ロマンチック街道南部の牧草地に
ポツンと建つ白壁の小さな教会
これが世界遺産に登録されているヴィースの巡礼教会です
ネットで調べてみると
1740年頃の話。あまりにも痛々しい姿から、長い間しまい込まれていた「鞭打たれるキリスト」の木像を、マリアという農婦がもらい受け祈りを捧げたところ、キリストの像が涙を流したという。この噂を聞きつけた人々がマリアの家に押し寄せ、小さな礼拝堂を建てたが、巡礼者はますます増え、1746年に新たに教会が建てられたのが今のヴィースの巡礼教会ということです。
素朴な外観と異なり、内部の装飾と壁画は優雅で華麗
見事な天井画の下には、豪華なパイプオルガン
この小さな教会が世界遺産になったのも
敬虔なキリスト教徒の熱い信仰心の賜物なのでしょう
ロマンチック街道南端の街フュッセンから、さらにバスで西へ向かって3時間余り
ドイツとスイスの国境にあるリヒテンシュタイン公国の首都ファードーツへ
入国審査はないけれど
記念にパスポートに入国スタンプを押してもらいました
後で聞いた話だと、このスタンプは観光用で公式なものではなく
日本に帰国した際、入国審査官に文句を言われることもあるらしい
リヒテンシュタインで大きなソーセージの昼食を食べた後
いよいよスイスに入る
バスから眺める景色もアルプスが近いことを告げてくる
この辺りには大きな湖が多い
途中で見かけた川は、まるで大雨でも降ったかのように音をたてて流れている
川の水が白く濁っているのは、氷河が融けて石灰分を多く含んでいるためらしい
夏が過ぎると、また澄んだ色に戻るとのこと
これはチューリッヒ湖
長さが40kmくらいある大きな湖を眼下に
のんびりと草を食べている牛が幸せそう
バスで約3時間走って、インターラーゲンへ
ここはアイガー、メンヒ、ユングフラウなどアルプスの名峰が連なる山の麓
環境保護のため、この辺りからは燃料自動車は乗り入れ禁止
登山列車に乗り換えて、宿泊地ウェンゲンへ
崇高なアルプスの山々が雲を押しやり迎えてくれた
午後8時頃、ホテルに到着
空はまだ青く明るい
明日の好天気が期待できる!
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