空手道へっぽこ稽古日誌 An ordinary person's karate practice diary

いい歳こいて空手を学ぶおっさんの備忘録。
23年7月2日に二段になりました。
まだ続けるのこれ?

駐在妻、強盗を大腰で投げ、けさ固め 柔道技で身柄確保/18.04.12/産経新聞

2018年04月12日 | 【NEWS】
駐在妻、強盗を大腰で投げ、けさ固め 柔道技で身柄確保
2018.4.12 19:14 産経新聞

 埼玉県警浦和東署は、神社のさい銭箱から現金を盗んだなどとして、強盗致傷の疑いで、さいたま市岩槻区、無職、田中俊明容疑者(44)を現行犯逮捕した。同署によると、目撃した参拝客ともみ合いになり、近くの駐在所で騒ぎに気付いた警察官の妻が、柔道技で取り押さえた。

 女性は山形麻理子さん(30)で元県警警察官。柔道の心得があり、「大腰」で投げた後に「けさ固め」をかけた。「市民のために力になれてうれしく思う」と話している。

 逮捕容疑は11日午前10時20分ごろ、さいたま市緑区の神社境内のさい銭箱から現金10円を盗み、呼び止めた参拝客の男性会社員(59)に体当たりをしてあばら骨骨折などの重傷を負わせたとしている。「盗んだことは間違いないが、もみ合いになっただけだ」と、容疑を一部否認している。

3D印刷の義肢、負傷兵や障害児の希望に ヨルダン/18.03.18/AFP

2018年03月21日 | 【NEWS】
3D印刷の義肢、負傷兵や障害児の希望に ヨルダン
2018年3月18日 9:30 発信地:アンマン/ヨルダンAFP

【3月18日 AFP】イラク兵士のアブドラさん(仮名、22)はイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」との戦闘中に左手を失った。だが、ヨルダンの3Dプリンターラボのおかげで、今や義手を持っている。

 アブドラさんは昨年、イラク第2の都市モスル(Mosul)からIS戦闘員を追放する軍事作戦に参加した際に地雷が爆発し、両手を負傷。失いこそしなかったが、右手にも重傷を負った。

 彼は、国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」が運営するヨルダン・アンマン(Amman)の病院に設けられた3Dプリンター義肢クリニックを受診した数多くのイラクやシリア、イエメンの切断患者のひとりだ。

 今回、匿名を条件に取材に応じ、「完全に手の代わりとはならないが、ある程度の自律性は与えてくれる。食事の際に兄弟に頼ってばかりということはなくなった」とAFPに語った。

 モスルで負傷した後、クルド自治区中心都市アルビル(Arbil)にある病院に移送され、その後にヨルダンに到着したと説明し、「今は気分が良くなった」と少し笑顔を見せた。「右手も治せると良いのだけど…」と、ジーンズと濃緑のシャツに身を包んだアブドラさんはつぶやいた。

 MSFによると、3Dプリント技術を使用すれば、稼動部分のない単純な義手の製作ができ、最新型義手を特注する際にかかる費用を大幅に削減できるという。

 研究開発専門の慈善事業MSF財団は昨年6月、ヨルダンのイルビド(Irbid)に義肢生産に特化した施設を設立。先天性の身体的障害のある人や戦場で負傷した人を広くサポートしている。

 医師らは患部の写真を撮り、サイズを測って、アンマンの北100キロに位置するイルビドの施設に送る。これらのデータをシステムに入力し、設計担当者が義肢のコンピューターモデルを作成。最終的に3Dプリンターで出力され、アンマンにあるMSFの病院へと送られる。

 近年、複数の団体が切断患者のための3D印刷を開発しているが、MSFによると、中東地域ではここが最初の施設だという。「最大級で最新の病院があるヨルダンを選んだ。紛争地域にあっても比較的安定した場所となっており、シリアやイラク、イエメンからの患者にも対応できるから」と説明した。

■数千円で義肢をプリント

 アンマン北西にはガザ・キャンプ(Gaza Camp)がある。ここで暮らす7歳のパレスチナ難民アシル・アブ・アヤダちゃんのように、先天性の身体障害のある子どもにとってもこの施設は救いとなる。生まれつき右手の不自由なアシルちゃんは、新しい義手を手に入れ、今は普通に学校に通い、絵を描くこともできるようになったという。恥ずかしがり屋のため直接取材に応じることはなかったが、この小さな少女は、姉イネスさんに手伝ってもらいながら義手の指にマニキュアを施していた。

 3Dプリンターで出力された義肢の費用は20ユーロ(約2600円)から50ユーロ(約6600円)。数千ドルする既存のものと比べると、ほんのわずかな額で済む。プログムコーディネーターのピエール・モロー(Pierre Moreau)氏は「患者に適合し、患者の活動に特化した設計ができる」とその利点を説明した。

 この新たな技術はMSFとヨルダンのデジタル製造所「ファブ・ラブ(Fab Lab)」による共同開発となっている。(c)AFP/Mussa Hattar

女性10人に1人以上がレイプ被害経験 フランス/18.02.26/AFP

2018年03月16日 | 【NEWS】
女性10人に1人以上がレイプ被害経験 フランス

【2月26日 AFP】フランスの女性の10人に1人以上が少なくとも1回はレイプ被害に遭っていることが、23日に発表された性暴力に関する調査結果で明らかになった。

 シンクタンクのフォンダシオン・ジャン・ジョレス(FJJ)が仏調査会社Ifopに委託して18歳以上の女性を対象に2月6~16日に行ったオンライン調査によると、調査に応じた女性2167人の12%が、フランスの法律でレイプと規定される「暴力、強制、不意打ちをもって行われる性的挿入行為」の被害に遭ったことがあると回答した。

 また回答者の5%は、2回以上被害を受けたと答えた。

 レイプ被害経験者のうち、31%が夫や恋人などのパートナーから襲われたと答え、19%が知り合いから被害を受けたと回答。見知らぬ他人が加害者だったと答えた人はわずか17%だった。

 被害経験者の半数が、襲われた当時は子どもか10代だったと述べ、42%が被害に遭った場所は自宅だったと答えた。

 しかし、加害者を公的に訴えた被害経験者はたった15%だった。一方、自殺を図った経験があると答えた人は20%で、フランスの女性の一般的水準を4倍も上回り、被害者の多くが心の傷(トラウマ)を抱えていることが裏付けられた。

 FJJによると、回答者の中には米ハリウッド(Hollywood)の大物プロデューサーだったハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)氏のスキャンダルをきっかけにソーシャルメディアで相次ぐ性暴力の告発に勇気付けられて沈黙を破り、初めて被害経験を明かした人がいる可能性がある。仏内務省は先月、2017年10~12月の性暴力被害の報告が前年同期比で31.5%増えたと発表している。(c)AFP

DV最多の7万件超 14年連続増/18.03.15/産経新聞

2018年03月15日 | 【NEWS】
DV最多の7万件超 14年連続増
2018.3.15 22:00 産経新聞

 昨年1年間に全国の警察に寄せられたドメスティックバイオレンス(DV)の相談件数は、前年より2547件(3・6%)多い7万2455件だったことが15日、警察庁のまとめで分かった。
平成13年にDV防止法が施行されて以降、初めて7万件を超え、最多を更新した。増加は14年連続だった。
警察庁の担当者は、増加の理由について「DVが違法であると、きちんと認識されるようになった」と分析している。

 刑法・特別法による摘発も51件(0・6%)増の8342件で最多。
 内訳は暴行4510件、傷害2934件、包丁を示して脅すなどの暴力行為法違反238件など。
 殺人は未遂が90件、既遂も1件あった。

 DV防止法に基づき、裁判所が接見禁止などの保護命令を出したのは1859件。
 3年連続で減少しており、警察による加害者の摘発によって、被害者の裁判所への申し立てが減ったためとみられる。

ストーカー最多2万3079件 29年被害、対象拡大で摘発926件/18.03.15/産経新聞

2018年03月15日 | 【NEWS】
ストーカー最多2万3079件 29年被害、対象拡大で摘発926件
2018.3.15 21:56 産経新聞

 昨年1年間に全国の警察に寄せられたストーカー被害の相談は2万3079件(前年比342件増)に上り、統計のある平成12年以降で最多だったことが15日、警察庁のまとめで分かった。ストーカー規制法による摘発件数も926件(157件増)で過去最多を記録。昨年の改正法施行で対象行為が拡大された影響があるとみられる。

 相談件数が2万件を超えるのは5年連続となり、警察庁の担当者は「高水準の状態が続いている。

警察のストーカー事件に対応する体制が整ったことで、相談しやすくなった可能性がある」と話している。

 改正ストーカー規制法では、会員制交流サイト(SNS)によるメッセージの連続送信や、自宅や勤務先の周辺をうろつく行為なども規制対象。緊急時にはストーカー行為をやめさせる禁止命令などを、事前警告なしに警察が出せるようになった。

【埼玉少女誘拐】中1少女自宅に監禁した寺内樺風被告に懲役9年の判決/18.03.12/産経新聞

2018年03月12日 | 【NEWS】
【埼玉少女誘拐】中1少女自宅に監禁した寺内樺風被告に懲役9年の判決
2018.3.12 10:42 産経新聞

 埼玉県朝霞市の少女(17)が平成28年3月、約2年ぶりに保護された誘拐事件で、未成年者誘拐と監禁致傷、窃盗の罪に問われた寺内樺風(かぶ)被告(25)の判決公判が12日、さいたま地裁で開かれ、松原里美裁判長は懲役9年(求刑同15年)を言い渡した。

 昨年8月に判決が言い渡される予定だったが、寺内被告が不規則発言を繰り返すなどしたため、期日が延期されていた。この公判では、寺内被告は奇声を上げながら入廷。松原裁判長に「職業は」と聞かれると「森の妖精です」と話し、ほかにも虚偽の生年月日や住所などを述べていた。

 12日の判決公判では、寺内被告は一転、落ち着いた様子だった。
「寺内樺風です」と名前を言い、有罪判決を告げられると「分かりました」とはっきりとした口調で答えた。

 寺内被告の責任能力の程度などが争点。松原裁判長は、寺内被告が犯行発覚を免れるために工作をしていたことなどから「違法性を認識していた」とし、寺内被告の完全責任能力を認定した。その上で、「中学1年から3年の心身ともに成長する期間を失われ想像を絶する大きな打撃を受けた」と指弾。一方で、監禁中に寺内被告が暴行、暴言を少女にしたとは認められないことなどから量刑を考慮した。

また、寺内被告は初公判で「2年にわたり監視したという意識はありません」と話したが、松原裁判長は「(少女が寺内被告の)支配下から脱出するのは困難」と起訴内容通り、監禁期間を約2年と認定した。

 起訴状によると、26年3月、朝霞市で当時中学1年の少女を誘拐し、28年3月まで千葉市や東京都中野区の自宅に監禁。心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせたなどとしている。



この犯人、発覚して逮捕されたとき、自殺しようとして失敗したんだよね。
おまけに裁判では不規則発言を繰り返して、精神障害を装おうと必死だったし。

手前勝手で、被害者と家族を、社会をなめきっている。

9年は短いよね。

求刑の15年が妥当に思う。

【法廷から】望まない妊娠で乳児を2度殺害 「お母さんにばらすぞ」と義父に追い込まれ/18.03.07/産経新聞

2018年03月07日 | 【NEWS】
【法廷から】望まない妊娠で乳児を2度殺害 「お母さんにばらすぞ」と義父に追い込まれ
2018.3.7 13:00産経新聞

 13歳のときから義父による性的虐待を受け続け、産んだ赤ちゃんに手をかけるまで追い込まれた…。新潟地裁で2月27日に開かれた裁判員裁判の判決公判。殺人と死体遺棄の罪に問われた乳児の母で愛知県半田市の無職、中村一美被告(30)に懲役4年(求刑同6年)の実刑判決が言い渡された。裁判長は「体に気をつけて務めを果たし、2人の子供の供養をしてほしい」と声を掛けた。

 2月21日、被告人質問が行われた同地裁。中村被告は黒のスーツの上下に髪を後ろで1つに束ね、うつむき加減で法廷に姿を現した。入廷の際、一瞬だけ天井に目をやってから唇をギュッとかみしめた。

■母の再婚…

 中村被告は昭和62年生まれで、離婚した母親と一緒に新潟県糸魚川市に移り住んだ。母親は飲食店で働き、機嫌が悪いときは、「ガラスの大きい灰皿やコップを私に向かって投げた」(中村被告)。安らげる幸せな家庭ではなかった。

 中村被告は幼い頃に児童養護施設に預けられたものの、7歳で施設を出て再び、母親と2人暮らしを始めた。その後、母親が義理の父となる中村栄志被告(67)=殺人と死体遺棄の罪で昨年4月に起訴=と再婚。母親の再婚について、法廷で一美被告は「本心では嫌だと思った。だけど、『いい』と答えるしかなかった」と振り返った。

 13歳のときに義父から性的虐待を受け、その後も虐待は続いた。「こういう関係は普通じゃない」と思い、一美被告は虐待をやめるように訴えた。だが、義父の栄志被告は当時、こう言い放ったという。「このことをお母さんにばらすぞ。やっとつかんだお母さんの幸せを、お前はつぶすのか?」

 義父は避妊具を使うことはほとんどなく、やがて一美被告は妊娠する。妊娠したと告げた際、栄志被告の反応は「おー、そうか」というものだった。出産が近づく一美被告に義父が投げかけた言葉も、信じがたいものだった。「(俺は)仕事があるから…。まあ頑張れよ」

 平成15年5月上旬ごろ、義父との関係を母親に知られることを恐れた一美被告は、出産したばかりの赤ちゃんの首をビニールひもで絞めるなどして殺害した。一美被告は当時、15歳だった。

 仕事から帰り、赤ちゃんを殺したと聞いた栄志被告は「殺したのか。まあ、仕方ないよな」とつぶやいたという。栄志被告は、殺された赤ちゃんの遺棄に関わったとされる。

■第2の殺害

 赤ちゃんを殺害した後も一美被告は何度も妊娠し、中絶を繰り返した。栄志被告と娘の関係を知った母親は、徐々にアルコールに溺れていったという。

 26年1月、一美被告は産婦人科を訪れ、妊娠していると告げられた。だが、中絶手術に支払うお金が手元になく、栄志被告にも費用の工面を断られてしまう。同年7月、出産した乳児を再び殺害した。「泣く前にやってしまえ」という栄志被告の言葉も、背中を押したという。乳児の遺体は2人でポリ袋に入れ、栄志被告が遺棄したとされる。

 中絶費用の工面を、他の人になぜ頼まなかったのか-。検察側の問いに、一美被告は「私自身、諦めてしまった。赤ちゃんの命を軽はずみに扱ってしまった」。そうポツリと答えた。

 その後、一美被告は会員制交流サイト(SNS)で知り合った愛知県の女性に家を出たいと相談し、28年2月に女性の自宅に身を寄せた。女性の子供たちと触れあううちに、良心の呵責(かしゃく)に耐えられなくなり、乳児を殺害したと女性に告白。そして警察に自首した。

■情状酌量されず

 判決公判の日、やや伏し目がちに入廷した一美被告は口を固く結んで着席し、裁判官らが入廷すると深々と頭を下げた。山崎威裁判長は、懲役4年とする主文を読み上げた。情状酌量を促し、弁護側が求めた執行猶予は付かなかった。

 一美被告は、性的虐待をやめるよう再び訴えた。しかし、栄志被告は「それはできない。お前は俺の中では(娘ではなく)女だから」と認めなかった。

 量刑の理由について裁判長は、一美被告が2人目の乳児殺害時に成人していたことを指摘し、義父に性的虐待を受けてきたことや自首したことを考慮しても、「2件の殺人事件があるので実刑を選択するほかない」とした。

 裁判長は、最初の殺害については、「心身ともに未熟な被告人が性交渉を拒むのは困難で、望まない妊娠に至ったいきさつに責任はない」と断定。「実母に恐怖や負い目を感じ、周囲に相談することが困難な状況で殺害に至ったいきさつや動機は十分に同情できる」とした。

 しかし、2人目の殺害については、「被告人は当時すでに成人しており、手段を尽くして殺害を避けるべきだった」とした。

 裁判長に「意味は分かりましたか」と問われると、一美被告は「はい」と小さく答え、静かに法廷を後にした。

 今後、同じ罪に問われた義父の栄志被告の裁判が行われる。被告は法廷で、自らの行為をどう語るのだろうか-。

 (新潟支局 太田泰)



思春期から虐待されつづけた女性が成人になったからといって、
「手段を尽くして殺害を避ける」ことができるものかと思う。

現にいま30歳で無職ということはまともに就学もさせてもらっていないかもしれない。
義父が性的関係をつづけるために、この女性がまともに世間とかかわることを阻んでいたとは考えられないか?

「中絶費用の工面を、他の人になぜ頼まなかったのか-」
世間知がなければ、警察や病院、NPOに駆け込むことも不可能だろう。
ましてや、自分と義父の関係をおぞましいものだと理解し苦しんでいる人が、
救済してくれるかもしれないとわかっていても、駆け込むことを躊躇するのが当たり前ではないか?

デートDVなどが発覚しにくく、ストーカー行為の阻止が困難極める理由の一端が、
「相談したくても、相談できない」ことにあるのだから。

性的虐待を長年にわたって鬼畜の所業を行ってきた無責任で手前勝手な義父こそ、懲役にするべきだろう。

奨学金破産、過去5年で延べ1万5千人 親子連鎖広がる-国の奨学金の保証制度/18.02.12/朝日新聞

2018年02月12日 | 【NEWS】
奨学金破産、過去5年で延べ1万5千人 親子連鎖広がる-国の奨学金の保証制度
2/12(月) 5:01配信 朝日新聞デジタル

■奨学金破産

 国の奨学金を返せず自己破産するケースが、借りた本人だけでなく親族にも広がっている。過去5年間の自己破産は延べ1万5千人で、半分近くが親や親戚ら保証人だった。奨学金制度を担う日本学生支援機構などが初めて朝日新聞に明らかにした。無担保・無審査で借りた奨学金が重荷となり、破産の連鎖を招いている。

【写真】父親「入学した時はこんなことになるとは…」

 機構は2004年度に日本育英会から改組した独立行政法人で、大学などへの進学時に奨学金を貸与する。担保や審査はなく、卒業から20年以内に分割で返す。借りる人は連帯保証人(父母のどちらか)と保証人(4親等以内)を立てる「人的保証」か、保証機関に保証料を払う「機関保証」を選ぶ。機関保証の場合、保証料が奨学金から差し引かれる。16年度末現在、410万人が返している。

 機構などによると、奨学金にからむ自己破産は16年度までの5年間で延べ1万5338人。内訳は本人が8108人(うち保証機関分が475人)で、連帯保証人と保証人が計7230人だった。国内の自己破産が減る中、奨学金関連は3千人前後が続いており、16年度は最多の3451人と5年前より13%増えた。

 ただ、機構は、1人で大学と大学院で借りた場合などに「2人」と数えている。機構は「システム上、重複を除いた実人数は出せないが、8割ほどではないか」とみている。破産理由は「立ち入って調査できず分からない」という。

 自己破産は、借金を返せる見込みがないと裁判所に認められれば返済を免れる手続き。その代わりに財産を処分され、住所・氏名が官報に載る。一定期間の借り入れが制限されるなどの不利益もある。

 奨学金にからむ自己破産の背景には、学費の値上がりや非正規雇用の広がりに加え、機構が回収を強めた影響もある。本人らに返還を促すよう裁判所に申し立てた件数は、この5年間で約4万5千件。16年度は9106件と機構が発足した04年度の44倍になった。給与の差し押さえなど強制執行に至ったのは16年度に387件。04年度は1件だった。

 奨学金をめぐっては、返還に苦しむ若者が続出したため、機構は14年度、延滞金の利率を10%から5%に下げる▽年収300万円以下の人に返還を猶予する制度の利用期間を5年から10年に延ばす、などの対策を採った。だが、その後も自己破産は後を絶たない。

 猶予制度の利用者は16年度末で延べ10万人。その期限が切れ始める19年春以降、返還に困る人が続出する可能性がある。(諸永裕司、阿部峻介)


     ◇

〈国の奨学金制度〉 1943年に始まり、現在は日本学生支援機構が憲法26条「教育の機会均等」の理念の下で運営している。2016年度の利用者は131万人で、大学・短大生では2・6人に1人。貸与額は約1兆円。成績と収入の要件があり、1人あたりの平均は無利子(50万人)が237万円、要件の緩やかな有利子(81万人)が343万円。給付型奨学金は17年度から始まり、新年度以降、毎年2万人規模になる。

 高校生向けの奨学金事業は05年度に都道府県に移管されており、全額が無利子の貸与となっている。大学生向けで給付型を採り入れている自治体もある。

伝統行事がピンチ!! 除夜の鐘に「うるさい」 餅つきは「食中毒心配」/17.12.27/毎日新聞

2017年12月31日 | 【NEWS】
伝統行事がピンチ!! 除夜の鐘に「うるさい」 餅つきは「食中毒心配」
2016年12月27日 毎日新聞 東京夕刊

 せちがらい世の中だから……。そう嘆くしかないのか。除夜の鐘は「うるさい」、餅つきは「食中毒が心配」--として、年末年始の風物詩が今、自粛や中止を迫られている。「健康への配慮なら仕方ない」との声もある。だが、伝統や文化は廃れてしまわないか、懸念も消えない。【宇田川恵】

 「日本人の心がここまでひねくれてしまったのかと思うと、あぜんとします。除夜の鐘は年1回。それすら我慢できないなんて、自分勝手すぎます」と憤るのは、エッセイストの安藤和津さん(68)だ。安藤さんは教育や食の問題に関心が高いが、最近の動向に我慢ならない様子。「餅つきで食中毒が怖いなら行かなければいい。主催者側も腰が引け過ぎです」

 矛先を向けるのは、各地でじわじわ広がる除夜の鐘や餅つき大会取りやめの動きだ。餅つきは正月を控えた子供の楽しみ。新年の午前0時をはさみ、「ゴーン」と鳴り響く鐘の音には心が洗われる。なぜ、そんな行事をやめるのか。

 静岡県牧之原市にある大澤寺(だいたくじ)の今井一光住職に聞いてみた。一昨年以降、大みそかの深夜からではなく、昼過ぎに打つ「除夕(じょせき)の鐘」を行っている。今井氏の亡父が住職だった十数年前、「うるさい」という苦情電話が3年連続でかかってきた。激しいクレームで、父は悩み、結局、鐘突きをやめた。しかし惜しむ声は多く、檀家(だんか)とも何度も話し合い、時間を変えて復活させたという。「一部のクレーマーに過ぎないと言う人もいるが、寺は住宅地にあり、我慢している人は他にいるかもしれない。伝統を振りかざすのではなく、機に応じて対応することが必要と考えました」と今井住職。特に都市部では鐘と住宅が接近してしまうケースがあり、当事者でなければ分からない「限度を超える被害」もあり得る。近隣に配慮し、除夜の鐘を自粛する寺は他の地域でも出ている。

 一方、餅つき大会中止が広がっているのは今冬、ノロウイルスが大流行する兆しがあるのが大きな要因だ。感染力が強く、乳幼児や高齢者は重症化することもある。急きょ中止を決めたという千葉県木更津市の市郷土博物館の半沢隆副館長に事情を尋ねた。集団食中毒の恐れを心配し保健所に相談すると「できればやめてほしい」と言われたという。「市民の安全安心は何より優先すべきです」と苦しげに話す半沢氏。だが市民からは「毎年の行事なのに残念」との声が絶えないそうだ。

地域交流減り、信頼築けず

 伝統行事を取りやめる理由はそれなりにある。しかし何百年も脈々と受け継がれてきたものが今、相次ぎ苦境に陥っているのは、現代に特有の背景もあるのだろうか。

 伝統的な職人の技を生かし物づくりなどを行っている「和(あ)える」の代表、矢島里佳さん(28)に聞くと、「地域の交流が乏しいことが大きな原因ではないでしょうか。互いに顔を知る同士で餅つきをすれば、不安や疑いは持たないし、誰かを一方的に責めたりはしないはずです」。地域住民同士で信頼関係を築けていないことが、問題の根底にあるのではないか、というのだ。

 餅つきは切り分けや味付けなどで餅に手を触れる工程が多い。ノロウイルスなどがはやっている最中に不特定多数の人が集まる場で行えば心配も大きくなる。万が一、体調を崩す人が出れば主催者の責任も問われかねない。だから自治体や商店街主催の大会は中止に傾きがちだ。もし信頼し合う仲間で行うなら、そう単純に中止したりしないだろうとの見方は多い。

 京都造形芸術大教授で、映画評論などでも知られる元文部科学官僚、寺脇研さん(64)は「除夜の鐘がうるさいとか言うのは、若者でなく、50~60代以上の発想だと思いますね」と分析する。20世紀後半の高度経済成長期やバブル期には、地域の祭りをはじめ多くの伝統が消えた。経済性が最優先とされたためだ。「この世代は何もかも振り捨てて一生懸命働き、風雅なことには目もくれなかった。私だって20代の頃は、初詣や花火大会に行く余裕なんてなかったですよ」。そんな世代が今、経済的価値のないものを批判している可能性があると見る。

 一方、伝統行事に詳しい食文化研究家、藤原浩さん(52)は「あまりにも伝統や文化の本来の意味を知らなすぎる」と言い切る。藤原さんによれば、新年に向けてつく餅は、神様へのお供えという神聖な存在。正月を過ぎ、餅を砕くことが「鏡開き」だが、砕いた餅を配ったのが「お年玉」の起源という。「そんな大切な意味があると知っていたら、簡単にやめられるでしょうか」。きねやうすは熱湯消毒し、参加者は十分手洗いするなど衛生管理を徹底し「伝統は継承してほしい」と話す。

 実際、東京都町田市は「伝統行事がなくなるのは悲しい」としノロリスクを減らしながら餅つきを行う方法をホームページなどで公表。ついた餅と食べる餅を分ける工夫も示し、お汁粉など再加熱して食べるように勧める。

 藤原さんは、本来の意味を知らないため、おかしな事態が生じていると強調する。日本人は古くから稲の神である「サの神様」を大切にしてきた。サの神は年に1度、春に山から里に降りてきて木に宿る。これが「サクラ」であり、桜の花が咲くことで農民たちは神の来訪を知り、願いごとをする。その儀式が花見の始まりだ。「ちゃんと継承されていれば、東日本大震災の時、全国で花見の自粛はなかったと思う」。沈みきった5年前の春は、なんとももの悲しかった。被災地の復興を願うなら、明るい花見で祈りをささげるべきだったかもしれない。

 藤原さんは言う。「未来に向かうためには、どこから来たか知らねばならない。だから先人が伝えるものを知ることが必要なんです。餅つきなどの伝統行事は、それを教わる貴重な場だと思います」

伝統回帰の若者に期待?

 日本の伝統や文化はこのまま消えてしまうことはないだろうか。危機感を持つ人は少なくない。安藤さんは「日本人には『お互い様』という美徳がありました。長年の伝統が失われたら日本人の心もなくなります。協調性を持ち、隣人を思いやる本来の日本人であり続けるには今が瀬戸際です」。矢島さんは「日本社会全体が忙し過ぎて、心のゆとりを失っているのではないでしょうか」と話す。

 だが、寺脇さんの見方は前向きだ。「今の若い人には伝統や文化を大切にすることへの回帰が見られる」と言うのだ。現代の若者はバブル期のような豊かさを体験せず、車や海外旅行にお金を使ったかつての若者に比べて貧しい。しかし、男女ともわざわざ慣れない浴衣を着て花火大会に出掛けるなど、お金をかけず生活を楽しもうとする。仮装をしてはじけるハロウィーンが定着したのも同じ流れだという。「日本は経済成長一辺倒の中で、あらゆるものを切り捨て、それは今も続いている。だが、これは長い歴史の中のわずか数十年。長い目で見れば、若い人たちが立て直してくれると思う」と寺脇さん。

 日本人はどこへ向かうのか。まずは一連の自粛問題をチャンスとし、この年末年始は伝統や文化を改めて見つめ直したい。

【世界ミニナビ】「梅毒」急増中の日本、世界は「淋病」制御不能時代を危惧/17.12.24/産経新聞

2017年12月28日 | 【NEWS】
【世界ミニナビ】「梅毒」急増中の日本、世界は「淋病」制御不能時代を危惧 2017.12.24 15:00 産経WEST

 日本の国立感染症研究所の発表によれば、日本の梅毒感染者は11月下旬までの速報値で5千人を超えた。5千人超えは昭和48年以来で44年ぶりだ。増加傾向にあるのは日本だけでなく、米国でも梅毒感染者は急増中で、米疾病対策センター(CDC)によると、2000年に6千人だったのが、16年には約2万7800人となった。ただ米国の場合、性感染症のうち梅毒より深刻なのはクラミジアや淋病だという。特に淋病に関しては、既存の抗生物質が効かない症例が世界的に増加しているようだ。

世界的な脅威に

 世界保健機関(WHO)は今年7月、既存の抗生物質に耐性を持つ「淋菌」(淋病の病原菌)が増えており、淋病が制御できない状況に陥る可能性がある、との声明を発表した。

 抗生物質に耐性があるという、いわゆる「スーパー淋病」に関しては、2012年の段階で、WHOが世界的に拡大していると警告を発出。ロイター通信は当時、08年に京都で確認された症例について研究者らが報告し、世界的な脅威になる恐れを指摘したと報じていた。

 淋病は、淋菌の感染による性感染症で、尿道炎などを引き起こすが、治療しないと骨盤感染症や子宮外妊娠、死産や不妊などにつながる可能性がある。また、何度も再感染することもある。

豪州でも深刻

 淋病感染者は世界で毎年約8000万人に上るといい、CDCによると、米国では2016年に約47万人が感染した。ちなみに米国の場合、性感染症のうち、最も患者数が多いのはクラミジア症で約160万人だった。

 淋病の深刻な状況はオーストラリアでも報告されている。

 米CNNによれば、オーストラリアの16年の淋病感染者は2万3800人超となり、5年間で6割以上も増加した。内訳は、男性が約75%。年齢別での感染率では、男性は20代、女性は15~24歳が最も高かった。さらに大都市圏では12年から16年にかけての感染率が99%増加したという。

 オーストラリアでの症例でも抗生物質が効きにくくなっていることが判明しており、淋病が治療不能になることへの危機感が叫ばれているようだ。世界的に広がりをみせる淋病に対し、WHOなどは新薬の開発が急務だとしている。

梅毒、早めに受診を

 一方、日本で急拡大中の梅毒は、主に性行為で感染し、性器や唇などに赤い発疹ができる。抗菌剤で治療できるが、放置すると脳や心臓に重い合併症を起こすこともある。

 国立感染症研究所が11月に発表した速報値によると、感染者は東京1561人、大阪703人、愛知310人、神奈川286人、福岡202人-などで、都市部に多い。

 厚生労働省は「早期発見すれば治療と感染拡大防止につなげられる。不特定多数との性行為など、気になる人は早めに受診してほしい」と呼びかけている。

北日本・北陸で暴風雪警戒 27日夕方にかけて新潟県では降雪100センチの予想も/17.12.26/ウェザーマップ

2017年12月26日 | 【NEWS】
北日本・北陸で暴風雪警戒 27日夕方にかけて新潟県では降雪100センチの予想も
12/26(火) 17:08配信 ウェザーマップ

強い冬型の気圧配置が続くため、北日本と北陸を中心に28日(木)にかけて、雪を伴った非常に強い風が吹き、海は大しけとなり、大雪となるところがある見込み。暴風雪や高波、大雪に警戒が必要だ。

北日本・北陸で暴風雪警戒 27日夕方にかけて新潟県では降雪100センチの予想も

<暴風雪・高波>

強い冬型の気圧配置のため、北日本と北陸は非常に強い風が吹き、海は大しけとなっている。これらの地域は28日にかけて、雪を伴った非常に強い風が吹き、猛吹雪となるところがあり、日本海側の海上は大しけの状態が続く見込み。

北日本・北陸で暴風雪警戒 27日夕方にかけて新潟県では降雪100センチの予想も
27日午前9時の予想天気図と上空の寒気の予想。

あす27日(水)にかけて予想される最大瞬間風速は、北海道、東北、北陸で35メートル、27日にかけて予想される波の高さは、北海道、東北、北陸で7メートルとなっている。北日本や北陸では、暴風や高波、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害に警戒が必要だ。

北日本・北陸で暴風雪警戒 27日夕方にかけて新潟県では降雪100センチの予想も
27日午後3時までの24時間予想降雪量。

<大雪>

北日本の日本海側や北陸の山沿いを中心に、28日にかけて大雪となるところがある。特に新潟県では、27日夕方までに多い所で100センチの降雪が予想されている。

 <27日夕方までに予想される降雪量(多い所)>
 北陸        100センチ
 東北、関東甲信   70センチ
 東海        60センチ
 北海道       50センチ
 
その後、28日にかけて、北日本の日本海側や北陸を中心に降雪量がさらに多くなる見込み。
大雪による交通障害に警戒するとともに、なだれにも注意が必要だ。

JASRAC、音楽教室からの著作権料徴収 先送りに/17.12.21/NHK

2017年12月21日 | 【NEWS】
音楽教室からの著作権料徴収 先送りに
12月21日 12時49分教育 NHK

JASRAC=日本音楽著作権協会が音楽教室から著作権の使用料を徴収する方針を決めたことに対し、音楽教室側の団体が、徴収の保留を求めて文化庁長官に裁定の申請を行いました。裁定が示されるまでの間は徴収を行うことができず、JASRACが来月から始めようとしていた徴収は先送りされることになりました。

楽曲の著作権を管理しているJASRACは、来月以降、著作権の使用料を徴収する対象にピアノなどの演奏を教える音楽教室を加える方針を決め、使用料の規定を文化庁に届け出ています。

これに対して教室の事業者などは教育目的の演奏は対象外だとして、使用料を請求する権利がないことを確認する訴えを起こしています。

21日は教室の事業者などで作る「音楽教育を守る会」の三木渡会長など4人が文化庁を訪れ、裁判の判決が確定するまで徴収を保留することを求めて文化庁長官に裁定の申請を行いました。

文化庁によりますと申請は受理され、裁定は今後、文化審議会に諮ったうえで示されることになりますが、それまでは法律の規定によって徴収を行うことはできず、JASRACが来月から始めようとしていた徴収は先送りされることになりました。

著作権使用料の徴収に関して裁定が申請されたのは、今回が初めてだということです。

「音楽教育を守る会」の三木会長は、「JASRACが権利者のために著作権料を徴収する使命感を持つのは当然だと理解していますが、目先の徴収が結果的に音楽文化の根を絶やすことにならないように広い視野で考えてほしい」と話していました。

一方、JASRACは、「まだ申請についての通知が届いていないので、現時点ではコメントできません」としています。

富岡八幡宮、女性宮司?刺され死亡 現場に日本刀、男女3人重軽傷/17.12.07/産経新聞

2017年12月07日 | 【NEWS】
富岡八幡宮、女性宮司?刺され死亡 現場に日本刀、男女3人重軽傷 神社関係者トラブルか
12/7(木) 23:40配信 産経新聞

 7日午後8時半ごろ、東京都江東区富岡の富岡八幡宮の敷地内で、通行人から「複数の人が血を流して倒れている」と119番通報があった。警視庁深川署などによると、男女4人が緊急搬送され、女性宮司のほか、1人の死亡が確認された。

 捜査関係者によると、他に1人が意識不明の重体。女性宮司の運転手の男性も軽傷を負った。いずれも富岡八幡宮の関係者とみられるという。

 同署や複数の捜査関係者によると、現場には血液が付着した日本刀とサバイバルナイフが残されていた。被害者は日本刀で斬(き)りつけられた可能性がある。

 死亡が確認された男の腰には、サバイバルナイフの鞘(さや)があった。同署は死亡が確認された女性らが何らかのトラブルを抱えており、事件に発展した可能性があるとみている。

 富岡八幡宮は江戸時代初期に創建され、江戸3大祭りの一つ「深川八幡祭り」が開催されることでも知られている。今年には宮司就任をめぐるトラブルから、神社本庁から離脱したことでも話題となった。

 近くに住む30代の男性は「神社でこんな事件が起きるとは…」と絶句した。

JR埼京線で女性取り囲み集団痴漢疑い 4人逮捕、ネットで集まる?/17.11.27/産経新聞

2017年11月28日 | 【NEWS】
JR埼京線で女性取り囲み集団痴漢疑い 4人逮捕、ネットで集まる?
2017年11月27日 12時51分産経新聞

 JR埼京線の車内で女性に集団で痴漢をしたとして、警視庁板橋署は27日、強制わいせつ容疑で職業不詳の萩原崇智容疑者(34)=東京都豊島区=ら男4人を逮捕した。板橋署によると、4人は事件当日、初対面だった。ネット掲示板に、女性が被害に遭った電車の車両は痴漢がしやすいという趣旨の書き込みがあり、掲示板を見て集まった可能性があるという。

 ほかに逮捕されたのは、会社員、片岡秀照容疑者(49)=大田区、職業不詳、細川充容疑者(43)=荒川区、会社員、斉藤祐輔容疑者(35)=横浜市=の3人。

 逮捕容疑は7月19日午後7時すぎ、埼京線池袋-板橋駅間を走行していた電車の先頭車両で、都内に住む20代の女性会社員の服の中に手を入れるなどのわいせつな行為をした疑い。

 板橋駅のホームで、乗客の整理をしていたアルバイト(19)が、車内で女性を取り囲むようにして立っていた男らに気付き、駅員を通じて110番した。車内の防犯カメラの映像などで4人を特定した。



JR埼京線で集団痴漢 逮捕の男「周りが女性触り、むらむらした」携帯に痴漢情報交換閲覧の履歴
2017年11月27日 13時30分 産経新聞

 JR埼京線の電車内で集団で女性に痴漢したとして、警視庁板橋署は27日、強制わいせつ容疑で東京都豊島区池袋の職業不詳、萩原崇智(たかとも)容疑者(34)ら男4人を逮捕した。

 4人に面識はなく、一部の容疑者の携帯電話にはインターネット上で痴漢情報を交換する掲示板の閲覧履歴があった。

 同署は4人が掲示板を見て同じ快速電車の先頭車両に乗車したとみて調べている。

 萩原容疑者ら3人は「周りの乗客が女性を触っていたことにむらむらして触った」などと容疑を認めている。

 1人は「触ろうと思ったが触れなかった」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、7月19日夜、JR埼京線の電車内で20代女性に対し、着衣の中に手を入れるなどのわいせつな行為をしたとしている。

 板橋駅で停車した際、乗客の整理誘導を行うアルバイトの男性(19)が女性が4人に囲まれているのに気付き、駅員を通じて通報した。



【衝撃事件の核心】集団痴漢の合言葉は「1902」…埼京線の先頭車両に集まった卑劣な男たち

 インターネット上で痴漢情報を交換する掲示板を見て集まった男4人が、JR埼京線の電車内で集団で女性に痴漢したとして、警視庁板橋署に強制わいせつ容疑で逮捕された。男らが閲覧していた掲示板は、特定の電車を指す数字や隠語などの“合言葉”を使い、あくまで「妄想」という体で痴漢のしやすい車両や、女性の容姿などの情報を交換。ネット上の「妄想」にとどまらず、現実世界で悪質な犯罪行為を助長している実態が浮き彫りとなった。

混雑する車内で…周囲の乗客が異変察知

 7月19日夜。帰宅時間帯で混み合うJR埼京線板橋駅の下りホームで、快速電車の乗降客の整理をしていたアルバイトの男性(19)が、車内の異様な雰囲気を察知した。

 若い女性の周囲を取り囲み、不審な動きをする4人の男たち。男性が注視していると、「こいつら、痴漢だ」と別の乗客が口々に訴えた。男性は非常ボタンを押し、電車を停止させて駅員に通報。男たちは駆けつけた警察官によって板橋署に連行された。

 その後の防犯カメラなどの捜査で、4人が女性の着衣の中に代わる代わる手を入れるなどのわいせつな行為を行っていたことが判明。板橋署は強制わいせつ容疑で、東京都や神奈川県に住む30~40代の男4人を逮捕した。中には、京大理学部卒のIT関連企業役員もいたという。

 4人の間に面識はなかったものの、同署は「共謀して」犯行に及んだと認定。複数の容疑者の携帯電話に、痴漢に関する情報を交換する共通のインターネット掲示板の閲覧履歴があったからだ。

表向きは“妄想”も…実体験書き込み

 容疑者らが閲覧していたとみられるのは、「痴漢体験告白」などと題したインターネット掲示板。「この掲示板の書き込みは全てフィクションです」などと記されており、表向きは“妄想”を投稿する掲示板をかたっているが、実際には痴漢に向いている電車の情報や、実体験が書き込まれている。

 《今日の1902はどうでした?》

 《1902で女の子泣かすなよ…妄想にも礼儀あり》

 掲示板では、実際の被害者を目の当たりにしたような、生々しいやりとりも交わされている。「1902」は、今回事件のあった午後7時2分の新宿発川越行き埼京線快速電車を意味する隠語で、「1902の1-1」であれば、同電車の1車両目1番前のドア付近を指す。

 容疑者らはこの掲示板をみて「1902」の「1-1」に乗り込み、同じ女性にわいせつな行為をしたとみられる。

痴漢増やす温床…警戒強める警察当局

 調べに対し、3人は「周りの乗客が女性を触っているのを見て、ムラムラして触ってしまった」などと痴漢をした事実を認め、もう1人は「触ろうとしたが、手が届かなかった」と否認しているという。

 それでも、4人がお互いの共通の目的を認識し、女性に近づいたことに変わりはない。逃げ場のない車内で4人の男に囲まれた女性は、どれほどの恐怖と屈辱を感じただろうか。

 ところで、問題の掲示板のトップ画面には、こんな注意書きもある。

 《体験告白掲示板は、擬似的体験に近づき、実際の犯罪を無くす為に存在します。(中略)痴漢・レイプ・売春等は許されない犯罪行為です》

 この注意書きを書いた人物は、閲覧者が実際に卑劣な事件を起こし、4人もの逮捕者が出た事実をどのように受け止めているのだろうか。捜査当局は、こうした掲示板が痴漢を増やす温床になっているとみて、警戒を強めている。







ショッピングセンターで4人殺傷 男に無期懲役判決 釧路地裁/17.11.09/北海道新聞

2017年11月10日 | 【NEWS】
ショッピングセンターで4人殺傷 男に無期懲役判決 釧路地裁/17.11.09/北海道新聞

「強固な殺意による極めて危険な犯行]

【釧路】釧路市の大型商業施設「イオンモール釧路昭和」で昨年6月、客や店員の女性4人を包丁で襲い、死傷させたとして、殺人などの罪に問われた元新聞配達員松橋伸幸被告(34)の裁判員裁判の判決公判が9日、釧路地裁であった。小林謙介裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。

 小林裁判長は判決理由で「(被告は)知的障害ではない、と診断した精神鑑定結果は信用できる」と指摘。犯行時、被告は統合失調症の症状がない状態で、刑事責任能力は完全にあったと認定した。

 量刑理由については「強固な殺意による極めて危険な犯行で、非常に悪質。無期懲役が相当と判断した」と述べた。

弁護側は「心神耗弱」主張

 論告によると、松橋被告は昨年6月21日、商業施設内で戸沼雅子さん=当時(68)=の左胸を包丁で刺すなどして殺害したほか、客や店員の女性3人の顔や首を次々と切り付け、殺そうとした。

 検察側は「完全責任能力があった」として無期懲役を求刑した一方、弁護側は「心神耗弱だった」として有期懲役が相当と主張し、結審していた。



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