GO FOR IT!

何かに向けて走ってます。 旅するランナーです。
NYでエナジーチャージし、HAWAIIでリセットしてます。

灯台下暗し~京都マラソン試走

2011-12-26 | Diary

本命のレースが終わり、少しのんびりしたいなあー。
そう思うも、後半戦も今年は結構スケジュールが迫ってる。
のんびりとはいえ、基本走りでリセットしよう。好き勝手にのんびりどっかを走りにいこうかな。


そう思い、思いついたのは

◆六甲山をふらっと有馬までトレイル
◆京都の実家から京都マラソンのコースを試走

どっちにしよう?某サイト上でつぶやいた。その数秒後。

「ワタシも一緒に走りたいけどいい?」


と、速攻なレスポンスが帰って来たのは、現在年末帰国中の六甲山中にお住まいのJちゃん。
前日も家の裏の六甲をうろうろされていらっしゃるJちゃん。


京都で速攻決定(笑)実家からでなく、隣駅なので、電車にて我が家からそのまま合流。朝我が駅を8時30分に出発し、大阪駅で阪急に乗り換えて西京極へ。
到着は9時30分。喋り倒したらあっという間(笑)

西京極駅につくと、臨時出口が開いてる。賑やかやあ。
そうなんですわ。今日は全国高校駅伝が都大路で繰り広げられるのだ。
駅伝の甲子園。全国大会の晴れ姿。

 

ここでいきなり二人して、走り出すどころは向かうは競技場。
競技場の中は、全国から集まる高校生、そして応援団がまあー華やか。
丁度開会式?なのか男子の選手紹介をやってて、そのまま区ごとに分かれてバスに乗って行った。陸上な青春に、このまま二人でここでずっとみてたいなあー、

と後ろ髪ひかれながら、わいわい。そしたスタートは10時10分。40分もここで既にロス;;(爆)


ここからスタート!気温は5℃。青空、ほぼ無風。
防府とは大違い(泣)なラン日和。クリスマス寒波と大騒ぎしてたが気持ちいい。

今日は一応マラニックではなく試走!なので、5kmずつレポート。

<0−5km>
西京極ー葛野大路ー四条通ー松尾で右折し、桂川沿い。
ス タートの五条通りは天神川を越えるのに、ゆるい上りがあるが、最初はどうせ気にならないだろう。葛野大路、四条通と直角カーブが続く。道は広いようでそうでもない。混雑必至。特に京都外大前などの四条通から松尾まではかなり道が狭い。ただフラットなのと、風の影響も建物も迫ってるおかげか走りやすい。
スピードに乗れると思う。が、ここでスピード出すのは、絶対禁物と思う。
(ま、道の狭さがオーバーペースを防いでくれると思うけど)

松尾で右折しようとすると松尾大社の鳥居に反応したJちゃんは尻尾を降って川を渡って行った・・・いきなりコースオフ(爆)ここからコースオフが連続するので、マジなレポートは7掛けくらいにて(笑)

そしてまたコースへもどる。桂川沿い。ここは前に嵐山が広がり美しい風景が広がってるが、風の影響はここで出てくると思う。
でも、まだまだ前半、風光明媚なので、あー、京都いいなあーと思いながら走れそう。



<5−10km>
清滝道ー大覚寺前ー広沢池ー仁和寺少し前

桂川沿いに沿って走り、清滝道で直角右折、なのだが、Jちゃんは渡月橋に向かって直進していった(爆)渡月橋上で記念写真(笑)
嵐山は、三連休最後、正月前ということもあって比較的空いていた。
ここでJちゃんは鼓月のせんべいを食べてた。ワタシはゆず味のみたらし団子。それをみてじょうちゃんも食べた。おいしかったー。
ここで既に11時前・・・大丈夫か?ワタシ達。

と、観光モードから清滝道に戻り、最初のアップダウン、嵐山高架道(京福電鉄の高架越え)。ずっとフラットだったから身体が驚くかも。高架道は壁が高く圧迫感があるので、テンション維持が大切。
#このみち普段は歩行禁止だそうです;;途中で知りました。ごめんなさい。といわけで、スーパーランナーJちゃんがひととき復活でダッシュで走りきった
走りきり終わったら、いったん平坦ぽくなるけど、ゆるく上りがスタート。
一 条通までゆるくあがり、ここから右折。広沢池方向に、少し気持ち下り、広沢池くらいまでは気持ちよく走れるが、ここを過ぎてから仁和寺まではさっきまでと は違って、1kmで40mくらい上がる。目にはっきり分かる上り。今日はゆっくり走ったけど、ここで脚に来るのは必至。
この辺は喋り倒しつつゆっくりもずっと止まらず走りました。ワタシの数倍走力上のJちゃんは余裕100倍。


<11−15km>
仁和寺ー龍安寺ーきぬかけの道ー(金閣寺)ー平野神社ー北大路通り

仁和寺前からずっとゆるーくきぬかけの道はひたすら上ってく。エレベーションでいうと、そんなに凄くないんだよね。30mもないかな。
それでも、広沢池過ぎの坂より、仁和寺沿いに上ってくこの道は、確実にここで脚の貯金を使う。絶対頑張ったらダメ。仁和寺前よりここからの坂は前半の勝負のカギ!二人して一致。



    

#あ、こんなシリアスな話をしつつ、仁和寺で五重塔を鑑賞。
龍安寺?もちろん、枯山水、立寄りましたがな(爆)
JちゃんはFBで公開するため、ワビサビに萌えるアメリカ人の期待に応えるために、写真を撮りまくってた。

FBの外国人達は、「ここも走るのか?」だって。いやいや、走りませんから


きぬかけの道を越え、立命館大学を過ぎ、金閣寺を目前にして、京都マラソンのコースは残念ながら南へ下がる。金閣寺はコース上からは見えない。
今日は、もちろん金閣寺に寄り道しました(笑)
金閣寺はたくさんの人で溢れてたー。金閣寺の前まで行ったところでコース上からは見えないとはいえ、ちょっと残念かなあ。金閣寺はめちゃ奇麗だった。外国人の友達と行ってから、もう10年以上ぶりだあ。
金閣寺境内を歩いていると、演出のように粉雪がちらほら。凄いタイミング。
雪に降られたのはここだけ。



金閣寺から戻り、またコースを忠実にたどり、しばらく南下して迂回しながら西大路通りに。平野神社前に。
すると、人がざわざわ。さっき西京極競技場で大騒ぎしてた、高校駅伝の選手達がしばらくすると前を走るらしい。6区の男子。
ラッキー!!二人して、平野神社前からゆっくり走りながら、先頭集団がきたら、そこで先頭から最後の選手まで大声で応援した。みんな腰高フォーム美しすぎ。

あっという間に彼らも過ぎ、交通規制も解除になり、北大路通りへ入る。
北大路通りで右折してしばらくは緩い下り。15km手前で上がった息を緩める一旦休憩ポイントだな。

<16−20km>
北大路通を左折して、今宮神社前へ。道は狭いも、神社が美しいので走ってても楽しい。そのまま北上する船岡東通りは結構単調。


そんなときにJちゃんはが道ばたに小さな和菓子屋さんをみつけた。そこでいちご大福と草もちを買って食べたーー。これがまた絶品。店の名前メモっておくべきやった。あそこは、エイドステーションでいいんちゃう?って二人でうなった。
ここまで嵐山のみたらしから何も食べてなかったので若干空腹だったけど復活。

御 薗通から右折して、賀茂川まで向かう。糖分補給してさらに喋り倒しながら走ってたので、楽勝ーって感じやったけど、Garminのログをみてると気持ち 下ってるのね。このまま賀茂川北側を上がって折り返しなのだけど、ここまで遊び倒したので、西賀茂橋方向は割愛して、そのまま北山通へ。

<21−25km>
北山通ー松ヶ崎ー宝ケ池通ー狐坂ー国際会館
北山通を越え、植物園前を抜けると懐かしい2年前まで走った京都シティハーフのコース。懐かしい風景が広がる。
そのまま進んで松ヶ崎方面から宝ケ池通で左折。
右手には宝ケ池スポーツセンターをみながら、23km辺りから始まるハートブレイクヒルならぬ、京都マラソンの最大の難所、狐坂。
ダラダラと上ってく。目に入る絵をみると、心がひるむ。
この辺は、大体約1.5kで、40m位上がって、 傾斜7%(らしい)。
普 通に上れっていったらキツくないけど、フルマラソンの途中、ハーフ過ぎってところがミソ。トンネルを抜けて国際会館前で折り返し、またここを下り、25k ポイントを通過するんだけど、上り以上に下りがカギになるんじゃないかなあ。あそこを大きな着地の衝撃で下るとなると、着地筋は、末恐ろしい事になると思 う。坂道対策はマスト。
#この辺は、Jちゃんはすっかりいつものマラソンオタクで、ここの攻略方法解説しまくってはった。

この難所をクリアしたところで、二人しての結論。
「京都マラソンは、ちゃんと考えて走れば、タイム狙いはできる!
決して、クリアできないコースじゃない。

<26−40km>
時間もかなり夕暮れに近づいてきたので、下ってからの北山通の折り返しは割愛。下鴨中通の距離調整もパスしてから、賀茂川の河川敷をずっと走る。
賀茂川は、全然広くない河川敷。これが長い。疲労がたまってきたら、土道は優しい反面、路面からの反発力がもらえない分、疲れてると前に進めないと思う。
丸太町までの距離は、結構長い。(今日は日没時間切れに近かったので今出川通りから抜けて、京都大学前までショートカット)
河川敷は、狭い・・

<40kmーFin>
京大から京大病院などが沿道にある東大路通りは、おそらく沿道の応援もたくさんもらえると思う。ここでやっと都市型マラソンぽくなる(笑)
京大前は、ボストンのウェズリーみたいなセクシーな応援はなくとも(爆)雰囲気は結構いいと思う。微弱に下ってるのが味方にもなってモティベーションも上がりそう。後は平安神宮の鳥居がどーんとみえてきて、最後は京都シティ同様晴れ晴れしたゴール。
#ゴールしたときには、既に日が落ちてて奇麗な鳥居は眺めなかったけど;;


とまあ、途中より道しまくっって距離を稼ぐもショートカットがあったので大体走行距離が40kmくらい。

ここからのんびり歩いて、知恩院ー八坂神社ー祇園を通り過ぎ(途中Jちゃんの写真タイムはあったけど基本歩き)で、四条大橋にてゴール。
南座となりのおそば屋さん、松葉で、名物のにしん蕎麦をいただく。

地球の裏まで興味あれば走りに行ってるワタシ。
それでも、京都マラソンは、非常にユニークなコースだ。 観光マラソンと都市型マラソンがミックスされている。
世界遺産に囲まれながら、大都会の京都を走る。

コースは一見ハードに思えるも、非常にいい意味でクセのあるユニークなコース。戦略をきっちり立てて、走りきる方が面白いと思う。
決して戦えないコースじゃないと思う。作戦次第では面白い結果が得られそう。

ワタシにとっての京都。
25年間住んだ我が故郷の第一回大会。 ずっと子供の頃からごく最近までずっと過ごした街。全てのコースは通ったことがある、まさに地元。

そんな自分の故郷が、こんなに面白いコースを演出してくれるんだ。 まさに灯台下暗し。

東京2週後でボストン5週前である、京都。
京都のテーマは、「質のいいロング走。」

4月にボストンのスタート地点でJちゃんに教えてもらった攻略法。 もう一度思い出して、ボストンマラソン最後の35kmから笑顔で走ること。
それが、今年一年の最大の目標。

だからこそ、京都は、質のいいロング走をして、ボストンに繋たい。

東京から、京都。東の都から西の都へ。
京都からボストンへ。アカデミックな街からアカデミックな街へ。

素敵なリレーになるように、もう一度今度はコースを分割してガチ走りをしてみようとおもう。狐坂を真剣に上り下りてみよう。
よー、遊んだ一日でした。


前半は寄り道もあったといえ、完全休憩は全くなし。マラニックというより、やっぱり試走モードなスーパーLSDだった。。


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