空手道へっぽこ稽古日誌 An ordinary person's karate practice diary

いい歳こいて空手を学ぶおっさんの備忘録。
23年7月2日に二段になりました。
まだ続けるのこれ?

稽古でかわるからだ(5)体格の変化

2009年02月06日 | 【実感】かわるからだ
(5)体格の変化
一番おどろいたのは、体格の変化です。
先にも「腕立てや腹筋をやっても効果がなかった」と書きましたが、まったくその通りで自己流の筋トレではこれといった効果がありませんでした。
空手の稽古をはじめて、胸板が厚くなり、臀部にはっきりとわかる筋肉がつきました。衣服のサイズは、シャツなどS・MサイズであったものがM・Lサイズでないと着れなくなり、パンツもウエストは変わらないのに、臀部、大腿部が太くなったためはけなくなったものがあります。

呼吸法を修めたあたりから、体格が変わりはじめたのではないか?とおもっています。
当塾では『悠々』と言う師範が編んだ稽古があります。
腹式呼吸、逆式呼吸、いわゆる吐納法とストレッチの組み合わせたものです。これを稽古の基礎としてかなり長い時間をかけてやりました。
鼻から静かにゆっくり吸って、口から滑らかに吹き出す。時計など見ずにとにかく少しずつ一呼吸を長く行うというものです。慣れてくると息を吐き出す際に、一気に強く吐き出します。「これがコツかな?」というものが見えてきて、時間にして1分半近くをかけて一呼吸を行いながら、「数息観」・「真向法」・「ストレッチ」をこなします。

現在は、省略形のものを基本稽古の前に20分ほどおこないますが、初期の『悠々』は全部通してやると40分程度かかるものでした。

これが身についた頃から、日常の呼吸が深くなり、よく眠れるようになりました。そして腹筋背筋がつき、背筋が強化されたために臀部・大腿部の筋肉がついたという感じです。
よく眠れるというのは深く眠れるようになり、深く眠る時間が増えたということです。

また、「突き蹴りのインパクトの瞬間に合わせて呼吸を行う」ことを意識するうち、全身で突く・全身で蹴るという感覚が少しづつ見えてきました。

「呼吸が技の基本だよ」とは師範のお言葉ですが、この感覚を意識するようになったころ、一旦増えた体重が減り、いまの体格になりました。