KAOおじさんの絵カバン

還暦を機に油絵に挑戦を始めました。ずぶの素人にも果たして描けるのか?我流の中をさまよいながら、前進あるのみ!

憧れのカナダ・北米絶景ツアー (トロントから日本へ)

2014-08-10 17:03:56 | ちょっとお出かけ

今日は 「カナダ・北米絶景ツアー」 の最終日。

朝8時にホテルを出発し、 トロント市内を車窓観光して、トロント空港へ。

 

トロント市内の路面電車

乗降場は独立した島状になっているわけではなく、車道から乗り降りしている。 

乗降車中は、たとえ車道が青信号でも、車は進行禁止。その手前で停止してじっと待つ。

日本ならビクビクものだが、ここでは乗客は信頼しきったような表情で乗り降りしていた。

トロント市の中心街でバスを降りてみる。 

 

この堂々とした建物は、オンタリオ州議会議事堂

 

この古風なヨーロッパ風建築物は、旧庁舎。

前の広場に大きな噴水のある池があり、冬は氷が張ってスケートリンクになって

市民が楽しめるらしい。 

 

この斬新な建物は新庁舎。

空から見ると大きな目(上まぶた+下まぶた+目玉)に見えるらしい。 

 

街角には美味しそうなホットドッグの店 

 

そびえ立つCNタワーは、東京スカイツリーに抜かれるまでは世界一の高さだったらしい。 

 

世界初の可動式屋根付き多目的スタジアム「ロジャーズセンター」

トロントを本拠地とする大リーグ「ブルージェイズ」のホームスタジアムでもある。

活躍している川崎宗則選手(愛称ムネリン)は地元でも大人気らしい。

 

立ち並ぶ高層建築は分譲マンション。

オンタリオ州は外国からの移民が多く、最近は特に中国系が増加して建設ラッシュ。

ただし70%以上の売約契約がないと、建設認可が下りないとのこと。 

 

二階建ての通勤電車は、緑と白のツートンカラー 

 

カナダ特産品店で土産物買いの最後の追い込みをした後、

14時5分トロント空港を出発し、成田直行便で帰国の途へ(約13時間)。 

幸い天気が良くて、眼下に広がる景色を見ながら 「ありがとう!そして さようなら!」

 

五大湖の一つ、シムコー湖西部の上空(だと思う)

 

ミシガン湖上空か?(不明)

 

カナダ北部湿原

 

遥かに見えるのは、アラスカ アリューシャン列島か?

地平線から丸い地球を実感できる。

 

機内食とビールで満腹になってから一眠りした後、

そっとモニターを点けてみたら、もう北海道の東側を飛んでいた。

 

日本時間16時頃、成田空港に無事到着。 

あっけないくらい簡単な入国審査を終えてから、

皆で楽しかった旅と無事帰還できたことを喜び合って、解散。

 

それから羽田19時20分発で伊丹空港に飛び、豊中の自宅に帰ったのは21時半頃。

色々トラブルもあったけど、好天気にも恵まれて大満足のツアーでした。

 

(以上、7月11日から19日にかけて楽しんできた旅行記を、時差ボケが治るのを待ってから

およそ10日間かけて少しずつブログに残しました。長い間読んでいただいて有難うございました。)

 


憧れのカナダ・北米絶景ツアー(ナイアガラの滝)

2014-08-10 09:31:25 | ちょっとお出かけ

ホテル「クラウンプラザビューホテル」の10階のレストランで

朝食バイキングを食べながら見える景色に歓声が沸く。

左側が「アメリカ滝」、右側が「カナダ滝」

「アメリカ滝」

「カナダ滝」

アメリカとカナダの国境を流れるナイアガラ川は

滝の直前の島で二分され、アメリカ側(左側)が「アメリカ滝」、カナダ側(右側)が「カナダ滝」

間の小さな島はアメリカ領、宿泊したホテルはカナダ領にある。

カナダ側に遊覧船「霧の乙女号」の発着場があり、滝のすぐそばまで近づいて見ることができる。

滝の水しぶきと噴霧で水浸しになるのは覚悟の上で

貸してくれる雨合羽をかぶって、いざ出発。

豪雨の中に突入していくようなものだが

ずぶ濡れになるのも厭わず、2階は超満員。

 

「アメリカ滝」は最大落差およそ50m、幅320m、水量14000トン/分

荒々しく岩にぶつかり、噴煙を上げる

 

「カナダ滝」に接近

 

カナダ滝は滝壺の深さが約60mもあり、高く舞い上がる水しぶきも壮大

「カナダ滝」は、落差54m、幅675m、水量155,000トン/分

圧倒的なスケールを誇り、その見事なU字形から「馬蹄滝」とも呼ばれている。

アメリカ領からは、巨大な飛込み台のような展望台が突き出ている。

 滝の少し下流にアメリカ領とカナダ領をつなぐ橋 「レインボーブリッジ」 がある。

この橋を渡る時は当然パスポートが要り、簡単な出入国審査や税関もがあるが

皆、州境を渡るような気楽な気分で出入りするらしい。

 

カナダ滝のすぐ横に突き出た岩盤を利用した展望台「テーブルロック」があり、

そこからの眺めは迫力満点

けたたましい轟音を響かせながら、巨大な瀑布が流れ落ちる様は圧巻!

 

覗き見好きの人類は、

岩に穴を開けて滝の裏側も見たいと考える。 

 苦労してトンネルを掘ってくれたのはいいが、

見える景色はこれ。

高層ビルの窓から集中豪雨の外を見ている感じで、いまいち。 

滝の裏側なら、真横から見えるこのショットがいい。 

 

滝の近くでは沢山のカモメが飛んでいて、

上流から泳いできて滝に落ちてくる魚を目がけて

流れ落ちる滝に突っ込んでいく。

落ちてくる魚も大変だが、突っ込むカモメも必死の覚悟がいるだろう。

近くの公園で一休みしている 。

勇敢なのは、カモメだけはない。

   ガイドさんの話によると、ナイアガラの滝下りに挑戦した命知らずの輩もいたらしい。

   これまで14人挑戦し、9人成功。5人は失敗(死亡)。

   最初に成功したのは、なんと63歳の女性で、

   大きな樽の中にクッション材を詰め、その中に潜り込んで飛び込んだらしい。

   挑戦した動機は、「有名になって、お金持ちになりたかった」とのこと。

   成功した割にはあまりお金持ちにもなれず、20年後に亡くなった。

   ジェットスキーで挑戦した人もいるが、パラシュートがうまく開かず死亡した。

   さすが開拓者精神旺盛な国民性を思わせるが、

   今は禁止されており、違反すると罰金1万ドルとのこと。

 

もうちょっと高いところから見てみたいと、ケーブルカーで登る。 

ここからの眺めもまた味がある。 

下に見えるのがテーブルロック 

 

ナイアガラ川はオンタリオ湖へと流れているが

その途中でほぼ直角に流れを変えるところがある。 

そこを上空から見えるように向こう岸までロープウェイが張ってあるが

何もそこまでして観たいかな?という気もする。

 

ナイアガラ川がオンタリオ湖に流れ込む河口にある小さな町

「ナイアガラ・オンザ・レイク」 へ

19世紀開拓時代のイギリス風の面影を大切に残している。 

英国のダイアナ妃とウィリアム王子達もこの地を訪れたらしい

湖畔の公園

オンタリオ湖は北米五大湖の中では最も小さい湖だが

琵琶湖の28倍もあり、まるで波穏やかな海のよう

観光用の馬車も皇室御用達という感じ 

街中の道路沿いには花が溢れている。 

正面のホテルは、「プリンスオブウェールズホテル」

 

このあたりはカナダ最大のワイン生産地でもあり、

広大なぶどう畑を所有するオーナーが経営する 「シャトーデシャームワイナリー」 を見学

地下貯蔵庫に眠るワイン樽の山の見学はそこそこにして 

お目当てのワイン試飲コーナーへ。

いろんなワインの種類の説明はよく覚えていないが、 

どれもみな美味しかったのと値段が高かったのは間違いない。

ナイアガラ名産のアイスワインを何本か土産に買う人もいたが、

こちらは何杯も試飲したところで、満足。

 

ナイアガラのホテルに戻って、夕食を済ませてから

近くの繁華街を散歩。

上から夜景を眺めようと、大きな観覧車にも乗ってみた。

この観覧車は日本の観覧車と比べて回転速度がやたら速い。

てっぺん近くで夜景を楽しんでいても、すぐに降下するので落ち着かない。

降りたら一言文句を言おうかと思ったら、なんとそのまま4周も回ってくれた。

夜景といっても、まあこんな感じ。 

 

宿泊したホテル「クラウンホテルフォールザビュー」は

マリリンモンローが映画「帰らざる河」でロケした時に泊まったホテル。

泊まった広い部屋は今は3分割されていて、モンローの写真が飾ってあるらしい。

その部屋に泊まれてラッキーな人もいたが、

私と家内が泊まった部屋は小さすぎて閉口した。

ベッドはかなり狭いシングルで、寝返りしたら転がり落ちそうだし、

床も二人のスーツケースを開くには狭すぎて、足の踏み場もないくらい。

広い部屋とセミダブルベッドに慣れ親しんできたツアーだったが、

まあ、日本に帰った時のことを考えて、我慢しよう。

オヤスミ・・・

 

 

 


憧れのカナダ・北米絶景ツアー(再びカナダへ)

2014-08-07 23:26:28 | ちょっとお出かけ

今日はカナダのナイアガラへ向けての移動日。

朝6時20分 セドナのホテルを出発し、一路フェニックス空港へ(200km、2時間)

 

  今朝はなぜか体調がすぐれぬ人が多い。

  旅の疲れも溜まってきた頃だが、

  症状は激しい嘔吐と下痢のようで

  36人中8人が発症していることからみて、"食あたり" らしい。

  ひょっとして昨日のボルテックスパワーが効きすぎたのかも??

  若い添乗員もダウンしてしまったが、幸い私と家内は無事。

 

もうこんな景色も見飽きた?のか、バスに揺られて眠っている人が多い。

 

途中から景色が変わり、サボテンが延々と続く。 

このあたりは広大なソノラ砂漠の一角にあるサワロ国立公園。

群生する巨大なサワロサボテンは成長が遅く

真っ直ぐ上に伸びて、100年経った頃から枝分かれし

150~200年かけて高さ20mくらいまで伸びるらしい。

寿命はなんと400~500年!

大きいものは内部に1.6トンもの水を含み

1年で数日しか雨のふらない砂漠の中で、生き続けている。

 

フェニックス市内に入ると急に車が増えて、通勤のためか高速道路は大渋滞。

ところが一部の高速道路には優先専用車線があって

そのレーンは乗者2人以上の車、ハイブリッド車、バイクしか走れない。

おかげでバスは、長蛇の列の一般車線を尻目にスイスイと空港に到着。

 

ここでラスベガスからずっとお世話になった現地ガイドNさんとお別れ。

彼は米国滞在26年。日系3世の奥さんと結婚し、米国籍も取得しているとのこと。

バイタリティに溢れ、いろんな情報に詳しく、大きな声で

ユーモアたっぷりの口調で話してくれるので、とても充実して楽しめた。

サンキュー!!!

アメリカからの出国審査も大変厳しい。

身体検査は、シェルターの中に両手を挙げた姿勢で入り、ぐるりと回転しながら探知される。

帽子は取られ、チョッキを着ていると手で触って確認される。

靴やベルトやピーと鳴りそうな物は全て身体から外して検査するので

検査が無事終わっても、これらを一つ残さず忘れずに身につけるまで気が抜けない。

 

10時半、フェニックス空港を飛び立ち、カナダのトロント空港へ(4時間20分)

時差が3時間あるので、トロント空港へ着いたのは午後6時前。

入国審査を済ませ、荷物受取り場所で全員集合・・・のはずが

ここでまたひと騒動あった。

待てど暮らせど5名が来ない。

受取り場所の回転コンベアーはとっくに止まり、5人のスーツケースが残ったまま。

食あたりで元気のなかった添乗員も、さすがに慌てて探し始める。

しばらくたって、やっと見つかる。

どうやら怖い顔をした女性の入国審査官がとても厳しく、

その列に並んでいた5人が何故か揃って審査室に連れて行かれ、

あれこれ調べられたらしい。

申告内容に問題があったのか、一人は税金を支払わされたらしい。

こういう時は、やはり言葉の壁が大きい。

 

夕食は空港の近くの日本料理屋で。

あ~、懐かしい!!!

日本人の板前さんが、寿司を握っている。

そのすぐそばで、我々は幕の内風会席弁当。

日本なら百貨店の食品街でも買えそうな代物だが

久しぶりに味わう日本料理のなんとまあ美味しかったことか!!!

 

腹を満たして元気をつけてから

バスで一路ナイアガラへ (125km、1時間半)

午後10時、ホテルに到着。

 

ホテルはナイアガラの滝のすぐ近くで、ちょうど花火が上がっていた。

ライトアップされたナイアガラの滝 

照明係がいて、色々趣向を変えて照らす。 

街は観光客で賑わい、夜遅くまで明々としている。 

 

街のコンビニやスーパーではお酒を売っていないし、公園や道路など公共の場では飲酒禁止なのですこぶる健全な雰囲気

あすのナイアガラ観光が楽しみ! 

 


憧れのカナダ・北米絶景ツアー(モニュメントバレー、グランドキャニオン)

2014-08-06 20:11:37 | ちょっとお出かけ

昨夜は夜遅くまで雨が降り、遠くで絶えず稲妻が光っていたが

かなり遠いようで音は聞こえず、そのうち眠りについた。 

夜明け前、目が覚めてカーテンを開けてみると

白み始めた地平線をバックに、影絵のようにモニュメントが並んでいる。

ラッキー!!!

早朝5時半、バスでホテルを出発し ”モニュメントバレーの朝日観賞” へ 

30分ほど走った所でバスを降り、雲の合間から朝日が昇るのをじっと待つ。

やった~!!!

日本でもよく見る眺めではあるが、なぜかこみ上げる感動! 

数多くのモニュメントも誇らしそうに輝いている。

朝日を浴びて赤く輝く 

モニュメントバレーは、2億数千万年前の地層である砂岩が雨水に侵食されてできたものらしい。

テーブル状の台地や、さらに侵食されて細くなった岩山が点在しており、

立ち並ぶその姿が記念碑に似ていることから、この名前で呼ばれている。

「スリーシスターズ」 (三姉妹ではなく、三人の修道女)

 

意気揚々とホテルに戻り、朝食 

このホテルはモニュメントバレーの荒野のただ中にあり、

2階建てのロッジ風の建物で

幌馬車の車輪の飾りがよく似合う 。

このあたりはナバホ族の保留地でもあり、

ホテルやレストランの従業員は皆ナバホ族らしい。

温厚誠実そうで、レストランに帽子を置き忘れた時も

丁寧に対応してくれました。

巨大なモニュメントの岩壁にへばりつくように建っていて

なぜかプールもある 

部屋のベランダからの眺めは

ここがアメリカ大陸の大西部であることを実感させる。 

 

午前9時、ホテルを出発し、一路グランドキャニオンへと向かう (250km、3時間)

昨日見たフクロウ岩も見送ってくれる

ここも先住民ナバホ族の居住区域らしい 

大陸鉄道が走っていて、列車の燃料となる石炭の補給基地がポツンと立つ。 

 

ホテルを出発して3時間くらい走ると、

グランドキャニオンらしい地球の裂け目が見えてきた。 

 

グランドキャニオン国立公園はアリゾナ州北部にあり、

コロラド川に沿って約440kmにものびる世界で最も雄大な峡谷。

アメリカ大陸が太平洋プレートに押し込まれて移動しながら隆起を繰り返していた頃

このあたりの活断層で巨大なズレが生じ、

そのズレに沿って流れた雨水がコロラド川となり、脆い地層を侵食し続け、

長い年月をかけてグランドキャニオンが形成されたらしい。 

 

 

20億年前からの地層をつぶさに観察することができ、

隆起する前は海の底だったと思われる地層からは

海の生物の化石が多く発見されるらしい。

自分が高所恐怖症であることも忘れて、思わず覗き込む。 

 

グランドキャニオンの谷底に降りるルートもあるようで、

ガイドさんは夏休みに息子とそこでキャンプを張ると言っている。

ただ降りるほど気温は上がり、谷底は焼けつくような暑さらしい。

 

こういう壮大な歴史の刻まれた舞台を前にして立っていると、

人類というちっぽけな新参者が引き起こす、地球温暖化や放射能汚染に

いつか天罰が下り、人類はいずれこの地球から追放されてしまうのだろう?

とマジに思ってしまう。

 

グランドキャニオン観光後、一路セドナへ (180km、2時間)

セドナは小さな町だが、大地から特殊なエネルギー「ボルテックス」を発するパワースポットがあり

古くからネイティブアメリカン(先住民)の聖なる場所でもあった。

その中でも特に強いボルテックスを発生するパワースポットが4箇所有り、

その一つ 「ベルロック」 のすぐそばで、ガイドさんの案内に従い我々も体験してみる。 

    「 まず両足を肩幅ほどに開き、肩の力を抜いて両手をダラリと下にたらします。

     ゆっくりと腹式呼吸をしながら、力を抜いた手のひらに神経を集中させます。

     そうしていると、ボルテックスを身体に感じ、手のひらや指先がピリピリとしてくるでしょう 」

というガイドさんの誘導につられて、なんだかそんな気分になってくるから不思議。

気功を修得している人は、より強くパワーを感じることができるらしい。

身体の痛みが取れる、自然と悩みが解決する、人生の方向性を確信できる・・・など

その効果は人それぞれらしいが、まあ信じる者は救われる、きっと!

 

  

パワーをもらった後は、足取りも軽く? 土産物店めぐり 

小さな町だが霊験を求めて来る観光客が多いのか、いろんな土産物店が並んでいる。

インディアンの伝説に基づくという珍しい土産物をみつけた。

その名は 「ドリームキャッチャー」

 

ターコイズブルーのリングの中に網目状のネットが編んであり

そのリングにぶら下がった紐の先には鳥の羽根が結んである。

店の人の説明によると、

 「 夜眠る近くにそれを吊るしておくと

   その夜見た夢は、すべてこのネットでキャッチされ

   悪い夢は、夜が明けるとすぐに朝の光で焼かれて弾き飛ばされ

   良い夢だけが羽根に蓄えられて、また別の日にも見ることができる 」 らしい。

パワースポットの土産にふさわしいと、つい10個も衝動買い。

 

夕食はホテルの近くのメキシカンレストランで 

メキシカンと言っても、メニューはこれまでと似たりよったり

ただもうビールで流し込む

 

パワースポットから活力をもらい

ドリームキャッチャーも手に入れたので

明日からまた楽しい旅が続きますように!

オヤスミ・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


憧れのカナダ・北米絶景ツアー(アンテロープキャニオン)

2014-08-04 17:11:56 | ちょっとお出かけ

朝7時半、ラスベガスのホテルを出発し

アンテロープキャニオンを目指して、バスで東へ向けてひた走る(440km、5時間)

 

昨日までの緑豊かなカナディアンロッキー の景色から一変し

赤茶けた荒野が延々と続く

年間降雨量が250mm以下の、堂々たる「砂漠」である

何億年も前に地表が隆起し、長い年月をかけて侵食され続けてできた風景

あらわになった地層は、地球の歴史を追う地質学者にとって格好の舞台らしい 

 

 

移動中のバスの中では、ジョンウェインの「駅馬車」や「黄色いリボン」のDVDが放映され

周りの景色とマッチして、まさに西部劇の主人公になった気分 

あたりに人の住んでいる気配はないが、

70数年前までは、この砂漠で原爆の地上実験が繰り返されていたらしく

放射能被爆を受けた先住民も多くいるという。

 

広大な砂漠に降る僅かな雨も、溜まればそこが川になり 

1966年にダム(グレンキャニオンダム)を建設

キャニオンに水が溜まって満水になるまで17年もかかったらしい(レイクパウエル)

観光客が増えて、橋もかかる

近くで見つかった恐竜足跡の化石 

 

 

さらに続く砂漠の荒野 

発電所と送電線は時折見えるが

勿論、水道は通っていない (水はタンクローリーで運ぶらしい)

 

ラスベガスを出発してから5時間後、

アンテロープキャニオンのある町ページに到着。

このあたりは、アメリカ南西部に先住するインディアン部族「ナバホ族」の保留地

ナバホ族は母系社会で、放牧も織物も女性の仕事

ターコイズと銀を使った装飾品が得意で、屋台で店を広げている女性もいる。

男性はだらしない?のか、保留地区内は酒類禁制らしい。

ナバホ族の運転手が砂地の上をぶっ飛ばす何台かのジープに分乗し

アンテロープキャニオンの入口へ

この大きな割れ目から中の洞窟に入る 

アンテロープキャニオンは、

キャニオン上流に降る雨がもたらす鉄砲水と 風による侵食で

砂岩が削り取られてできた洞窟。

いくつもの渦を巻いたような滑らかな地層で形成されている。

上部の割れ目から差し込む光は幻想的 

ちょうど太陽が真上にある時間帯は、レーザービームのように差し込み

まともに見上げると目をやられるので 、サングラス必須

 

 見る位置や角度によって色々な形に見えるスポットがあり、

これはガイドさんオススメの 「キャッツアイ」

他にもネタはないかと自分で探して勝手に名前をつけてみると、

「狼の眼」 ?

「火の鳥」?

 「子羊の横顔」?

「恐竜の口」?

 

洞窟の中はそれほど長くはないが

曲がりくねった狭い通路は観光客で渋滞し

抜け出すまで結構時間がかかる。 

今でもモンスーンの時期に降るスコールは瞬時に鉄砲水となって流れ込む。

だから上流で雨が降ると、危険なため入場できない。

この二人がジープの運転手

インディアンが馬で疾走するように、歓声を上げながらジープをぶっ飛ばし 

我々は振り落とされまいとフレームにしがみつく。

彼らが飲酒禁制に甘んじているとはとても思えないのだが・・・

 

アンテロープキャニオン観光後、

今日の宿泊地モニュメントバレーを目指して、南下(200km、2時間)

ここはナバホ族の居住区域

ここに住んでいれば、国から免税などの優遇策を受けることができるらしい。

それでも豊かな生活をしているようにはとても見えず、

昔はこの広い大地を自由に闊歩できた先住民の想いは複雑であろう。 

 

モニュメントバレーに近づくにつれて

景色はそれらしく(モニュメントらしく)なってくる。

 

これはフクロウ岩

もう少し右から見ると、その立ち姿はフクロウそっくり 

 

午後7時半、モニュメントバレーの宿泊先グルーディングロッジに到着。 

現地ガイドさんがやおら携帯を取り出し、明日の天気予報を調べたくれた。

どうやら明朝の天気は、”storm with thunder” (雷雨)らしい。

モニュメントバレーの日の出は絶景!と聞いてきたのに、
 
まあ、運を天に任せて
 
オヤスミ・・・ 

 

 


憧れのカナダ・北米絶景ツアー(カナディアンロッキー2日目)

2014-08-02 20:31:47 | ちょっとお出かけ

 カナディアンロッキー観光は今日も続く

 

まずは、「エメラルドレイク」

その名の通り湖面は神秘的なエメラルドグリーンで

背後のパージェスマウンテンがその姿を映している。

いいなあ! 

 カヌーやボートで楽しんでいる人の姿も

湖畔にはロッジがあり、宿泊もできるらしい 

赤い貸出用ボートを横目で羨ましそうに見ながら、次へ進む 

 

ここは、「モレーンレイク」 

深いブルーの湖面

背後にはテンピークスの山々と、マクドナルド氷河

絵画クラブの先生は、「絵を描くには絵葉書のような写真は撮るな」といつも言う。

でも感動して、ついシャッターを押してしまうのだ!

 

針葉樹の深い森がまた神秘的 

湖面に映る姿を見て、ただもう立ち尽くすだけ 

「素晴らしい眺めに画家や写真家など多くのアーティストが魅了され、この地に滞在した」

という看板の説明も納得できる。

私も財力と体力と才能があれば、そうしてみたい気もするが

まあ、3つともないので心配ない。

 

ヨーホー国立公園の中を、しばし散策 

そそり立つ絶壁 

急坂から挑みかかるような氷河 

雪崩を起こすこともよくあるそうで、

その危険と注意を促す看板が生々しい。

 

 看板といえば、こんな看板も

「野生の熊が出没して危険だから、必ず4人以上のグループで行動するように」

たとえ4人でもこんな熊と喧嘩したら負けるに決まっているが

4人以上だと警戒心の強い熊は近寄ってこないらしい。

平均年齢70歳でも、これだけいれば大丈夫かな ?

 

ヨーホー国立公園の中を流れる川 

その途中にある 「ナチュラルブリッジ」

濁流が岩の割れ目を侵食し、トンネルになっている

こんなキャンピングカーで旅をしてみたいなあ 

 

カナディアンロッキー観光を堪能した後、

カルガリー空港まで移動(約120km、1時間半)

ここからラスベガスへ飛ぶのだが

米国へ行くためのカナダ出国審査はとても厳しく

入念なチェックの後、両手の指紋と顔写真を撮られる。

緊張のあまり、審査後にパスポートを受け取るのを忘れ

審査官から「○○サ~ン」と呼び戻される人もいた。

それを笑っていた自分も、

次の手荷物検査の長蛇の列に並んでいる時

パスポートに挟んでいた搭乗切符を床に落としたのに気付かず

他の人が気付いてくれて、危うく難をのがれた。

 

カルガリー空港からラスベガスへ 、空路2時間50分

午後9時頃、ラスベガスに到着

エアコンの効いた空港から一歩出ると

そこは気温41℃で、まさにサウナ

 

1日24時間眠らない歓楽街は夜10時を過ぎても大混雑

メイン通りが大渋滞しているおかげで、車窓からゆっくりと街並みを見物でき

ライトアップされた大噴水も運良く見ることができた

宿泊するホテルはカジノも併設

コイン式カジノマシンが立ち並び

本格的なルーレットやカードのテーブルで興じているところは撮影禁止

平均年齢70歳の中には、深夜歓楽街に繰り出したりカジノに興じた元気者もいたようだが 

こちらはおとなしく就寝。

カーテンを閉めても窓の外はネオンで明々としていたが

疲れていたのですぐに眠れた。

 

さあ、明日からアメリカ西部劇の舞台の中を東に向かってひた走るぞ! 


憧れのカナダ・北米絶景ツアー(カナディアンロッキー)

2014-07-31 21:00:51 | ちょっとお出かけ

今回のツアー参加者は総勢36名

平均年齢70歳!、最高年齢82歳!!!

皆、身体の動くうちにと

虎の子を叩いて?参加した元気者ぞろい

こちらはまだ若いほうだと気を引き締めて

いざ出発!

 

臨時便AC2010便は、昨日と同じ機種だが機体は異なり

機内スタッフは同じだが、機長は交代していて

昨日の機長は私服で搭乗していました。

 

地球は丸いので

成田からカナダ(カルガリー)への飛行ルートは

千島列島、カムチャッカ半島、アリューシャン列島上空をなぞるように飛ぶ。

眼下の景色を期待して窓よりの座席にしたが

あいにく下は雲海で何も見えず。

15時半に離陸して10時間足らずの飛行だが

機外は白夜でずっと明るい。

一眠りしてから窓を開けてみると

カナディアンロッキーとおぼしき山肌が

眼下に広がっていました。

現地時間午前10時45分、無事カルガリーに到着

上空からの第一印象は

日本に似て「緑豊かな国だなあ!」

空港からカナディアンロッキー観光の玄関口「バンフ」を目指して

バスで1時間半、120km

カナダの高速道路はどこでも無料らしいが

トンネルや高架道路が連なる日本に比べると

確かに建設費は安くて済みそう

周りに見える山々も個性派ぞろい

地層の向きや、氷河による削られ方によって

鋸歯型、キャッスル型、デスク型など様々な容姿を見せる

カルガリー冬季五輪では

ジャンプや滑降、アルペンスキーの舞台となった山肌も

3000mを超える山も多く

氷河らしき跡も見える

バンフの街で一休みしてから

 

広大なバンフ国立公園内を縦走しながらカナディアンロッキー観光へ。

途中で通過した二重橋のようなものは

「アニマルオーバーパス」

公園内を走る高速道路は、200kmに渡り両側をフェンスで囲ってあり

それにより生息する野生動物が行き来できなくなるのを防ぐため

動物専用に設けられた歩道橋。

警戒心の強い野生動物がその設置目的を理解できるはずもなく

3年経ってからやっと少しは使われるようになったらしい。

通過する動物に気を取られて車の運転手が事故を起こさないように
 
双方から見えないような工夫もされているらしい。
 
 
 
「キャッスルマウンテン」
 
地層が横からの力を受けて皺になり、さらに氷河の侵食によって削り取られてできたらしい。
 
なるほど、ヨーロッパの古い城を思わせるような容姿ではある。
 
 

「レイクルイーズ」

”ロッキーの宝石”と言われている美しい湖

奥に見えるのは、ビクトリアマウンテンとビクトリア氷河

岩肌を侵食する氷河から融け出た水はミネラルを多く含んでいて、

そのため湖は魅力的な明るいエメラルド色に輝いている。

 

「ボウレイク」

3つの氷河から流れ出た水が堆積物によってせき止められてできた湖(標高1950m)

背後に見えるのはクロウフット山(標高3055m)とクロウフット氷河

湖畔ではゆっくりとスケッチを楽しんでいる人もいて

駆け足で巡るだけの我々はちょっとむなしい

「ボウ氷河」

 

もとは2泊3日のカナディアンロッキー観光の予定であったが

初日のAC便欠航のため1泊2日に短縮。

そのため、できるだけ多くの観光スポットを駆け足で回ろうと

現地ガイドさんが頑張ってくれるのだが、

次の「コロンビア大氷原で雪上車ドライブ」に向かう途中で

ガイドさんの携帯が鳴る。

応答するガイドさんの顔から笑顔が消え、なにやら嫌な予感・・・

どうやら、大きな山火事が発生していて

途中の道路が閉鎖されたらしい。

「残念ながら雪上車ドライブは中止します」の決定に

「え~!これが一番の楽しみだったのに~」とブーイングの嵐。

バスから見える限りでは、どこにも煙など上がっている様子はないが

80km先のコロンビア氷原までのどこかで閉鎖されたのだろう。

失意に沈む平均年齢70歳の顔にたじろぐことなくガイドさんは続ける。

「このあたりでは、何年かに一度は大きな山火事が落雷などにより自然発生します。

ただ、これによってカナディアンロッキーの自然は健全に保たれているのです。

焼き尽くされることで、害虫は死に、衰えた老木は灰になり、代わって新しい木が生まれ育つのです」

それは確かに正論だけど、

遠くはるばる日本から台風にも欠航にもメゲずやってきた我々には

何の慰めにも聞こえない。

コロンビア大氷原は北極圏以南では北半球最大の氷原

この目で一度は見てみたかったのに・・・

 

まあ若い女性の現地ガイドさん(日本人)に愚痴を言ってもしかたないので

次の観光スポットへ進むことに。

 

「次に行くところは、カナディアンロッキーの中で私が一番好きな景色で~す!」

というガイドさんの明るい声が空々しく聞こえる中、着いた所は

 

「ペイトレイク」

そこは確かに神秘的で素晴らしい眺めで、思わず歓声が上がる。

湖面が季節や天候によって美しいブルーやエメラルドグリーンに色を変えることで知られているらしい。

左方向から氷河から融け出した水や堆積物が流れ込んでくるのだろう。

彼方に見える氷河

次はゴンドラに乗って、バンフの街を展望

バンフはカナディアンロッキー最大の観光拠点で

周りを標高2000mから3000m級の山々に囲まれたリゾート地

人口8000人で、日本人はそのうち約500人

現地日本人ガイドなども150人くらいいるらしい。

 バンフ中心を通るバンフアベニューの正面に見えるのはカスケードマウンテン(2998m)

 

マウントランドル(3030m)は典型的な鋸歯型

 

バンフの街中でコロンビア氷原を走る雪上車が陳列してあったので

その前で悔しい記念に一枚

 

     後日談になるが、帰国後ネットで調べてみたら

     「 カナディアンロッキーで大きな山火事があり、

     コロンビア大雪原へ向かう道路は、7月11日から通行制限をしている。

     7:00から14:00までは通行可能。それ以外は通行禁止」とあった

     これが事実なら、予定を変えて翌日の午前中にまわせば

     コロンビア大雪原での雪上車ドライブは可能ではなかったか?

     1日短縮のためには中止するのが手っ取り早いと考えたのではないか???

      ・・・といまさら愚痴を言ってもしかたがない。

 
夜7時を過ぎてもまだ十分明るいので
 
バンフの近くを流れる「ボウ川」と「ボウ滝」へ
 

 

山あいの小高いところにあるこのホテルが

今晩泊まる「バンフスプリングスホテル」

石造りの重厚な外観で名高い高級ホテルらしい。

残念なのは、2日連泊の予定が単泊となったこと。

有名なゴルフコースやプールもあるらしいが

我々は暗くなって寝るだけ

予算の都合もあるのだろう。

夕食は高級ホテルのレストランではなく、

街中にあるドリンクバーで

カナディアンビーフステーキとポテトサラダ

ブロッコリーは生で茹でていない

盛り付けは大雑把でいかにも大陸的

まあ、このツアーでは料理に期待はしていない

夜はオプショナルツアーの「バンフ星空&夜景鑑賞」へ

バスに乗って近くの山の上から星空と夜景を楽しもうという企画

暇だから行ってみたけど

満月で霞もかかり、星はほとんど見えず。

さすがに料金50カナダドルのうち20カナダドルは返してくれたが

このショボい夜景が30カナダドルとは、ちょっと高い。

今日は一日長かった

おやすみ・・・


憧れのカナダ、北米絶景ツアーへ(プロローグ)

2014-07-30 15:16:31 | ちょっとお出かけ

これまで家内と二人で楽しんだ海外ツアーは

15年前のイタリアと

一昨年のドイツ、スイスアルプス、モンサンミシェル、パリ、ロンドン

いずれも素晴らしい想い出ばかりだが

長時間の移動はさすがに身体にこたえる

二人揃って元気なうちに楽しもう!と

「カナダ・北米大陸5つの絶景」ツアーに行ってきました

7月11日出発~7月19日帰国の予定で

○カナディアンロッキー

○アンティロープキャニオン

○モニュメントバレー

○グランドキャニオン

○ナイアガラ

を巡る旅

いずれも子供の頃から一度は見てみたいと願っていた絶景

 

遅ればせながらやっと時差ボケが解消してきたので

猛暑に負けないよう、少しずつブログアップしていきます

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まずは初日

出発前日の夕刊のトップ記事は、記録的な猛威をふるう「台風8号」の進路予報

11日朝伊丹空港を出発し、昼過ぎに成田空港からカナダへ向けて飛び立つ

というスケジュールをそれこそ吹き飛ばすような勢いでしたが

日頃の行いの良さが功を奏した?のか

当日は台風一過の後の静かな空模様で、無事出発

 

・・・と思いきや、

定刻(16時)に成田からカナダに向かったこのエヤーカナダ便(AC0010便)が

離陸して1時間20分後

「設備トラブルにより、成田に引返します」のアナウンス

どうやら通信設備の不調らしい

マレーシア機が突然通信を絶ったまま行方不明になった事件が頭をよぎる

どうにか成田空港に引き返し

機内でじっと座ったまま待つこと2時間

空港の整備員が何度もコックピットの中に出入りし

機内食の夕食が出たあと

「この便は欠航となります。明日午後臨時便を用意します」のアナウンスがでて

やっと放免

入国審査でパスポートに「出国中止」のスタンプを押され 

準備してくれたホテルまでバスで1時間あまり

とりあえず無事でよかったと思いながら眠りにつく

未明に携帯の地震アラームがけたたましく鳴り

震度3に揺られてから、また一眠り

 

翌朝、ホテルの窓から見た眺めがこれ

本来アラスカを眼下に見下ろしている頃なのに

向こうに見えるのは、ディズニーランドらしい

 

波乱万丈?の旅を予感させるような出だしの1日であったが

今日も天気は良さそうだし

仕切り直しでいざ出発!

 

 


ロンドン観光

2012-08-06 13:38:46 | ちょっとお出かけ

いよいよヨーロッパツアーの最終日

時折小雨の降る中を、ロンドン観光に出発

ロンドン市内では各国の国旗がたなびいて

オリンピック歓迎ムードで溢れていた

 ロンドン名物の赤い二階建てバスが、連なるようにして走っている

エリザベス女王の公邸「バッキンガム宮殿」

中には入れないので、外から眺めるだけ 

柵越しに、 外周護衛を担当する近衛兵を見物

二人いて、交代で左右に歩きながら警護している

宮殿前の広場にある彫像 

ウェストミンスター宮殿

ビッグベン時計台のある国会議事堂 

テムズ川の川向こうに見える大観覧車「ロンドンアイ」

アイ(目)の形をした一つのボックスに、25人は乗れるらしい 

街の顔とも言える跳ね橋「タワーブリッジ」

飾りつけられた大きな五輪マークは

背の高い大型船が通過する際、横向きに持ち上がるらしい 

エリザベス女王在位60周年を祝して

テムズ川沿いに大きな写真パネルが飾られていた

 大英博物館へ

入場料は無料だが

入口に募金箱が置いてあり、どこの通貨でもよいと書いてあったので

余っていたユーロ札を少し入れて、入場 

世界最大級の収蔵品を持つ博物館で

なかでもエジプト、ギリシャ、ローマの収蔵品が充実している

 

 

ロンドンオリンピックの金メダルも展示してあったので

一足お先に現物を拝見 

考古学的な遺作の展示も多い

 

 

古代王族の棺やミイラの実物も展示している

ほとんどが個人収集家から寄贈されたもので、

大英帝国時代に植民地で発掘したり略奪したものも多くあるという

そろそろもとあったところに返還してもいいのかもしれない

 

フィッシュ&チップスの昼食をとってから

ロンドン郊外にある「ウィンザー城」へ 

空港並みの厳しい手荷物検査の後、城内を見学

内部の写真撮影は禁止 

 

エリザベス女王が 週末にはこのウィンザー城で過ごされる

この日もちょうど土曜日で、女王陛下がおられることを示す旗が上がっていた

 

ガイドさんが、「どこかの窓から女王陛下がこちらを見て、日本の人が来ていると

言っているかもしれませんよ」と冗談めかして言ったので

ちょっと緊張して姿勢を正す(笑)

ウィンザー城のそばにあるロイヤルショッピングセンター前に集合

このツアー最後の集合場所にも、全員迷うことなく無事集合し

バスでヒースロー空港へ

午後7時過ぎの便で、帰国の途についた

 

機中でさっさと夕食を済ませた後は、ただもう爆睡

日本時間15時に、成田空港に無事到着

楽しかった旅を無事終えることができたことに、深く感謝! 

(おしまい)

 


ベルサイユ宮殿とパリ観光

2012-08-05 14:25:39 | ちょっとお出かけ

ベルサイユ宮殿は

ルイ14世が1862年に建造した、フランス絶対王政の象徴的建造物(世界遺産)

パリから西に約20km離れたところにある

小雨の中を、宮殿入口へ向かう

 煌びやかな金色の柵門

物語に出てくるような彫像の数々 

 

建物入口の正面上部に、「A TOUTES LES GLOIRES DE LA FRANCE」の文字

「フランスの栄光の全てへ」の意味らしい

天井を豪華に埋め尽くす、フレスコ画の数々 

 

 

 

宮殿を建造したルイ14世の像

「 戴冠の間」に飾られた、大きな「ナポレオン1世戴冠式」の絵

最後の晩餐?

儀式や外国からの賓客の謁見に使われた「鏡の間」 

宮殿は、バロック建築の代表的な建造物で

彫刻や絵画が建築と一体化しているのが特徴

広大な美しい庭園 

 

 

ベルサイユ宮殿見学の後は

バスの中からパリ観光

市の中央を流れるセーヌ川

エッフェル塔

パリ祭を翌日に控え

道路はフランスの国旗で溢れていた

凱旋門(エトワール凱旋門)

はるかに見上げるほど大きく、高さ50m、幅45mもある

 

この凱旋門を中心に、放射線状に12本の道路が市内を走っていて

その内の1本シャンゼリゼ通りの先に、ルーブル美術館がある

 

その敷地内にある、カルーゼル凱旋門

こちらの凱旋門は一回り小さい(高さ19m、幅23m)が

頂上に戦士の像があり、華やか

ノートルダム大聖堂 

名前は聞き洩らしたが、重厚な建物が多い 

 

 オペラ座

ルーブル美術館へ 

これは、「ルイ1世戴冠式」の絵

ベルサイユ宮殿にも同じ絵があります

ガイドさんの説明によると

当時、全く同じ絵を描くことは禁じられていたので

一か所だけ変えている

どこかわかりますか? (ヒント:前列左側に並んだ女性の服の色に注目)

「モナリザ」の前は黒山の人盛り 

徐々に前に進んでいき、やっと写真が撮れました

サモトラケのニケ 

ミロのヴィーナス 

他にも教科書などで見たことのあるような芸術品が

手で触れるような近くにさりげなく並んでいる

 

ルーブル美術館を最後にパリ観光を終え

エスカルゴ料理の夕食を済ませて

午後8時過ぎのユーロスターに乗り

ドーバー海峡をくぐって、ロンドンへ

ロンドン駅では、二週間後にオリンピック開幕を控え

大きな五輪マークが迎えてくれました


世界遺産モンサンミッシェル

2012-08-02 22:35:55 | ちょっとお出かけ

パリ郊外のロワシーにあるホテルを出発し

目指すは365km先の「世界遺産 モンサンミッシェル」

長旅の疲れが出始めた身体をバスに揺られながら

北仏の街道を西に向かって走ります

  

のんびりと草を食べている牛の群れの向こうに

見えてきましたモンサンミッシェル! 

 モンサンミッシェルは、イギリス海峡に面するサンマロ湾の河口付近にある(写真はネットから拝借)

少しかじった情報によると、

8世紀の初め、海に孤立する険しい岩山の上に聖堂が建てられたのが始まりで

その後、修道院や教会堂が建ち、大規模な巡礼地となった。

修道僧がそこに居を構えるようになるにつれて

山の斜面に沿って岸壁まで村が広がっていき、今のような形となった。

その要塞のような構造は防備に適し

英仏百年戦争の間も陥落することはなかった。

フランス革命で修道士が離散した後、監獄として使われた時期もある。

1874年に歴史的建造物に指定されてから、大がかりな修復工事が始まり、

1979年にユネスコの世界文化遺産に指定された。

昔は、巡礼者が干潮時に浅瀬を水に浸かりながら 歩いて渡ったが

今は堤防ができて、その上の道を大勢の観光客が歩いて渡れる。

 

 小さな城門をくぐって街中に入る

 観光客の泊まれるホテルもある

 街中の道は、すべて急な階段か坂道

 狭い石壁の間から、教会堂が見える

 見晴らしのいい所に、修道士たちの眠る墓地

教会堂が近くなってきた

 修道院の入口に向かって、さらに階段を登る

そびえ立つ教会堂の鐘楼 

海を渡ってきた道のそばで、工事が進んでいるのが見える

堤防が潮の流れを阻害して環境破壊が進んでいるのを防ぐため

堤防を撤去し、橋で渡れるようにするらしい

教会の側面にある、シンプルな形の修道士共同寝室

今は聖具納室として使われている

海の見える急坂にそびえ立ち、小窓の多い城壁は 

いかにも要塞らしい防御の固い造りである

教会堂の内陣 

 

ロマネスク様式の部屋

ゴシック様式の内庭回廊 

時代を越えて破壊と修復を繰り返してきたため

モンサンミッシェルの建造物は

ロマネスク様式とゴシック様式が混在している 

ゴシック様式の教会堂東陣

 修道士の食堂

ゴシック様式の賓客の間 

大支柱で支えられる地下礼拝堂 

この大車輪は、外から大きな荷物を運びこむのに使われたもの

囚人が車輪の中に入って歩き、回したらしい

滑車を介してロープを巻き上げ 

滑り台車に荷物を載せて、下から引き上げる 

大天使 聖ミカエル像

これと同じ金箔の像が、教会堂鐘楼の塔頂に立っている 

修道院を出て、長くて急な階段を下りる 

こちら側が修道院の本来の入口である

街中にある唯一のみやげ物店

昔は巡礼者が巡礼の記念に買っていったらしい 

モンサンミッシェル名物のオムレツを作っている

プーラールおばさんの店

昔、遠くから来た巡礼者に栄養をつけさせようと

プーラールおばさんがオムレツを作って食べさせたのが始まり

モンサンミッシェル観光の前に、近くのレストランで

このオムレツを食べてみた

外観は巨大な卵焼きで

中はメレンゲ状にふわふわに泡立てた卵

初めて味わった食感である

 

午後4時頃、モンサンミッシェル観光を終え

来た道をバスで約5時間かけてパリへ戻る

夕食を終えて、ホテルに帰りついたのは午後10時半

パリのホテルで連泊!が売りのツアーだが

単に眠るだけの二連泊であった

 

 


憧れのマッターホルン

2012-08-01 15:37:08 | ちょっとお出かけ

宿泊地ツェルマットの街から、もうマッターホルンの頂きが見える

ホテルの近くに、通称「日本人橋」と言われている小さな橋があって

そこは朝焼けで赤く輝くマッターホルンの頂きが見える絶好のスポットらしい

早朝5時20分頃、ホテルから10分余り歩いて行ってみた

なるほど、その小さな橋はすでに多くの日本人で埋まっていた

 

時折、街の早朝配達車が

ちょっと迷惑そうに、クラッションを軽く鳴らして抜けていく

「日本人橋」と呼ばれていることに後ろめたさを感じながら

じっとカメラを構えてシャッターチャンスを待つこと20分

あいにく雲が少し掛かって、撮れたのは朝焼けの名残りだけ

 

それでも マッターホルンを目指して登る頃には

空は見事な晴れ模様で、心が弾む

 ゴルナーグラート鉄道の登山列車に乗って、絶景を眺めながら

  

 途中の駅には、なぜか各国の国旗が 

 ゴルナーグラード展望台(標高3130m)に到着

マッターホルン、モンテローザなど4000mを超える山々が連なる大パノラマに

ただただ感動と感謝!

 正面にモンテローザ(標高4634m)

 その隣に、憧れのマッターホルン(標高4478m)

悠久の時を刻む、氷河 の数々

 

 

帰りの登山列車の車窓からも

マッターホルンがずっと見送ってくれるのが嬉しい

元気なグループは途中で降りてハイキングへ

麓の街ツェルマットで昼食をとってから、土産物屋をあさる 

 この街も、燃料自動車は禁止され

移動手段は列車(電車)か電気自動車か馬車

道路に馬糞が落ちていても、誰も騒がない

 ツェルマットから列車でテーシュへ移動し

そこからバスで3時間半かけて、ジュネーブへ

ジュネーブから高速列車TGVでパリへ(503km)

夕食は、車内で幕内弁当

日本のコンビニで398円で売っているような弁当だったが

久しぶりに食べる和食の味に、誰も文句は言わず黙々と

 

午後10時に終点パリに到着し、そこからバスで1時間

ホテルの部屋にたどり着いたのは

午後11時半を回っていた

明日もバスで往復760kmの長旅

体力勝負の旅は続く・・・


ユングフラウヨッホを目指して

2012-07-30 08:34:21 | ちょっとお出かけ

 朝、目を覚ますと快晴!

ホテルから見上げるとアルプスの山の頂きが

朝日に輝いて

「早くおいで!」と言っているようです

 ウェンゲンからユングフラウ鉄道の登山列車に乗り

途中から、アイガーの山をくり抜いてできたトンネルを通って

標高3454mのユングフラウヨッホを目指します

車窓から見えるアルプスの景色は刻々と変わり

カメラのシャッターを押すのに忙しい

 途中の駅からの眺めも素晴らしい

 スイスの犬と言えばセントバーナード

観光客と一緒に記念写真を撮るのを仕事にしている人がいて

この寒いのに、半ズボンなのはさすが

 トンネルの途中で降りて、少し歩いたところに

 アイガー北壁の断崖をくり抜いた大きな窓がある

 ここからアルプスの山々や氷河を一望できる

 

 

 ユングフラウヨッホのスフィンクス展望台に到着

ここから世界遺産のアレッチ氷河、ユングフラウ、メンヒ、アイガーを一望できる

 メンヒ(標高4099m)

ユングフラウ(標高4158m)

アレッチ氷河

はるばる日本から来て、この場に立ったことを忘れないように

はい、チーズ!

少し降りたところから見上げるユングフラウも素晴らしい

下りの登山列車の途中の駅(標高2300mあたり)で降りて

約2時間ほど、緩やかな坂を下りながらアルプスハイキングを楽しむ

 あたりには緑の草原が広がり

 色とりどりの可愛い高山植物の花で溢れている

 赤い登山列車が風景によくなじむ

 湖面に映る、逆さアルプス

下山後、次の宿泊地ツェルマットへ

途中トイレ休憩で立ち寄った湖畔では

短い夏を楽しむ人たちで賑わっていました

バスで4時間走った後

途中、テーシュから列車に乗り換えて

マッターホルンに近い山の麓、ツェルマットに到着

明日も晴れるといいな!


ヴィースの巡礼教会と憧れのスイスへ

2012-07-29 14:25:58 | ちょっとお出かけ

 ロマンチック街道南部の牧草地に

ポツンと建つ白壁の小さな教会

これが世界遺産に登録されているヴィースの巡礼教会です

 ネットで調べてみると

1740年頃の話。あまりにも痛々しい姿から、長い間しまい込まれていた「鞭打たれるキリスト」の木像を、マリアという農婦がもらい受け祈りを捧げたところ、キリストの像が涙を流したという。この噂を聞きつけた人々がマリアの家に押し寄せ、小さな礼拝堂を建てたが、巡礼者はますます増え、1746年に新たに教会が建てられたのが今のヴィースの巡礼教会ということです。

素朴な外観と異なり、内部の装飾と壁画は優雅で華麗

 

 見事な天井画の下には、豪華なパイプオルガン

 この小さな教会が世界遺産になったのも

敬虔なキリスト教徒の熱い信仰心の賜物なのでしょう

 

ロマンチック街道南端の街フュッセンから、さらにバスで西へ向かって3時間余り

ドイツとスイスの国境にあるリヒテンシュタイン公国の首都ファードーツへ

入国審査はないけれど

記念にパスポートに入国スタンプを押してもらいました

後で聞いた話だと、このスタンプは観光用で公式なものではなく

日本に帰国した際、入国審査官に文句を言われることもあるらしい

 リヒテンシュタインで大きなソーセージの昼食を食べた後

いよいよスイスに入る

バスから眺める景色もアルプスが近いことを告げてくる

 この辺りには大きな湖が多い

途中で見かけた川は、まるで大雨でも降ったかのように音をたてて流れている

川の水が白く濁っているのは、氷河が融けて石灰分を多く含んでいるためらしい

夏が過ぎると、また澄んだ色に戻るとのこと

 

 

これはチューリッヒ湖

長さが40kmくらいある大きな湖を眼下に

 のんびりと草を食べている牛が幸せそう

 バスで約3時間走って、インターラーゲンへ

ここはアイガー、メンヒ、ユングフラウなどアルプスの名峰が連なる山の麓

環境保護のため、この辺りからは燃料自動車は乗り入れ禁止

登山列車に乗り換えて、宿泊地ウェンゲンへ

 崇高なアルプスの山々が雲を押しやり迎えてくれた

午後8時頃、ホテルに到着

空はまだ青く明るい

明日の好天気が期待できる!


ロマンティック街道の花 ノイシュバンシュタイン城

2012-07-28 12:42:55 | ちょっとお出かけ

 ローデンブルグからバスで4時間余り

ロマンチック街道の南端の街フュッセンに近づいてきたあたりで

やっとお目当てのノイシュバンシュタイン城が見えてきた

あいにく正面は修理中で足場とネットで覆われていたが

 城から歩いて15分、坂を登ったところにある

マリエン橋から撮ったベストショット!

「白鳥城」の名にふさわしく

白亜の優雅な姿はまるでおとぎの国の世界

 芸術とファンタジーを愛する

バイエルン王国最後の国王ルートヴィヒ2世が

財政難の中、築城に莫大な国費をつぎ込み

17年もかけて完成には至らず、謎の死を遂げたらしい

 

お城の中は豪華絢爛な造りと装飾で埋まっていたが

あいにく撮影禁止

撮ったのは城の入口と、城から眺めた外の景色だけ

 

ふもとにあるホーエンシュバンガウ城 

ルートヴィヒ2世はこの城のバルコニーから

ノイシュバンシュタイン城の建築過程を眺めていたという

 こんな立派な城がありながら

夢を追ってさらに華麗な城造りに国費を浪費する

いつの時代も無駄遣いは国を危うくします

 

土産物店でノイシュバンシュタイン城のポスターを売っていたので

ちゃっかり盗撮

工事中のネットで隠れていた正面は

こんな感じかな

 

明日は

世界遺産の「ヴィースの巡礼教会」に立ち寄ってから

いよいよスイスへ