京都・左司馬の河童さん日記

今日は、河童父さんの母の３６年目の祥月命日。
息子が生まれて、５ヶ月目やった。
あれから、世の中も河童さんの暮らしもすっかり変わったけど、
この日が来ると、二人が今こうしてある事に感謝，感謝や。
今日も、窯を開けて、河童さん達が元気に生まれてきた。
自宅のお仏壇に，お参りできんかったけど、
窯の前で、ふと、二十代の河童母さんと母の
仲の良かった思い出話を聞きたくなった。

一昨日で、空閑さんの一坪ギャラリー、『手編み展』も終了。
11月の土日の8日間。滋賀県の守山から休まずに来られた空閑さん。
ご苦労様でした。
河童さん二人も、新しい良い方達との出合いが、たくさんできて、充実したいい時間やった。
昨日から、またアトリエに戻り、12月6日から始まる左司馬恒例『だんだん喫茶展』の準備と
七尾で依頼していただいた、河童さんや器の制作。
急いでるのに、昨日ギャラリーで田中さんから、ゆずをいっぱい買ってしまった。
もったいないので、今日は、河童父さん、大洲の郷土料理『ゆねり』に挑戦や。
寒さに震えながら台所で数時間、やっと完成。
忙しいのにまた、余分な時間を使ったけど、うまい！こんなもんかなあ。

愛媛、大洲から、大きな柿とボージョレヌーボーが、届いた。
鳥取から大根、かぶら、キクイモ、ショウガ，白菜など、どっさり届いた。


山中湖から、初冠雪の富士山の写真とお便りが届いた。
秋の味覚と便りを、アトリエでじっくりとあじわう。
ありがとうございます。
嬉しい日に、河童母さん紅ショウガを一年分つくった。

寒い寒いと言いながらのアトリエぐらし。
今日も灯油を窯焼きの分とストーブの分とで、
いっぱい使う。
18リットル1800円以上やから節約せんとあかん。
いい水菜ができたので、小松菜は,虫さんが食べたらいいか。
やっぱり、小松菜も、残してほしいなあ。

秋色に染まった雑草と、畑をすこし整理して、
今日は、ニンニクを植えた。

真っ白い山茶花も、寒そうや。

今週も、比叡平のアトリエに、こもりっぱなし。
自宅とギャラリーに、用事で降りると、
北白川のケヤキが、一層色づいて、
ドンクのまえも、絵のような景色。思わずまたシャッターを押した。

曼殊院、詩仙堂、金福寺、糺の森、岩倉実相院、大原三千院など、河童さん家の近くは、
これから、鮮やかな紅葉で、ゆっくり、散策でもしたいけど，叶わんなあ。
明日は、ギャラリー、オープンの日。
今月中にする事が山積みのアトリエで、今日
窯の中から、二代目花ちゃんが誕生。
まだ、暖かくて、血が流れている様な赤みを帯びた表情に、河童母さんも嬉しそう。
秋も深まって、朝晩ぐっと冷え込んで来たけど、気を引き締めて、今年を乗りきろか！

京都北白川通りのけやきも、色づいてきて、
京都造形芸術大学や、ドンク付近も秋色に包まれてきた。比叡平から、
北白川、自宅のある一乗寺、修学院、宝ケ池、そして、岩倉のギャラリーまでの
土日の通勤ドライブは、この季節一番の楽しみや。
今週の、土日の、空閑（くが）さんの手編み展も、奈良や神戸、滋賀から、
たくさんの来客で賑わっていた。
長崎佐世保出身の彼女の小学生時代の同級生もこられて、
河童さんと同世代のかた達とのひととき。
手編み毛糸の作品につつまれながらの暖かい雰囲気の展示会や。

アトリエは、きょうもジメジメとした一日。今週は、二回の窯入れの予定やのに、
乾燥が遅くて、乾燥を待って、また深夜からの火入れや。
冬野菜も大きくなって、大根や、かぶらや、ミヅナの間引き菜などを穫りながらの暮らし。

クロヤギさんもはたけの横で笑ってる。

今年は、河童さんの花器の横に小さな、サンショウウオ？がついたのが登場。
「これなんや？」と不思議な正体の話題に花がさいたけど、
河童さんもサンショウウオも、水辺の仲間。
河童母さんのいきもの達。いろいろ、おもしろいのが生まれてくるもんや。

七尾の展示会で、こどもの頃、河童を見たと言う若いお母さんが来られた。
サンショウウオの卵を見に行ったら、沼の木の陰で私を見ていたらしい。
鮮明に憶えていて、母親になった今も、こども達をつれて、その場所に行ってみるらしい。
その後、お母さんから娘の誕生日のプレゼントに河童さんを作ってほしいと、依頼があった。
誕生日は、11月5日。河童母さんと同じ日や。
先日、制作した河童さんを送ったら、今日、七尾から、母さんにプレゼントが届いた。
河童さんの花器に、サンショウウオがついた作品。気に入って頂いたようや。
今日もまだ深夜まで、制作。
なぜか、今、30年前の長渕剛のCDが、回りっぱなしのアトリエや。

先月のうたた寝展の最終日に、
茄子なら、何でも反応する佳代ちゃんがやって来た。
イラストや、置物、ぬいぐるみ何でも、茄子を集めたり、描いたりしている加代ちゃん。
その日も、アヒルちゃんのぬいぐるみを、お茄子と河童さんに変身させて、
見せてくれた。
茄子の絵が入ってると、又、買ってしまったと、ハンカチも。
加代ちゃんの部屋には、茄子コレクションがいっぱいらしい。
友達からも、どんどん茄子情報がくるらしい。
最近、旦那は、河童を集め始めたという。
どんな部屋や？どんな夫婦や？
彼女に刺激されて、河童母さんも茄子の花器を作ってみた。
みんなに好評で、お花もやっぱり、長持ちするようや。
ひょうきんな形と、茄子の頭は、河童さんにも、似てるのかなあ。
空閑さんの一坪ギャラリーの初日土日も、草津や、守山から
次々と、手編み展に来られ、暖かーい手編みのスカートや、手袋を求めてられていた。
昨日も、河童母さんとこども達のまわりは，賑やかな雰囲気に包まれている。

今日から11月。
今月の土日オープンの左司馬の一坪ギャラリーは、
空閑（くが）節子さんの手編み作品展。
ぐっと冷え込んで来たこの時期、暖かい手編みのスカート「おひさまスカート』や、
手編みグッズを展示されます。
ぜひ、来て下さいね。
アトリエでは、キクイモの花が、あちこちに咲いている。
そっと、隠れて止まっているモンキチョウ。
色ずく秋の季節がやってきて、今年も後２ヶ月か・・。