KAOおじさんの絵カバン

還暦を機に油絵に挑戦を始めました。ずぶの素人にも果たして描けるのか?我流の中をさまよいながら、前進あるのみ!

憧れのカナダ・北米絶景ツアー(アンテロープキャニオン)

2014-08-04 17:11:56 | ちょっとお出かけ

朝7時半、ラスベガスのホテルを出発し

アンテロープキャニオンを目指して、バスで東へ向けてひた走る(440km、5時間)

 

昨日までの緑豊かなカナディアンロッキー の景色から一変し

赤茶けた荒野が延々と続く

年間降雨量が250mm以下の、堂々たる「砂漠」である

何億年も前に地表が隆起し、長い年月をかけて侵食され続けてできた風景

あらわになった地層は、地球の歴史を追う地質学者にとって格好の舞台らしい 

 

 

移動中のバスの中では、ジョンウェインの「駅馬車」や「黄色いリボン」のDVDが放映され

周りの景色とマッチして、まさに西部劇の主人公になった気分 

あたりに人の住んでいる気配はないが、

70数年前までは、この砂漠で原爆の地上実験が繰り返されていたらしく

放射能被爆を受けた先住民も多くいるという。

 

広大な砂漠に降る僅かな雨も、溜まればそこが川になり 

1966年にダム(グレンキャニオンダム)を建設

キャニオンに水が溜まって満水になるまで17年もかかったらしい(レイクパウエル)

観光客が増えて、橋もかかる

近くで見つかった恐竜足跡の化石 

 

 

さらに続く砂漠の荒野 

発電所と送電線は時折見えるが

勿論、水道は通っていない (水はタンクローリーで運ぶらしい)

 

ラスベガスを出発してから5時間後、

アンテロープキャニオンのある町ページに到着。

このあたりは、アメリカ南西部に先住するインディアン部族「ナバホ族」の保留地

ナバホ族は母系社会で、放牧も織物も女性の仕事

ターコイズと銀を使った装飾品が得意で、屋台で店を広げている女性もいる。

男性はだらしない?のか、保留地区内は酒類禁制らしい。

ナバホ族の運転手が砂地の上をぶっ飛ばす何台かのジープに分乗し

アンテロープキャニオンの入口へ

この大きな割れ目から中の洞窟に入る 

アンテロープキャニオンは、

キャニオン上流に降る雨がもたらす鉄砲水と 風による侵食で

砂岩が削り取られてできた洞窟。

いくつもの渦を巻いたような滑らかな地層で形成されている。

上部の割れ目から差し込む光は幻想的 

ちょうど太陽が真上にある時間帯は、レーザービームのように差し込み

まともに見上げると目をやられるので 、サングラス必須

 

 見る位置や角度によって色々な形に見えるスポットがあり、

これはガイドさんオススメの 「キャッツアイ」

他にもネタはないかと自分で探して勝手に名前をつけてみると、

「狼の眼」 ?

「火の鳥」?

 「子羊の横顔」?

「恐竜の口」?

 

洞窟の中はそれほど長くはないが

曲がりくねった狭い通路は観光客で渋滞し

抜け出すまで結構時間がかかる。 

今でもモンスーンの時期に降るスコールは瞬時に鉄砲水となって流れ込む。

だから上流で雨が降ると、危険なため入場できない。

この二人がジープの運転手

インディアンが馬で疾走するように、歓声を上げながらジープをぶっ飛ばし 

我々は振り落とされまいとフレームにしがみつく。

彼らが飲酒禁制に甘んじているとはとても思えないのだが・・・

 

アンテロープキャニオン観光後、

今日の宿泊地モニュメントバレーを目指して、南下(200km、2時間)

ここはナバホ族の居住区域

ここに住んでいれば、国から免税などの優遇策を受けることができるらしい。

それでも豊かな生活をしているようにはとても見えず、

昔はこの広い大地を自由に闊歩できた先住民の想いは複雑であろう。 

 

モニュメントバレーに近づくにつれて

景色はそれらしく(モニュメントらしく)なってくる。

 

これはフクロウ岩

もう少し右から見ると、その立ち姿はフクロウそっくり 

 

午後7時半、モニュメントバレーの宿泊先グルーディングロッジに到着。 

現地ガイドさんがやおら携帯を取り出し、明日の天気予報を調べたくれた。

どうやら明朝の天気は、”storm with thunder” (雷雨)らしい。

モニュメントバレーの日の出は絶景!と聞いてきたのに、
 
まあ、運を天に任せて
 
オヤスミ・・・ 

 

 


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