにぎりにも手をつけず飲み物ばかりだった

ようで心配するのだめはプリンを口に差し出してみました。ぱくっと一口食べた千秋、

このシーンめっちゃ良かったですね～vv  のだめも大喜び。そんで次の作戦はと

お風呂に引きずっていき、ボタンをはずしています・・。しかしさすがに意識を取り戻

した千秋は一発お見舞い。ぎゃぼ～んと吹き飛ばされてしまうのだめ。

「先輩、正気だったんですね・・・」残念でしたね～～でものだめは、譜面で散らか

る部屋を眺め、自分のするべきことを思い出します。そう江藤からの宿題ですね。

でも自分の譜面を出してもすぐに置いてしまってました・・あと少しの何かが必要か。

黒木はなんとしてものだめに会いたいようです。でものだめは「妻」業に必死。お風

呂でのびた千秋に体力をつけさせるとうなぎの特売に行くのですが凄まじいパワー

に負けてしまいます。う～む・・あのシーンは普通無理ですね＾＾黒木はそんなのだめ

が「お風呂を覗いたから千秋が助かった」というフレーズですっかりのだめが千秋に

ぞっこんなことを知り、ショックを受けてしまいます。黒木の動揺も凄いものでした。

コンクール当日の黒木はのだめのことを思うあまり、リードを水につけすぎてしまい

惨敗の成績。そして清良も首を寝違えてしまい2位という結果に。優勝の菊池がインタ

ビューに答えていると三人の恋人たちがやってきてケンカを始める有様。ばんそうこ

だらけで写真を撮った菊池に爆笑。清良のもとに現れた師匠は２位になったことに

少々嫌味を言ってましたね・・悔しそうな清良。そして千秋は清良と黒木の結果に

首を傾げていました。千秋に合わせる顔がないという清良ですが峰は「千秋はそんな

人じゃない」と太鼓判。どうもそのまま峰と清良はホテルになだれこんだようです。

峰は「未熟者」と罵られてるようでした＾＾；

「もう一度舞台に立ちたい！」by清良

「今度こそ絶対に」by黒木

悔しさをバネに再び立ち上がれるといいですね！

そしてオケリハ。千秋はそれまでの譜面との戦いを一気にメンバー達に向けた様子

今までとは違う気合いの入れ方にメンバー達もびっくら顔。清良は千秋のやり方を

理解し、黒木も納得。そんな団員たちのところにけえ子と佐久間がやってきます。

チケットは既に100枚は売り切ったというの！凄い！追加50枚！！

こんな彼らの広告は素晴らしくキャッチコピーも感激でした。

「指揮：音楽の貴公子・千秋真一」

「魅惑のチェリスト」・・菊池

「東洋の真っ赤なルビー」・・清良

「孤高のオーボエ：黒木」

日本の最新鋭の若手たちが結集。

夢の一夜をあなたに。

それぞれの胸を期待に震わせるほどの出来。皆、練習しようという気になったのは

言うまでもありませんね～～。裏軒の広告！ありがとう～～おやじさん

その頃千秋は部屋で夢を見ています。あの事故の夢。女性の腕をつかんだところで

目覚めます。それはのだめの腕だったから。その恐怖の夢の話をのだめにして

います。初めて誰かに話したのよね？診療内科や催眠療法などいろいろ試したと

言うのですがガードが固くてかからなかったという。これはどうですかと振ってみる

のはミルヒの懐中時計。千秋はふりこも試したというのですがぐら～んと首がゆれ

催眠に入っています。びっくりののだめ。起こし方が分からずパチンと手を叩くと

目覚めます。もう一度試すとまた催眠に入る千秋。これは・・感触ありかも？？

のだめは本屋に走り催眠療法の本を読んでいます。


千秋の母がコンサートに来るという電話をしてきました。新しい彼女ができたなら

紹介しなさいと言っています。千秋はここでやれることがみつかったからと、

もう大丈夫だからと母に安心するように言っています。

それを聞いてるのだめは、懐中時計を握り締めて見つめるのです。

部屋に消えようとするのだめを千秋は引き止め、コンサートのチケットをあげます。

のだめも買っていたのですがそれは安い席だそうで千秋のはいい席だというの。

「彼女席？」のだめは嬉しそうに聞いていましたね。

　　　「先輩、もしも飛行機恐怖症が治ったらどうしますか？」

は？どうしますか？のだめは、のだめにだけ心を許し催眠に入る千秋を救って

あげられるかもしれない・・でもそうしたら・・千秋はのだめよりはるかに高いところに

いってしまう。そうなったらのだめはどうしたらいいのでしょう・・・のだめの苦しさも

切なさも一気に閉じ込めるように箱に入れてしまいました・・・。

 

そしてコンサート当日。

緊張するメンバーたち。清良も師匠がくるとその度合いも高いようです。

峰が「俺がほれた女だから」と励ますのがgoodです。

そして黒木も励ます。

舞台は一気に緊張に包まれ華やかさもあふれ出します。

黒木の「モーツアルト・オーボエ協奏曲」首をゆらしうっとりする聴衆たち。

佐久間はカイドゥーンや指導者たちがいることに気付きます。

音楽をやっていくためには才能だけではなく運も必要だと言います。

　　今まさに、黄金の島に眠る高貴なる芸術の至宝が君に微笑みかけている。

　　さあ、君につかむことができるか。千秋真一！

さすがのアクション入りでした。けえ子・・恥ずかしかったか！

そして第ニ幕。ブラームス。

のだめを見て「その口やめろ」と思う千秋・・・＾＾

そして佐久間は千秋を思う。

　　なぜだろう、君はいつも才能に溢れ、そんなにも音楽の情熱を持って

　　なぜいつも絶望を背負っているんだろう・・。

次第に盛り上がる演奏に観客達は酔いしれ・・ついに涙を流すのだめ・・

　　さあ歌おう、絶望から希望へ。

　　歌え、歓喜の歌を

感動が会場を包みます。佐久間が立ち上がりました。同時にブラボーと言ったのは

カイドゥーン。一斉にスタオベ！のだめは座ったまま泣き続けました。

のだめは悟ったのです。千秋を日本に閉じ込めてはおけないことを。

そして千秋の母に声をかけます。

のだめは千秋の部屋に行き、懐中時計を見せ揺らしました。いきなりぐらーんと

催眠に入ってしまう千秋。

　　はう～ん・・がまんできません。

千秋を催眠状態にしてそのときの記憶を引き出します。母から聞いたそれは

隣に座っていた音楽好きのおじいさんがヴィエラ先生のパンフを持っていたことで

親近感を抱いていたようです。そこに事故が発生。薬をと叫ぶおばあさん。

薬ビンが転がり拾うことができなかった千秋はずっと自分を責め続けていたのです。

　　先輩のせいじゃないですよ。先輩は子供で、じゃなくてもきっと誰にもどうにも

　　できなかったんです。もういいですよ。

涙を流す千秋・・・。タイマーをセットし、

　　　神様が呼んでるから行かなきゃ。

部屋に戻り、自分の譜面を開くのだめ。譜読みをはじめました。

　　　タイマーが鳴ったら目をあけてください。

　　　目をあけたら目を閉じていた時に体験したことは全て忘れます。

　　　大丈夫!先輩はもう飛行機に乗れます。

一心に譜面を空で弾きはじめるのだめ・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今週も演奏で感動し・・涙

のだめの切ない気持ちに・・涙

千秋の催眠中の涙に・・涙

千秋が譜面に向かい頑張る姿を見ていたのだめですがそれでも一歩先に

踏み込むことはできなかったのね。

けれど演奏を聴いた以上はもうそんな事はできないことを知ります。

このままでは千秋のそばにいられない・・ミルヒの言葉もよみがえります。

のだめはわかったのですね。

千秋の深層を解放させることで世界に飛び立つことができる。

そしてのだめも千秋と並ぶ実力をつける。

今週の佐久間節も炸裂。

今週の振り付けはさすがに注目でしたポエムです。

大河内くんはなぜか一言の台詞・・・あるだけいいですかぁ・・（笑）

 

そういえば今週は「心配なら鎖につないでおけば」というのだめに

千秋ってば本当に鎖をつけていましたね・・

「心配」の意味が違うけど、ある意味ワンちゃんを飼ってるみたい＾＾

予告の白目ののだめに爆笑！