矢野顕子×上原ひろみ セッションライブ！

すごい！すごすぎる。

期待はしていましたが、それ以上。
「ピアノが夢見た奇跡」というキャッチコピー通り、まさに奇跡のような２時間。
風邪ひいて熱っぽかった体調もぶっとびました。

構成は上原ひろみソロ→矢野顕子ソロ→二人のセッション。
上原ひろみの早弾きテクニックと日本人離れしたプレイスタイルに圧倒され、
約２年ぶりの生あっこちゃんにほのぼのし、
そして二人のセッションに感動しっぱなし。
「すごい」と思わずつぶやいてました。

セッションはあっこちゃんの楽曲（カバー曲も含む）が中心、ものすごいゴージャスなピアノセッション。あんなに早弾きしてるのに息がぴったりなのはなぜだー。
まるでオーケストラ聞いてるみたいな重厚感。
上原ひろみの楽曲にあっこちゃんがハミング？フェイク？を入れてのセッションやビルエヴァンスの「very early」を上原ひろみ伴奏であっこちゃんがスタンドマイクで歌う場面も。
選曲は、「ごはんができたよ」「ラーメン食べたい」などあっこちゃんのスタンダードナンバーもありつつ、普段はなかなかやらないジャズっぽいナンバーもたくさん盛り込まれていたので、毎年さとがえるコンサートやブルーノートに行っている人でも新鮮だったのでは？
「そこのアイロンに告ぐ」は、「はじめてのやのあきこ」で上原ひろみがカバーしていたので絶対演奏するという私の予想通り、アンコールの一曲目で披露していました。あの曲を聴いたときの私の感動がよみがえる…。

いやーこれは本当にすごいライブでした。
スペースシャワーTVがスポンサーになってるからきっとDVDになるでしょう。
CDも出るでしょう。
買うね、出たら買っちゃうね。
というか、このセッション毎年やっちゃうっていうのはどうよ。
上原ひろみとセッション出来るピアニストはそういない。
天才、言い方悪いがある意味化け物のような人だ。
お互い輝かせることができなければセッションライブする意味がない。
超越した技術を持ち、揺るがない自分のカラーがしっかりあるミュージシャン。
いや、たぶんそれだけでは足りない。
音楽に対する愛。音楽を信じる力。
なんだか夢みたいな言葉だけれど、たぶんそういう領域の部分。
それが二人の間を強く結びつけているような気がしました。
その時間を共有できる幸せ。

まさにライブの醍醐味を堪能した夜でした。