from Berry Street

ニューヨークライフ with キッズ

ニューヨークについてのお勉強

2008-03-28 13:29:04 | School



セントラルパークスタディが終わり、親を招いての発表会、
セレブレーションも無事終わった。
今回のセントラルパークスタディでは、私もたくさん学ばせて貰った。
セントラルパークって、考えてみると、私が行った大学のすぐ側。
こんなにも素晴らしい場所があったのに、大学時代あまり行かなかった。
今思えば、授業と授業の間にリラックスするとか、
お昼をセントラルパークで食べるとか、いろいろできたような気がする。

子どもが生まれる前は「夏のコンサートを観るところ」くらいでしかなかった。
坂本龍一を観たのも覚えている。楽しかったな。
NYに長く住んでいるのに、セントラルパークの歴史なんて
これっぽっちも知らなかった。
たくさんある銅像もあまり気にも留めていなかったし、
美しい橋やトンネルも、それにまつわる話なんて全然知らなかった。
浩優達のスタディの御陰で、ママもひとつおりこうさんになりました(笑)。

セントラルパークに続いて、今学期は「ニューアムステルダム」。
つまり「ニューヨークの歴史」を学び始めた浩優達。
待ってました! 実は私、知りたかったんです。
自分が生まれ育った田舎の歴史より、世界中のどこよりも、
面白そうなニューヨーク。奥が深そうです。
ここぞとばかりに、私も学ばせて貰いますので、先生宜しく!




ニューヨーク生活の中で見つけた、「ちょこっと」を皆さんに紹介いたします
KAORIのちょこっとニューヨーク


ありがとう、ノル

2008-03-23 13:52:38 | Pet



1992年12月、あなたは生まれました。

14丁目の3rdアベニューにあった小さなペットショップで、

あなたを見つけたのは1993年1月10日。

丁度、エルビスプレスリーと同じ誕生日という事で、

名前をエルビスにしようかと思いましたが、

女の子だと解り、別の名前を考えたところ、

あなたのパパが

「ノル(Knoll ) はどお?」

と言ったのです。

あれから15年、いつも私達の側にいてくれて、ありがとう。

私が悲しい時、辛い時、淋しい時、

あなたはいつも側にいてくれました。

私が泣いている時は、遠くで寝ていても必ず起きて、

すりすりと寄って来てくれました。

そして泣いている私の気持ちが解るのか、

ただ黙って私の側に座っていてくれました。

8年前に浩優が生まれて、後からやって来た新しい家族にも、

優しくしてくれて、ありがとうね。

15年分の私達の想いを全部持って、

天国で安らかに眠って下さい。

こんなにも愛した、最初から最後までずっと一緒だったノル。

正直こんなに涙が出るとは想像もしていなかった。

泣いて泣いて、泣き尽くせば、心の穴は埋まるのかな。

最後に私の口から出た言葉は

「ありがとう」

だった。

何度も何度も、もう意識の無いあなたに向かって叫んだよ。

聞こえたかな。

私の想いは届いたかな。

今こうして書いていても、まだ信じられない。

信じたくない。

だけど、とうとう、お別れの時が来たね。

バイバイ、ノル、バイバイね。

そして、心から、本当に、ありがとう。



3月18日 9:30AM 最初のけいれんを起こす。
その後意識を失った状態で、それでも心臓だけが動いていた。
3月19日 5:30AM 繋いでいた手がびりびりとしびれた。
うとうとしていた私が、びっくりして起きて覗いて見ると、
かーっ、かーっと言っていた口が最後に動いた。
体がぴーんと伸びて、その後また、かすかに小さく呼吸だけしていた。
6:00AM 完全に動かなくなる。5年間の糖尿病闘病生活を経て、15年の命を閉じ永眠。




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クラスターセレブレーション

2008-03-15 05:37:06 | School



浩優の学校では、週に一度、クラスタークラスという選択授業がある。
学期事に選択内容が変わり、また1年生と2年生、
3,4,5年生合同というクラスの分け方も面白い。

ちなみに浩優達の学年は、

Paleontologist Society (恐竜)
Poetry cluster ( 詩 )
The World Through My Eyes ( 写真 )
Abracadabra ( 手品 )
Monsters & Mysteries ( お化けやミステリー )
Young Sculptures Studio ( 粘土 )
The Brainiac Bunch ( ゲーム&パズル )

浩優はYoung Sculptures Studio, 粘土のクラスを選択した。
ラッキーな事に先生は大好きな担任の先生ジェニファー!
人数が多過ぎて粘土クラスを取れなかった子もたくさんいたようだが、
浩優は運良く入る事ができた。
蓋を開けてみると女の子18人、男の子2人。

そして先日、学期の最後に学んだ事を発表するセレブレーション(発表会)があった。
発表会前日の放課後、先生にお手伝いを頼まれ会場作りをした。

子ども達が一生懸命作ったモノをひとつひとつ丁寧に飾っていく作業。
硬い粘土、柔らかい粘土、重い粘土に軽い粘土。
リサイクルの素材を使っての立体的なモノから、小さな小さな
本人にしか解らないようなモノ(笑)まで。
3時半から6時半までかかって先生とふたり、丁寧にギャラリーを作っていった。
その楽しかった事!! 

浩優の作品の中に、Snaily(かたつむり)というのがある。
小さくて可愛いかたつむりくん。なんて事無いと言えば全然なんて事無いが、
本人は作った日から私に見せたくてずっと言っていた。

「ママに早く見せたい、僕のスネイリー!」

だから私にとっては「やっと逢えたね、かたつむりくん!」って感じだった。

ちいさな子ども達の、ちいさな手で作られたスカルプチャー。
それぞれの想いが込められた、素敵なギャラリーが出来上がった。
発表会の当日、たくさんのお父さんやお母さんと、
嬉しそうに自分の作ったモノを見せる子ども達の笑顔で、
まだ外は寒いのに、そこだけあたたかな春が来たようだった。




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春が来たねぇ

2008-03-08 14:59:57 | Hiyu


学校に向かう朝、
外に出て一番に大きく深呼吸をした浩優。

「ママ、春が来たねぇ。」

家の向かいの公園に立つ大きな木。
冬の間葉っぱが落ちて丸裸だったのに、気がつけば、
可愛らしい小さな芽がたくさん。
そういえば小鳥もチュンチュン鳴いている。

「そうだねぇ、春が来たねぇ。
なんだかとっても嬉しいねぇ。」

学校に着くまでの30分。私と浩優の貴重な時間。
おしゃべりな浩優はほとんど喋りっぱなしか、歌いっぱなし(笑)。

学校が近づいてきた。学校の隣の公園の前を通り過ぎる。
すると、

「あぁ、いい匂い。じいじばあばの田舎の匂いだ。」

と、また大きく深呼吸。

「ママ、ねっ、土が濡れた匂いがするよ。」

そこで私も深呼吸。
確かに、土が濡れた、朝の田んぼの匂いがした。

日本に住んでなくても、夏に帰るだけでも、
浩優にとっては茨城の田舎がふるさとらしい。

「うさぎぃ、おーいし、かのやまぁー」

「ふるさと」の歌が大好きな浩優。
大きな声で歌い出す。

「ママ、あと4ヶ月もしたら日本だよ! 楽しみだね!」

そしてまた、

「こーぶなー、つーりし、かのかわぁー」

ニューヨークのダウンタウンで「ふるさと」を熱唱する親子・・・。





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モノを大切にしない子ども

2008-03-01 15:22:27 | New York



私の大好きなママ友達にヒトコさんという人がいる。
ヒトコさんは、グラフィックデザイナーであり、エッセイストであり、
在NY15年の半分アメリカーンな、かっこ良くてきれいで、
それでいてなんと、3人の子どもの母親でもあるスーパーマミー !

先日ヒトコさんのブログに補修校の校長先生の文章が紹介されていて、
なるほどと、痛く心に響いた。その内容は、

「モノを大切にしない子どもに育ってしまうのも、コミュニケーション不足から」

* 以下、ヒトコさんのブログの引用 *

結局モノを大切にしないのは、無関心な気持ちから始るわけで、
それも回りにいる大人(親)がコミュニケーションをしっかりと
取ってあげていないからだと言うことだ。
キレイは花を見て「キレイだねぇ」と気付かせてあげて、
楽しいオモチャで遊んだら「楽しいねぇ」と確認してあげること。
人間以外の「モノ」にも心があり「対話」できることを教えて上げる。
そういうことが大切なのではないか、ということだった。
豊かな国で生活し「モノ」がありすぎるのがいけない、と責任転換していたが、
結局私たち大人次第で子どもはどうにでもなると言うことだ。
昔と比べて確かに現代社会での子育ては、難しくなっていると思う。
しかし、まだまだ諦めてはいけないということだ。

* 引用は以上です *

なるほどなぁ・・・。
便利なようで、実は不便になっている世の中なんだなぁ。
コミュニケーションがいかに大切か、もう一度改めて考え直した。
忙しいと、ついつい言ってしまう言葉。

ちょっと待って。
忙しいから後にして。
はいはい、わかった。

などなど。
きれいな花を見て、きれいだねぇと気づかせてあげるどころか、
急ぎ足で花が咲いている事すら気づかないで通り過ぎてしまう毎日。
浩優の方が、ママ、待って! と立ち止まり、
きれいな花や、小さくてもきらきら光るきれいな石などに気づかせてくれる。

そんな時、
きれいだねぇ・・・。と立ち止まって改めて見つめる事、感じる事、
ふたりで一緒に心に留める事が大切なのだろう。
そうした小さな事が、
小さな子どもの心を育む事に繋がるのだろう。

ヒトコさんの言うように、校長先生いい事言うなぁ !

ヒトコさんとは好きな男性のタイプが合う事もあり(笑)、
電話でも逢ってでも話し出すと止まらない私達。
つい最近、長年住んだニューヨークを離れて、ノースキャロライナに引っ越してしまい、
ヒトコさんが思っている以上に、実は私はとても淋しい思いをしている(涙)。
でも、ほぼ毎日アップされるヒトコさんのブログの御陰で、遠く離れて暮らしていても、
毎日の様子がよくわかるので感謝。校長先生のお話も、もっともっと聞かせて欲しいなぁ。

ヒトコさんのブログ。今回のお話、もっと深く書いてあります。
是非読んでみて下さい。
a Day in the Life:子どもには、3つの「不」が大切。




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