KAOおじさんの絵カバン

還暦を機に油絵に挑戦を始めました。ずぶの素人にも果たして描けるのか?我流の中をさまよいながら、前進あるのみ!

憧れのカナダ・北米絶景ツアー(カナディアンロッキー)

2014-07-31 21:00:51 | ちょっとお出かけ

今回のツアー参加者は総勢36名

平均年齢70歳!、最高年齢82歳!!!

皆、身体の動くうちにと

虎の子を叩いて?参加した元気者ぞろい

こちらはまだ若いほうだと気を引き締めて

いざ出発!

 

臨時便AC2010便は、昨日と同じ機種だが機体は異なり

機内スタッフは同じだが、機長は交代していて

昨日の機長は私服で搭乗していました。

 

地球は丸いので

成田からカナダ(カルガリー)への飛行ルートは

千島列島、カムチャッカ半島、アリューシャン列島上空をなぞるように飛ぶ。

眼下の景色を期待して窓よりの座席にしたが

あいにく下は雲海で何も見えず。

15時半に離陸して10時間足らずの飛行だが

機外は白夜でずっと明るい。

一眠りしてから窓を開けてみると

カナディアンロッキーとおぼしき山肌が

眼下に広がっていました。

現地時間午前10時45分、無事カルガリーに到着

上空からの第一印象は

日本に似て「緑豊かな国だなあ!」

空港からカナディアンロッキー観光の玄関口「バンフ」を目指して

バスで1時間半、120km

カナダの高速道路はどこでも無料らしいが

トンネルや高架道路が連なる日本に比べると

確かに建設費は安くて済みそう

周りに見える山々も個性派ぞろい

地層の向きや、氷河による削られ方によって

鋸歯型、キャッスル型、デスク型など様々な容姿を見せる

カルガリー冬季五輪では

ジャンプや滑降、アルペンスキーの舞台となった山肌も

3000mを超える山も多く

氷河らしき跡も見える

バンフの街で一休みしてから

 

広大なバンフ国立公園内を縦走しながらカナディアンロッキー観光へ。

途中で通過した二重橋のようなものは

「アニマルオーバーパス」

公園内を走る高速道路は、200kmに渡り両側をフェンスで囲ってあり

それにより生息する野生動物が行き来できなくなるのを防ぐため

動物専用に設けられた歩道橋。

警戒心の強い野生動物がその設置目的を理解できるはずもなく

3年経ってからやっと少しは使われるようになったらしい。

通過する動物に気を取られて車の運転手が事故を起こさないように
 
双方から見えないような工夫もされているらしい。
 
 
 
「キャッスルマウンテン」
 
地層が横からの力を受けて皺になり、さらに氷河の侵食によって削り取られてできたらしい。
 
なるほど、ヨーロッパの古い城を思わせるような容姿ではある。
 
 

「レイクルイーズ」

”ロッキーの宝石”と言われている美しい湖

奥に見えるのは、ビクトリアマウンテンとビクトリア氷河

岩肌を侵食する氷河から融け出た水はミネラルを多く含んでいて、

そのため湖は魅力的な明るいエメラルド色に輝いている。

 

「ボウレイク」

3つの氷河から流れ出た水が堆積物によってせき止められてできた湖(標高1950m)

背後に見えるのはクロウフット山(標高3055m)とクロウフット氷河

湖畔ではゆっくりとスケッチを楽しんでいる人もいて

駆け足で巡るだけの我々はちょっとむなしい

「ボウ氷河」

 

もとは2泊3日のカナディアンロッキー観光の予定であったが

初日のAC便欠航のため1泊2日に短縮。

そのため、できるだけ多くの観光スポットを駆け足で回ろうと

現地ガイドさんが頑張ってくれるのだが、

次の「コロンビア大氷原で雪上車ドライブ」に向かう途中で

ガイドさんの携帯が鳴る。

応答するガイドさんの顔から笑顔が消え、なにやら嫌な予感・・・

どうやら、大きな山火事が発生していて

途中の道路が閉鎖されたらしい。

「残念ながら雪上車ドライブは中止します」の決定に

「え~!これが一番の楽しみだったのに~」とブーイングの嵐。

バスから見える限りでは、どこにも煙など上がっている様子はないが

80km先のコロンビア氷原までのどこかで閉鎖されたのだろう。

失意に沈む平均年齢70歳の顔にたじろぐことなくガイドさんは続ける。

「このあたりでは、何年かに一度は大きな山火事が落雷などにより自然発生します。

ただ、これによってカナディアンロッキーの自然は健全に保たれているのです。

焼き尽くされることで、害虫は死に、衰えた老木は灰になり、代わって新しい木が生まれ育つのです」

それは確かに正論だけど、

遠くはるばる日本から台風にも欠航にもメゲずやってきた我々には

何の慰めにも聞こえない。

コロンビア大氷原は北極圏以南では北半球最大の氷原

この目で一度は見てみたかったのに・・・

 

まあ若い女性の現地ガイドさん(日本人)に愚痴を言ってもしかたないので

次の観光スポットへ進むことに。

 

「次に行くところは、カナディアンロッキーの中で私が一番好きな景色で~す!」

というガイドさんの明るい声が空々しく聞こえる中、着いた所は

 

「ペイトレイク」

そこは確かに神秘的で素晴らしい眺めで、思わず歓声が上がる。

湖面が季節や天候によって美しいブルーやエメラルドグリーンに色を変えることで知られているらしい。

左方向から氷河から融け出した水や堆積物が流れ込んでくるのだろう。

彼方に見える氷河

次はゴンドラに乗って、バンフの街を展望

バンフはカナディアンロッキー最大の観光拠点で

周りを標高2000mから3000m級の山々に囲まれたリゾート地

人口8000人で、日本人はそのうち約500人

現地日本人ガイドなども150人くらいいるらしい。

 バンフ中心を通るバンフアベニューの正面に見えるのはカスケードマウンテン(2998m)

 

マウントランドル(3030m)は典型的な鋸歯型

 

バンフの街中でコロンビア氷原を走る雪上車が陳列してあったので

その前で悔しい記念に一枚

 

     後日談になるが、帰国後ネットで調べてみたら

     「 カナディアンロッキーで大きな山火事があり、

     コロンビア大雪原へ向かう道路は、7月11日から通行制限をしている。

     7:00から14:00までは通行可能。それ以外は通行禁止」とあった

     これが事実なら、予定を変えて翌日の午前中にまわせば

     コロンビア大雪原での雪上車ドライブは可能ではなかったか?

     1日短縮のためには中止するのが手っ取り早いと考えたのではないか???

      ・・・といまさら愚痴を言ってもしかたがない。

 
夜7時を過ぎてもまだ十分明るいので
 
バンフの近くを流れる「ボウ川」と「ボウ滝」へ
 

 

山あいの小高いところにあるこのホテルが

今晩泊まる「バンフスプリングスホテル」

石造りの重厚な外観で名高い高級ホテルらしい。

残念なのは、2日連泊の予定が単泊となったこと。

有名なゴルフコースやプールもあるらしいが

我々は暗くなって寝るだけ

予算の都合もあるのだろう。

夕食は高級ホテルのレストランではなく、

街中にあるドリンクバーで

カナディアンビーフステーキとポテトサラダ

ブロッコリーは生で茹でていない

盛り付けは大雑把でいかにも大陸的

まあ、このツアーでは料理に期待はしていない

夜はオプショナルツアーの「バンフ星空&夜景鑑賞」へ

バスに乗って近くの山の上から星空と夜景を楽しもうという企画

暇だから行ってみたけど

満月で霞もかかり、星はほとんど見えず。

さすがに料金50カナダドルのうち20カナダドルは返してくれたが

このショボい夜景が30カナダドルとは、ちょっと高い。

今日は一日長かった

おやすみ・・・


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2 コメント

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なんか (kobakan)
2014-08-06 09:08:23
カナダってスイスと雰囲気にてるんやね~
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いいよ~! (KAO)
2014-08-07 09:34:30
氷河やエメラルドグリーンの湖面の印象はよく似てるね。スイスの方が観光地としての歴史が長い分、登山列車で頂上近くまで行けるし、麓の町も洗練されている感じ。カナディアンロッキーは、あまり手をつけずに出来るだけ自然のままでという印象。大きなキャンピングカーで旅したいね。
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