ジャン・サスポータスさんのワークショップ！

今日はスタジオでの最後のリハーサル。
やっぱりあまり体が動かない。
昨日来た衣装を付けた踊りは、ちょうどあばらががっちり固定されてしまった感じで動きにくくて背中をまともに伸ばせない……。これから衣装を改善しなくては。
でも踊っているうちに、何が行けないのかわかってきたのでよかった。
ひとまず明日の広い場所を借りてのリハーサルで動じなくなりそう。

さて、ジャンさんのワークショップの３日目。
一通りこれまでのスパイラル中心の動きをして体を伸びやかにほぐしてから、役者用のトレーニング内容が出てきた。
行きたいと感じた方向に自由に歩き止まる。
舞台空間に一緒にいるメンバーを意識ながら、どういうハプニングが起こるか、何が生まれるのか感じてみましょうというものだった。
その次の段階としてさらに表情を変えたり、相手にたいして受け入れる、拒否をするなどの感情を通したコミュニケーションをとりいれていった。

私はもっとダンスの即興ぽい中でこれに似たような内容をやったことがあったので、わかりやすかったが、一緒に参加している役者の方々は理解するのに少し大変そうだった。つい演技を入れすぎてしまったり、まず普通に歩くときのくせが出てきたり。
これらを一通りやっていたらあっという間にタイムリミット……もうおしまい？って感じでした。

上記の歩行のトレーニングは、やっている側はある特定の感情が出てくるのみだけど、見てる人たちは、出ている役者に関係なく勝手にいろいろな感情や人間関係が浮かんでくるほうがおもしろいし、それを見せるためには、極力説明してイメージが限定されています内容だとつまらない。
「クサイ」といわれる演技は、そうとしか取れないような一つの感情なり思いを見せる演技をしたときに言われるのかな？というのを感じました。

あと残り二日を残して終了してしまったワークショップ。
ジャンさんと握手をして、ジャンさんの公演が９月にあるので、それの話をしてお別れしました。
今週末の日曜に、ジャンさん出演のピナバウシュ舞踏団の「カフェミュラー」がやるとのこと。もしお時間ある方は見てくださいませ！