from Berry Street

ニューヨークライフ with キッズ

桜の季節

2006-03-27 13:04:13 | New York



もうすぐ四月・・・・。
毎年この時期になると、日本の桜が恋しくなる。
桜が恋しいのか、花より団子のお花見が恋しいのか?!?!
・・・・とにかく、日本に帰りたくなるのである。
3月は卒業式、そして4月は入学式。
そしてその真新しい制服の上に、ハラハラと散る桜が・・・
みたいな情緒が、アメリカには全くないからだろう。

セントラルパークにも桜はたくさん咲くけれど、日本の桜とは全然違う。
私はやっぱり日本人、日本の桜が大好きだなぁ。
姉と酔っぱらった、井の頭公園のお花見。
幼い頃からよく連れて行ってもらった上野公園で、結婚・アメリカへの
引っ越しを控えた、私と父とのお花見。
もっとさかのぼれば、私の田舎には、それはそれはきれいな桜が見事に
咲く所があって、毎日その下を自転車こぎながら学校に通ったなあ・・。

春といったら桜、桜といったら春。
浩優には、この感覚まだ解らないだろうな。
せめて、春といったら”セントラルパークの桜!”と感じる事ができる様に、
これからの季節、たくさんセントラルパークに連れて行ってあげよう。
ブロンクスや、ブルックリンのボタニカルガーデンにも桜はある。
少しでも春の臭いを、肌で感じる事ができるように。

「ママー、スプリングが顔を出してるよ!」
通学の朝、小さな芽を見つけて立ち止まる浩優。
大都会マンハッタンにも春は来ている。

学校でのお仕事

2006-03-24 13:48:05 | School



10:30AM、浩優の学校に到着。
丁度浩優達のクラスが、校庭でスナックタイムをしている時だった。
”なんてラッキ~~!”と思っていたら、子供達がいっせいに集まってきた。
”Hiyu's mom ! What are you doing here !?”
図書室でお仕事するから来たのよ、と皆に説明する。
浩優達は、校庭でサッカーをしていた。とっても楽しそう。

11:00AM、図書室に行く。
10人位のボランティアが集まって、今日は皆で図書室の整理。
私は貸し出されていた本の整理と、新しい本に番号を付けて、カバーをかける仕事を手伝う。
ああぁ、なぁ~んて楽しいんだろう。
学生の時から、図書室或いは図書館で働きたかった。”Librarian”は私の憧れ。

12:30PM、学校がピザをオーダーしてくれて、皆でピザを食べる。
スパイシーなチーズピザ、美味しかった。
10人テーブルに皆で座って、10人が皆違うナショナリティだ・・・NYってすごいね!と話題になる。
校庭がまた賑やかになる。浩優達が、休み時間なので外に出てきた。
ものすごい勢いで遊んでいて、私が2階から声を掛けても全然聞こえない。

1:00PM、ランチルームに向かうため、ラインナップする浩優達。
2階から見ていた私達に気づいて、クラスの皆が私に手を振っている。
”Hi, Hiyu's mom !” ああぁ~、なぁ~んて可愛いんだろう。
学校の先生(幼稚園か低学年に限る)というのも、私の憧れのお仕事・・その2。

2:45PM、お迎えの時間。
今日はクラスメートのマルコスが、うちに遊びにやってきた。
帰りがけに、アイスクリーム屋さんに寄って、3人でアイスクリームを食べる。
マルコスは、本当に素直でとってもいい子。
毎日うちに来ていいよ、って言う位手の掛からない子なのだ。
2人のおかしな会話を聞きながら、ポカポカと春を感じる午後のひとときを満喫した。

ひゆくんの頭痛

2006-03-22 01:09:14 | Hiyu



2時45分。学校が終わってお迎えに行く。
今日はお習字最後の日なので、1年と3ヶ月お世話になった先生に、ご挨拶もしないとね。
と思いきや、あれ?なぜか元気のない浩優・・・・どうしたのかな?
いつもだったら、お腹が空いていてスナックを欲しがる。今日はスナックではないけど、
ジャンクよりいいかな?と、お昼に私がつくったマカロニ&チーズを、お弁当箱に入れて持って行った。
「ひゆくん、マック&チーズ食べる?」と聞くと、”いらない”と一言。そして、”ママ頭痛い・・・・”。
熱はなさそうなんだけど、浩優いわく頭の中が痛いらしい。

結局パパに、23丁目の3rdアベニューで、浩優をピックアップしてもらい、私ひとりで、お習字の先生に
ご挨拶に行く。浩優、大丈夫かなあ・・・風邪かなあ・・・。

最後のクラスだというのに、浩優がお休みで先生もとても残念そうだった。いつも楽しく一緒に学んでいる、
ゆうたろう君とげんき君も具合いが悪くてお休み。男の子3人がお休みでは、さぞかしクラスは静かだろうな。

夜には浩優の具合いも大分良くなって、ホッと一安心。
「ママ、ひゆくんもう大丈夫、明日学校行けるよ」と嬉しそうな浩優。
「ひゆくん、どうして頭痛くなったか解るよ」
「今日休み時間に外で遊んだ時に、ジャケットのジッパーしなかったのね、だからだよ」だって。
私がいつもジッパーしないと風邪ひくよ、と言っているからだろう。

とにかく良くなってくれて良かった。
お習字の明子先生、本当にお世話になりました。

Tooth Fairy

2006-03-20 13:03:51 | Hiyu



Tooth Fairyがやって来た。
ひゆくんに、2ドル置いていったよ。

土曜日の朝、ずーっとぐらぐらしていた、前の下の歯が一本抜けた。
「ママー、ひゆくんの歯が抜けたよ!」
「今夜Tooth Fairyが来るね!!」
「もう今から寝てもいい?」と待ちきれない様子の浩優。

私が小さかった時は、Tooth Fairyなんて聞いた事がなかった。
アメリカでは、一番最初の歯が抜けると、夜中にこっそりTooth Fairyが来るらしい。
枕の下にそっと置いた歯を、Tooth Fairyが頂いていき、その代わりにお金を置いていってくれるというお話。
Tooth Fairyに幾らもらったというのが、浩優達の年頃の子供達の間で、よく話題にのぼるのだ。

浩優は2ドルもらった。
「ママ、ザッカリーが2ドルもらったから、ひゆくんも2ドル欲しい」とずーっと言っていた。
浩優は、Tooth Fairyに歯を持って行って欲しくなかった。
ザッカリーの歯は持って行かなかった、という話を聞いて(単にザッカリーのママが、Tooth Fairyが普通は
持っていくというのを知らなかっただけ)浩優もTooth Fairyに、歯を持って行かないようにお願いする事にした。

そして書いたのが、こういった内容のお手紙。

To Tooth Fairy,
Now, my tooth fell out.
And can you not take my tooth please.
From Hiyu

そして明け方4時頃。何となく目が覚めて直ぐに
「ママ、枕の下チェックしてもいい?」
枕の下に、あらかじめ用意してあった小さなパープルの袋、その中にお金が入っているか、
眠い目を一生懸命開けて確かめる浩優。
「ママ、2ドル入ってた!」
「Tooth Fairy来たね! 歯も持って行かなかったよ」と嬉しそう。
大切にベッドの横のテーブルに、歯が入った入れ物とお金を置く。

「良かったね。さあ、またベッドに戻って朝まで寝ようね」

サンタさんにTooth Fairy・・・・子供の頃って夢が一杯でいいなあ。
小さい時でしか見られない夢だから、なるべく長くこれらの夢を、壊さないで見させてあげたいと思う。

プレイデイト

2006-03-18 13:29:06 | School


今日は、オスカー君とプレイデイト。
学校で、特に親しく交わっているようにも思えないこの二人、
どう絡むのかちょっぴり心配でもあったが、さすがそこは子供同士、仲良く楽しく遊んだ。

オスカー君は本が大好きで、家に帰るや否や、そこら辺にある物を読み始めた。
「オスカー、プレイデイトする時は、本読まないのよ」と言っても、全然聞こえていない様子。
でもちゃんと自分が読んでいるモノの内容を話してくれたり、”これホントに面白いんだ”と
見せてくれるから、決して独りの世界じゃないんだよね。それにしても、今日はまたしてもびっくり。
オスカーが、なんでも読めるという事は知ってたけれど、まさか新聞まで読んで理解してしまうとは。

ママいわく、2歳の時からひとりで読めるようになったらしい。
車でドライブしている時に、チャイルドシートに座っていたオスカー君、
ペラペラと、道路のサインを読み出したのが最初。
その”advance”たるやちょっと怖いので、ある意味周囲には秘密だったらしい。
しかしこういう秘密は、すぐにばれてしまう。
子供だから変な意識が無いので、今日も私に動物の事いろいろ教えてくれた。
一体この子の脳みそは、どうなっているんだろう・・・・・・・・。

ママの手作りクッキーとミルクで、スナックタイムをしてから、公園でサッカーをする二人。
オスカーはママにある事で叱られて、少しへそを曲げてしまった。
公園の隅に座って、でもママに聞こえるように、ブツブツ文句を言っている。
ママのアテンションが欲しいんだなぁ。

浩優は、ただ無心にサッカーボールを蹴飛ばして、ひたすら走りまわっている。
この二人、性格も好きな事も全然違うけど、なかなかいい関係を保っているようだ。

美味しい手作りクッキーご馳走様。
また遊んでね。


Does your child care about his/her clothes ?

2006-03-14 13:27:32 | Hiyu




うちの子に関して言えば、答は”NO”。
浩優は服装とか全然気にしない。
もちろん自分なりに、これがかっこいいとかクールとかあるけれど、
毎朝私が決めたコーディネイトに、文句ひとつ言った事がない。
”男の子だからかな?”と思ったけど、洋服に関して言えば、男の子もこだわる子はとことんこだわるらしい。

浩優がプリスクールの時は、ものすごくこだわる男の子が3人いた。
毎朝何を着るかで戦争。あるお母さんは、「もう諦めた・・・カオリ、こんな服いる?」
と新しいデニムのジャケットと、かっこいいグラフィックのTシャツを、何枚か私に見せた。
「えっ、いらないの?」と私が聞くと、
「どうしても子供が着てくれないの」
「こんな事で毎朝ケンカをするのはもうこりごり。良かったらもらってくれない?」だって。
もちろん私はありがたく頂いた。ピッキーな子供に感謝感謝!

普段文句は言わない浩優だが、そんな彼にも好みはある。
浩優はワイシャツにネクタイが好き。それにネイビーのカーディガン。
まさに”トラッドなおぼっちゃまスタイル”みたいなのが、本人にとってはとてもおしゃれなんだそうだ。
もちろん、スポーティな格好も好き。
サッカーをする時はサッカーのTシャツ、野球をする時は”Jeter”のTシャツ。
私個人としては、フランスのブランドが好きで、やっぱりちょっとトラッド系が好き。
でもそればかりでは面白くないので、GymとDanceがある日はスポーティな服を選んでいる。
スポーティといっても、上から下までGAPやOld Navyなどの、アメリカのブランドでまとめたくないので、
(ごめんなさい、クライアントなのに)私なりに組み合わせているつもりだが、たぶん誰も気づいていないだろう。

仕事柄、子供服はよく見ているが、NYの子供は本当におしゃれな子が多い。
浩優の学校はダウンタウンにあるので、親もアーティスト系が多く、子供の服も本当に楽しい。
毎朝その日のお天気や気温、スペシャルクラスの内容に合わせて洋服を選ぶのが、私のひとつの楽しみでもある。

イーサン

2006-03-13 14:14:33 | New York



イーサンがマンハッタンにやって来た。
イーサンは、うちの近所に住んでいた、浩優よりひとつ年下の男の子である。
家族がひとり増えて、もっと広い所に住みたいと、ブルックリンに越して行ったお友達。
去年の11月に引っ越しをしてから、一度も逢っていなかった。

お母さんはトルコ人で、とても穏やかでのんびりした気さくな人。
お父さんは何人だろ? 
聞いた事ないけど、子供好きで笑顔がキュートなフォトグラファーである。

近所に住んでいた時は、公園に行けば逢えるというような感じで、さほどお互い電話し合う事もなかった。
引っ越してみて初めて、側にいない事の淋しさを感じるものだ。
お互いどうしているか、学校はどうかなどいろいろ話しているうちに、時間があっと言う間に過ぎてしまった。
ブルックリンに帰る前に、GAPで買い物をして行きたい、と言っていた。
もちろんブルックリンにだってGAPはあるが、イーサン達の近所にはないらしい。

近所に住んでいた時は、一番遅くまで公園で遊んでいるイーサンだった。
”この人達は一体いつまでいるんだろう?” と思わせる位、いつものんびりしていた。
そして服装もスーパーカジュアル。
そんなイーサン一家が、今日はいつもより小綺麗な格好で(失礼!)、まだ暗くならないうちに帰って行った。
春休みには、ブルックリンのお家に遊びに行くね、と約束する。
公園のゲートの外を歩いて帰ろうとするイーサン達に、何度も何度も”バイバイ”を言う。

”春休みに、イーサンのお家に遊びに行こうね” と浩優と約束する。
楽しみだね、春休み。

ウィリアムの引っ越し・その2

2006-03-11 16:10:21 | School



「今日ウィリアム学校来た?」というのが、ここ数日間の質問。
というのは、ウィリアムがついにニュージャージーに引っ越してしまったからだ。
”ニュージャージーに家を買ったけれど、しばらく学校を変えたくない”
”NJからでも頑張って通ってみる”
とウィリアムのお母さんは言っていた。
けれどやっぱり・・・・という結果を今日電話で聞いた。

ここ数日朝5時に起きて、電車で1時間半かけて通学している。
ウィリアムは6歳だけど、下に4歳の弟がいて、もう毎日クタクタだそうだ。
”来週火曜日位まで、トライしてみようと思う”
”まだできれば諦めたくないの・・でもきっと火曜日位が、最後の日になると思うわ”
”今になって、この引っ越しが間違っていたような気がして、子供に悪かったなって思う”
とお母さんは言っていた。
ウィリアムの弟が同じ学校に通えれば、NJに引っ越す事はなかったのかもしれない。
彼の弟は来年からキンダーで、今年受験のはずだった。
しかし現在の担任の先生に、”この学校は向いてない”と推薦状を書いてもらえなかったらしい。
私だったら、ERBでもスタンフォードビネでもなんでも受けさせて、よっぽど悪かったら諦めるが、
そうでなかったらとにかく学校側に説明して、スクリーニングテストをお願いすると思う。
まあ、私は彼の親ではないので、本当の所は解らないけど・・・・。

残念だなあ。
ウィリアムのお母さんはとてもいい人で、長くおつき合いできそうな気がしていた。
別のクラスのお母さんに電話をして、”ウイリアムは火曜日がラストデーかも”と伝えた。
もしできたら、学校帰りに他のお友達も誘って、アイスクリームでも食べに行かないかと提案してみた。
月曜日に、彼を真ん中にクラス写真を撮って、皆にサインしてもらったらどうか?
などなど色々と考えてしまう。

そんなこんな思いを巡らしているところ、今日別のお友達から連絡があった。
プレスクールが一緒で、仲良くして頂いていた日本人のお友達。
なんと明日NYを去って、日本に帰国するそうだ。
帰国する事は聞いていたし、5月か6月とも聞いていた。
私はなんとなく、それって来年の事だと思い込んでいた。
”今年だったんだ!”
”時間が達つのが早過ぎる”・・・というか私がぼんやりし過ぎ?

今日は2つもお別れの話を聞いた。
ちょっと悲しい日だった。

ナイジェル

2006-03-09 13:34:22 | School



昨日、ナイジェルとプレイデートをした。
お天気が良かったので、まずは19丁目の公園に行く。
アイスクリームトラックで、アイスクリームを2つ買ってあげる。
ふたつで$4なり。
公園ではアニマルゲームとやら?をして遊ぶ。
”そろそろひゆくんのおうち行こっか?”という事で、うちで遊ぶ事にする。

りんご、バナナ、キウイ、オレンジをヨーグルトであえて出してあげる。
”Yummy !”
” I love Apple. I love Yogurt. ”とヘルシーなふたり、よしよし。
お腹がすいているのかな、お絵描きをしながらむしゃむしゃ食べる。
ポリスカーやポリスマンのオモチャを並べて、ブロックで牢屋を作って、仲良く遊ぶふたり。
6時、ナイジェルのお母さんが迎えに来た。
もちろん帰りたがらないナイジェル。
お母さんの言う事を聞かないで、時間がどんどん過ぎていく。
最終的にはやっぱり泣く、という結果になってしまった。

そうだよね、もっと遊んでいたいよね。
その気持ちは解るけど、明日も学校だもんね。
最近うちに来た子達はみんな、最終的に泣くか大騒ぎをして帰るというパターン。
浩優はそういう事無いので、いつも見ていて親は大変だろうなあ・・・とつくづく思う。

今日、浩優が帰って来てバックパックを開けたら、絵が2枚入っていた。
”From Nigel To Hiyu” と書いてあった。
とっても可愛い絵で、思わずにっこりしてしまった。

ありがとう、ナイジェル。
これからもひゆくんと遊んでね。

お習字 in New York

2006-03-07 13:25:11 | School



浩優がお習字を習い始めて、約1年と3ヶ月。
毎週月曜日4時から5時のこのクラスも、3月20日の授業をもって最後となる。
そしてお習字の代わりに、4月1日から日本語の補習校に通う事になるのだ。

お習字はできれば続けた方がいいが、土曜日の9時から2時までの補修校と、
補修校で出される宿題とを平行して続ける事は、6歳のこの子には大変だと思う。
やってできない事はないが、補修校が始まれば遊ぶ時間が減る事は間違い無いし、
9月からは現地校においても、1年生になり宿題も”ぐん”と増えるらしい。

まずは現地校、そして補修校。この二つの両立ができるかどうかが一番大切な事。
先日補修校でオリエンテーションがあった。
「小学校3年生位まで頑張れるかどうかで、その後が決まりますから、今が正念場ですよ!」
と先生に肩をポンと叩かれた。
4歳でキンダー受験、5歳でキンダーが始まり、6歳で補修校が加わる。
なんかだんだんお勉強モードが高まっていくなぁ・・・・。

とにかく楽しく学校に行ってくれるのが一番、学校は楽しい所なんだよって思えるように、
私達親がサポートをしてあげなければいけないんだなぁ・・・。

今日のお習字の帰り、私の仕事の物を買いに文房具屋さんに寄った。
「あっ、そうだ。ひゆくんの補修校に持ってくファイルと筆箱買おうか。何色がいい?」
どちらも”ブルー”を選んだ浩優。ついこの間までは絶対に”ピンク”を選んだのに、
なんだか急にボーイになってしまった。