日本ではフリマと言いますよね。
こちらでは、一般的にヤードセールと言います。
フリーマーケットより気軽に、要は自分の家の前とか庭などに品物を置いて売る、
といった感じです。で、私達は、近所の人通りの多い道にお店を出しました。
今週末はアメリカは3連休。天候も良く、とっても気持ちの良い3日間でした。
その最終日。朝の11時から夜の7時まで、と書くと長いようですが、楽しい時間は
本当にあっという間に過ぎていくもんですね。気がついたら、夜、といった感じ。
出した物は、ひゆうのおもちゃ、本、ひゆうの着れなくなったお洋服、くつなど。
おもちゃに関しては、ひゆうが担当。何人かの人に「商売上手」と言われました(笑)。
他の物は私が担当し、お金もひゆうと私、別々にお財布を持ち、どっちがたくさん売れるか、
競争した訳じゃないけど、ひゆうは自分のおもちゃがたくさん売れて得意げでした。
計算も簡単な計算で済むし、道の反対側にひゆうのお友達エイデンがレモネードを
売っていて、ひゆう一人に店番をまかせても大丈夫そうなので、途中、一端私ひとり
家に戻って、追加でいろいろ持って来たり、近くのレストランにおトイレを借りに行ったり、
午後にはお茶とケーキを買いに行ったり、私自信も自由が利いて楽しかったです。
ひゆうも普段はいつもパパやママと一緒に道を歩くのですが、今回は私が一緒に行けない
という事もあり、ひとりで少し離れたところにある公園におトイレに行ったり、
途中うんちがしたいと言い出し(汚なくてごめんなさい)、それならやっぱり自分のうちで
ゆっくりしたいという事で、ひとりで家に帰りました。NYでは、9歳くらいだと、
あまり一人で行動しませんので、この日はちょっとお兄ちゃんになった気分。
ところで今回のヤードセールでつくづく実感したのは、自分は本当に人と話が出来る
接客業が向いているなぁという事。アーチストが多く住む私の近所、話をしたお父さん
お母さん、皆アーチストでした。まぁ、だから話が弾んで楽しいとも言えるけど。
子どもと話すのも、本当に楽しい。25セント(約25円)のおもちゃを買うのに、
何度も見に来る女の子。可愛いなぁー、もうおばちゃん、なんだってあげちゃうよ、
という気持ちになるけど、おもちゃはひゆうの管理だし、なんでもあげてしまっては
楽しくないのよね、きっと。買う喜びって、あるんだろうから。
出した物の値段は殆どが25セントから1ドル。高い物で2ドルとかだから、ホントに
バーゲンだったんです。私の新しいサンダル、けっこうしたんだけどサイズが合わなくて
一回も履けなかった。3ドルって言ったのに、スパニッシュ系のおばさん、家に戻って
帰って来た割りには、2ドル25セントしか持って来なかった。これで良いでしょって
感じでもう握りしめてるし。もういいや、と売ってしまいました、もったいない気がしたけど。
場所を変えれば、10ドルでも売れたかもしれないサンダル、もったいなかったかな。
結局、稼いだお金は全部で幾らだったのでしょう。
お財布にあった元値を数えておかなかったのと、朝ご飯、お昼ご飯、お茶代など合わせて
いろいろ使っているのでよく解らなくなっちゃった。ひゆうは、元値10ドルで始めて、
何も使わず最後にお財布にあったお金が45ドルという事で、35ドルの売り上げ!
たぶん、私よりひゆうの方が稼いでいるんではないかと。。ちっ(笑)。
十字路になっているひとつの角が私達、道の向かい側にエイデンのレモネード屋さん、
その反対側に11歳のおそるべしアーチスト、オリビアちゃんのジュエリー屋さん、
そしてもう一つの角に、アートの本などを扱う古本屋さん、
と、それぞれの角にお店を出し、なんとも日長のんびりの休日でした。
「ママ、またやろうね!」とひゆう。
稼いだお金は、夏に日本で使うのに取っておくそうです。よしよし。