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ご来場、感謝。おでかけ。

2007年10月30日 19時34分09秒 | Weblog
10日間の創作表具展も最終日まで,大変多くの方に来ていただき、ありがとうございました。
新しい幼稚園の空間を建築中の園長さんをはじめ、最近,マイホームを建てた人,室内の内装を変えた人、座敷の螺鈿の机の横に屏風を置きたいと、買っていただいた方。絵手紙や絵はがきを入れたいと、卓上のミニ屏風を買われた方など、それぞれに、自分たちのインテリアニーズをイメージしながら、選んでられました。『こんな技術でこんなリーズナブルなお値段に、驚いた』『ぜひ東京で展示会をしてほしい』という東京からのお客様や、『フランスやアメリカの方にも日本の手職人の技を紹介してほしい』といいながら、目を丸くしてみてられた外国の方等から、さまざまなアドバイスやご意見を頂き。江端氏本人も,恥ずかしそうに喜んでられました。
その夜、みんなで、この期間の話題で遅くまで盛り上がりました。いい企画展ができて、河童さん二人も喜んでいます。
翌日、なかなか伺えなかった、某大手メーカーの相談役のお宅へ、お見舞いに、大阪まで出かけました。以前は、大阪三大ユニーク社長で、独特の創造力とアイデアで大きい会社にされたのですが、2年前、急な事で体が不自由になられました。人一倍好奇心と行動力のある怖いワンマン社長
が、久しぶりにお会いすると、ちょっと弱気になって、優しい福福さんのようになられていました。何かまだ70過ぎのご夫婦の姿に、胸が熱くなる思いで、そのお宅をあとにしました。
夕方、その足で、大阪の中心で、大きな画廊をされているご夫婦が、年内で、画廊を閉められると聞いて、会いに出かけました。長年やられている有名な画廊で、河童さんも2回企画展をしていただいたところなのですが、絵画や、彫刻や美術工芸品の時代の変化の波に、さらされて、決断されたとの事でした。また、芸術の世界に大きな夢を持ったお二人の世界が消えていくのが、寂しいことです。なんとか、新しい次のギャラリーのあり方を、模索しながら再出発してほしいと、夜遅くまで、語り合い別れました。
時代とともに、どんどんとものの価値が失われて、目新しいもの、変わったもの、新しい流通が
主流のアート界は、どうも私たちが求めているものと違って、異常なほど奇妙な方向に進んでいるようで、納得できない事が,多すぎるように思います。
必ず、もっと大切なアートの世界がある事を信じて、河童さんも辛抱強く、我慢強く、感動のある普通の心で、生きてやるわい!と思った昨夜でした。


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ダンボール?

2007年10月27日 21時12分28秒 | Weblog
あと一日に迫った、江端明洋氏の表具展のなかに、コンペで入選した灯りの作品も数点展示しています。和紙を巧みに張り合わせた作品は、さすが長年の表具の技術から生まれた完璧なものです。中でも、ダンボールの断面を一枚一枚張り合わせた灯りの作品は、みんなびっくり。
角度によって,断面から漏れる光が、まるで、やわらかい糸が折られたような幻想的なフオルムの中から,浮かび上がる,素敵な作品です。だれもダンボールを利用したとは思えないやさしいひかりのオシャレなインテリア作品です。
連日、たのしい展示に沢山きていただいていますが、明日はもう最終日。これからも伝統の手技から生まれる,新しい作品を、展示してまた見ていただきたいねとみんなで話しています。
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今に生かす伝統の技

2007年10月24日 21時42分39秒 | Weblog
河童さん家の創作表具展も、後半に入り、毎日沢山の方が、見事な創作屏風や、絵手紙額や,掛け軸等の作品と、河童さんや山野草の展示をたのしんでいただいています。
江端氏は、お父さんの時代から、息子さんやご兄弟まで、京表具のお仕事をされていて、過去京都の表美展で、最高の知事賞7回、市長賞7回、会頭賞など数々受賞され、現代クラフト展にも積極的に出品されて、入選されている方です。古い伝統の京表具の揺るぎない技術をベースに、新しい創作作品をどんどん生み出してられる、この業界では、異色の存在です。ギャラリーに来られる方や
表具の専門の材料屋さん等からお聞きすると、写真のような細工は、なかなかできる方はいないらしくて、これからの京表具の世界に、大切な作家さんだと思います。
中国から来たものや,安い材料で量産品があふれてしまったり、畳の部屋や床の間などが、少なくなり、表具の世界も、どんどんと手づくりのものの需要が減って来ている中で、新しいインテリアへの提案を、これからも、意欲的にしていかないとと、みんなで、そんな話で、盛り上がっています。やっぱり、手のしごとは、その人の心を伝える大切な文化ですからね。拝んで眺める工芸品より、大切に使って残せるものづくりがいいですね。
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すばらしい貼り交ぜ屏風

2007年10月19日 22時09分30秒 | Weblog
今日から、ギャラリー左司馬で江端明洋氏の創作京表具展が始まりました。
あいにくの寒い雨でしたが、午後から次々と来ていただき、盛り上がりました。伝統の京表具の
技の屏風仕立ての作品はすばらしく、みなさんが、感心されていました。特に今回は、貼り交ぜ屏風という作品を中心に,展示されたのですが、古布や、帯地を貼り交ぜて構成する作品は、みごとなものです。思い出のお家に残っている帯地や着物地を屏風に張り交ぜて仕立てる注文も受けていただけるようで、それぞれの、インテリアに生かせる自分だけの屏風や、インテリアの軸等,楽しい作品にもチャレンジされています。
その他、型抜き絵柄を、はめこんだ最高の技術の、立て屏風や、和紙を使った現代的なテクスチアーの屏風。和紙を巧みに使ったモダンな灯りの作品など、すばらしいものが並びました。
間、間に、河童さんや、粋な苔玉等を展示し、今までの表装展とは違った楽しい雰囲気も作れました。ぜひ、みなさんに、京表具の作家の作品を見ていただきたいと思います。28日までやっていますので、おでかけくださいね。
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ギャラリー左司馬の由来

2007年10月18日 01時22分31秒 | Weblog
今日は、明後日から、はじめて、河童さん以外の方の展示会があるので、気になっていた、28年間生業にして来たデザイン事務所の名前の看板を、『左司馬』に変えました。昨年、二つのデザイナー協会も脱退し、グラフイックデザインの世界から,二人だけで陶芸をベースの,手作りワールドに
シフトして、ギャラリーを昨年3月オープン。新たな再出発でした。自分たちが作ったものを自分たちで発信して、いろいろな方に見ていただき、いろいろな方との出会いの中で、もの作りをしていく事が、私たちのこれからの道になっていけたらと思いながら、暗中模索の日々ですが、いままでたくさんの方に、支えられながら、河童さんのギャラリーとして,少しずつ歩き出しています。
ギャラリーの名前の左司馬の由来は、私たちの遠い先祖の人物の名前から取りました。もともと河童さんの名字の舌(ぜつ)という名字も,ある文献では、神代の時代からある名字で、数多くの
伝説や神話がある数少ない名字なのですが、天保年間1843年に京都の貴船社家代表として、土地の守り神の上賀茂神社と水源の神の貴船神社との訴訟問題で活躍した舌左司馬という人が、いたそうです。左京区洛北にあるギャラリーで、左馬(ひだりうま)は、陶芸には、縁起のいい事だし、貴船の水の神様が、この道を開いてくれたのかも?と二人で当てつけをいっぱい考えながら、ギャラリーは左司馬に決めました。二人の星座も水の星、河童さんのお皿の水が乾かないように、大切に左司馬の名前をを続けていきたいと思っています。宜しく応援してくださいね。
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ありがとうございます。

2007年10月14日 23時17分59秒 | Weblog
昨日、9日間の河童さん展が、終わりました。沢山の方に来ていただき、感謝、感謝です。また河童さんの縁で,新しい出会いがたくさんできて、輪が広がって,喜んでいます。京都,鳥取、七尾、東京、大阪、奈良,滋賀と,私たちを支えていただいてる人たち。足を運んでいただいて本当にありがとうございます。茨木にお住まいの方、立派なお花を頂いたり、何度もお友達を連れて来てくれたり、案内状をカラーコピーして、手渡していただいたり、うれしかったです。幸せな河童さん二人です。
ソフトクリームの河童さんが家族の仲間入りした可愛い奥さんの知里ちゃんも、搬出のときも、『河童さんのお母さんと握手させて下さい。』と言って、お仕事の合間をぬって、やってきてくれました。
ギャラリー五風の黒田さん、河童のお母さんと、慎介、誠一を今後ともよろしくおねがいします。3年目のギャラリーがんばってくださいね。
最後に、おいしいケーキをもって京都から2度も来てくれたカンチャンとみんなで、お茶をして、
茨木の町をあとにしました。
今日は、ゆっくりと,あとかたづけをしながら、お礼のメールや,電話の一日でした。
みなさん、ありがとうございました。
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男のギャラリー訪問

2007年10月13日 01時15分48秒 | Weblog
今日は,昔の会社の友人が,1人ギャラリーに来てくれました。営業畑を退職し、今は,第三の職場が決まって,研修中らしいのですが、いつも一人で明るくギャラリーに入って来てくれるのです。『私は、絵やら陶器やら,どう見たらいいのかわからんけど、これは、なんか心がほっとするんや』と言いながら、毎回河童さんを持って帰ってくれる貴重な男性なのです。
いろいろな場所で作品展をしていると、そんな男性が1人,二人はかならず来られるのですが、
本当に、ギャラリーを訪れる方は、女性ばかりです。どうどうとした態度で入ってこられる男性は、画商や,作家や経営者風の方や,詐欺師風の方で、目つきや振る舞いが、全く鑑賞する方とは、違う男性で、会話の噛み合わない思いをたくさん経験しました。ゴルフやパチンコ、野球やサッカー。玉を求めて、早朝から出かける種族も、美術や音楽に関心がある人は、本当に少ないように思います。会社で自分の役割や立場を与えられながら生きて来て、退職後、ふと自分の次の居場所や生き方を考えて、あれこれ趣味を広げてみても、数ヶ月も立つと、何のためにこんなことをしてるんやろ?どう暮らしたら充実した達成感が味わえるんやろ?と悩み始めて、いつも何か空虚感が付きまとっている男の方が多いと聞きます。世の男族(河童さんも含めて)たち!
女性族のたくましい好奇心と行動力と情緒に対する感受性や、子供や夫からの開放感は、すごい!
今日きてくれた友人は、ギャラリーで、元気な女性の方達とたのしそうに,歓談しながら、河童さんの好きな絵を買って帰ってくれました。たくさんの元気で,明るい団塊の男たちに、もっともっとギャラリーに足を運んでほしいと思った一日でした。
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ソフトクリーム

2007年10月11日 00時12分44秒 | Weblog
暑い夏も終わり,冷たい飲み物や冷菓も、ちょっと遠慮がちになってきましたね。
今日から、作品展後半スタート。一昨日の前半終了間際に、ギャラリーの近くのコーヒーショップにバイトで来ている、かわいい女性が、ギャラリーに入ってきました。展示の河童さんをみて、
『こんなん,初めてや!わーどうしよう!かわいい!』と大感激の悲鳴。『みんなほしい!、お母さんにもプレゼントしたい!』とうれしいことをいいいながら、もう河童さんの作品の前に釘付けの状態。一見高校生にみえる、とても茶髪のかわいい女性なのですが、尋ねると二児のお母さんときいて、みんなでびっくり。どうしても連れて帰りたいからと、作品を一生懸命みてくれていました。『ソフトクリーム食べてる河童さんや!』『私ソフトクリーム大好きなんです』明るくて楽しそうに話しながら、手に取って、もう完全にはまってしまった様子でした。『これと、おかあさんにプレゼントの河童さんとで、おいくらですか?』『そうか、どうしよう、主人に話すとおこられるかなあ、ああどうしよう』と言いながら、『あの横のソフトクリームを欲しそうにしてる河童さんも連れて帰らないと可哀想になってきた』と二体の河童さんもにぎりしめて真剣に思案しているので、気持ちの素直なかわいい彼女に、みんな、感動させられました。『ゆっくり,考えてまたのぞいてね』と言って、さわやかな気持ちで前半を終えました。こんなに、喜んでくれる方にまた、出会えて、ほんとうに嬉しい気持ちになりました。
今日、かわいいハルちゃんという2歳の子供さんの保育所帰りに、ハルちゃんと一緒に来てくれました。明日は、お給料日なので、連れて帰ってくれるそうです。
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アトリエ食菜日

2007年10月09日 21時08分01秒 | Weblog
茨木での河童さん展の前半が終わり、今日は一日休廊日なので、久しぶりに、比叡平のアトリエで
ゆっくりできました。当の河童さんは、今真っ盛りの彼岸花とコスモスを、この時期を逃したら、
来年迄描けないので、昨晩から、制作に精を出しています。気韻生動、この時期のこの空気と
風のなかに、気持ちを置いて,筆をもつ事が、河童さんの一番の休息のようです。
雑草の中のアトリエは、ホトトギスもいっぱい花をさかせていました。にょきにょきと、何か異様な斑紋と雰囲気の花で、あまり、小鳥のホトトギスを連想できないですね。
大根も、蕪も,菜っ葉類も、少しずつ大きく成長して、いよいよ冬野菜の成長期、アトリエもすっかり、夕暮れは寒くなりました。わるザルどもは、期間中どうも来ていない様子で、色づいた柿を今年は、お先に収穫。あすあたり、カラスと猿が残念がるでしょう。
友達から頂いた,白い水引草も紅白で対でしっかり根がつき、かわいい花を咲かせていました。
トウガラシやモロヘイヤや、ニラ、オクラを穫って、今日はアトリエ食菜日です。
河童さん展も明日から後半です。前半も遠くから沢山きていただいて、本当に感謝感謝です。
新しい出会いや、発表する新しい機会等もあって喜んでいます。後四日、河童さんに会いに来て下さいね。
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大阪茨木の河童さん展始まりました。

2007年10月03日 22時11分21秒 | Weblog
今日からJR茨木駅前のギャラリー五風さんで、『河童さん展』が始まりました。
いつも、搬入と展示までが、エネルギーの限界で、終わったら,疲れがどっとでてきて、昨夜は、ふたりとも、ぐったり、ぐっすりでした。ギャラリー五風さんは、小さなかわいいギャラリーで、
3年前に、オープンされたところで、うちのギャラリーに来ていただいた縁で、企画していただきました。白い小さなスペースに、たくさんの河童さんの陶彫や絵が,いつもと違った感じで、みんな
楽しそうに見えて,いい展示になりました。新聞にもおおきく写真いりで、掲載していただき、初日も、たくさん来ていただきました。これから、13日迄,(9日は、お休み)ありますので、たくさんの方に来ていただきたいと思っています。
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