kawasaki 650RS W3 納車時 後ろから前から上から

2013-08-25 18:13:00 | 650RSW3の部屋 メンテ系

おもわず跨りたくなる 
小ぶりな車体。
テールライト、シートエンド、ティアドロップのタンク。
Z1と共通のメーター ブレーキ フロントフォーク
ディスクは650RSのみが標準でダブルディスクが奢られています。
W3は73年から74年まで約4300台の生産しかありません。
相棒の登録は75年。74年生産でストックされたものが75年に
登録された最終型です。

ひょいとあがったシートエンドのデザインが好きです。
ここにバックをくくりつけて、少し寒くなった峠越えなどを
するとほんとうにバイクらしいです。



フロントフォークのキャスター角度が広く、ゆったりと寝かせた角度感が
あって、このバイクの性格を物語っています。

重いものはライダーの下に低くあって、バランスがよく、
シートも低いことから、足つき性もよく、不安がありません。

フロントフェンダーの風切板は前のオーナーの好みで、取り外せないので
ヤフオクでノーマルの風切板のないものを準備してあります。
納車されたら取り替えてみましょう。
フロントフェンダーも650RSだけの専用デザインなので貴重品です。


メーターはZ1、Z2と同じデザインですが、Z2が220キロフルスケールに
対して650RSは200キロフルスケールです。
タコメータのレッドゾーンも7500から。
出せば180キロは出るそうですが、エンジンが振動で空中分解しそうな感じだそうです。
このバイクは出しても100キロまでで楽しむバイクでしょう。
ヘッドランプ上の速度警告灯(80キロ以上で点灯)が懐かしいです。
計器はパッシングや、ハザードライトまで備わっていて、セルなしバイクにしては
豪華な装備です。

エンジンとギアが別体でその間をチーェンで駆動するので
その音が独特のヒューンというカワサキらしい音を出すそうです。

W3を選んだ理由は シンプルな仕組みと
ティアドロップのタンク シート フェンダーの 個々のデザインとレイアウトが
相棒らしくとても親しみやすく、永く愛用する気持ちにさせてくれます。
電気系統はZ2よりもさらに弱く、ボルトメーターなど管理装置もつけてやろうと思っています。
来週になるとやってきます。
楽しみです。

相棒

2013-08-24 13:29:59 | 650RSW3の部屋 メンテ系

相棒は本州で調整中。
キャブレターの燃調キットの取り付けです。
いちおうツインキャブです。
なんとタンクの燃料コックは左右一個ずつあります。


チーェンも交換します。張りを調整中。
昔から愛用のゴールドチェーンです。
バッテリーの位置が泣かせます。


フロントフォークもオーバーホール中。
サイドカバーの紫が美しい。
オリジナル塗装でここまできれいなものは少ないと思います。
始動はキックのみ。それもニュートラルのみです。
変速は前進4速のみ。男の4段変速というそうです。
女のワタシがのるとどうなるんだろう。。


深紫のタンクカラー
オリジナルです。
エンジンはOHV624cc

今度の相棒はKAWSAKI650RS W3です。
来月早々には海峡を越えてきます。
どうぞよろしくおねがいします。



バイクを離れてもう一度バイクとはと考えてみる

2013-08-20 19:40:29 | 650RSW3の部屋 メンテ系

積乱雲と大粒の雨の本州のような八月下旬。
実車が手元から去り、すこし空間ができた感じがする。

これからのバイクとの暮らしをどうするかちょうどよい時間に充てたかった。

決めたことは
1、バイクにはまだ乗る。
曖昧なことは
2、いつまで乗る
3、体力とどう立ち向かう
4、仕事時間とバイク時間とをどう調整する。

大型で重いZであれば2.3.はもう限界をとっくに越えていた。
ミドルクラスを選択にすることで、2、3をバーを下げ
よって1の結論を導くことができた。
もちろん、バイク仲間やメカニックのみなさまのいろいろな
バックアップあってこそです。
一人でも乗る覚悟も気持ちとして大事なこと。

バイク”選び”これらを考えて
※最後までとことん乗れるバイクであること。
この一点を起点に考えた。

では、自分にとって最後までとことんのりたい気持ちさせて
くれるバイクとは何か。

自分のバイクの原点まで、さかのぼって考えた。
原点回帰すると、見えてくるものがある。

バイクの原点はCB50、CB90JXの2機種。
そしてCB360T、エルシノアで自動二輪車として公私に走り、
これを基礎にZ750ツイン、Z2へと発展している。

わたしにとってバイクは普段の足であり、毎日を共に過ごす相棒で
あったのだ。
自分の用事にも母親の買い出しにもアルバイトにも通学にも
いつも一緒だった。たまのツーリングは楽しかった。
雨でも雪でも乗り、そのあとにバイクを手入れしていたわった。
生活とバイクは同じ空気の中にあった。

他方北海道での自分のバイクライフは通勤で使ったZ750ツイン以外は
ツーリング専用となっていき、改造やメンテ、走行技術に視点を置き、
自分本来の所有感から離れていった。
非日常的なバイク側と日常生活の側の自分とを行き来して、
その中で生まれる小さな違和感が少しずつ積ってきたのかもしれない感があった。

もどろう、原点に。そして楽しもう。
ならば身体的にいけるところまで乗れそうな気がしてきたのだった。

車体選びもその観点から見つめ直した。
そして自分が一番乗りたいバイクを次のバイクに
することにした。
もうこれ以降自動二輪を買うことはなかろうと思う。
これが最後の自動二輪だ。
あとは自分の眼を信じて選ぶだけ。

そうしてこのインターバルを迎えています。
しばしの間 車体から離れて バイクを考えてみました。

新しい車両が来たら どうせ海峡を越えてくるのだから
まだまだ慌てることもないし、のんびり接しようと思う。

そんな夏の終わりを過ごしています。

リボンを解いて

2013-08-18 20:16:27 | 750RS Z2改

23年間共にしたZを手放す日が来た。
わたしのZは10年前から譲ってほしいと申し出ていた姫路に住む知人のご主人の
もとへ行くことになった。
西関西でまたこのZは大切にされ走りだすことだろう。

23日の舞鶴行きフェリーに乗せるために、今日Z乗りの友人宅へ最後の自走をした。
フェリーは23時半なので、搬送は友人にお願いした。

発寒の自宅から西野、北1条通りを山の手を過ぎ、丸山動物園を左に見ながら、幌見峠の三叉路への
ショートツーリング。
Zは風のように走り、ワタシは風の中にいました。

リボンを解いて、お別れをしました。


ありがとうZ。23年間こんなワタシとともにいてくれて。


8月4日 朝練 緑のトンネル

2013-08-04 12:46:14 | 750RS Z2改
先日の土曜日の午後 バイク屋のおじいさんから車検合格の連絡がはいった。
早速バイクを取りにゆき、持ち帰った。
バイクそのものは何も変わりないが、車検証は"改"の字が印字されている。
まあ、これでなんの非の打ちどころなく走れるからよしとしましょう。
一月ぶりに乗るZは大きく感じる。
見事に同調されたキャブレターとフルトランジスタの点火系は
セルに軽く触れるだけで始動する。20年間変わらない。
Z1シリンダーにスレーブも打ち替えて
ワイセコ製ドラック用72パイピストンとZ2クランク66ミリ工程を組み込んだ
920CCオーバースクエアエンジン。
ノーマルの外観とは別に
低速から力強く、鋭い吹きあがりが特徴で、不用意なアクセルワークは慎まなければならない。
もう、ワタシがパワーを活かし切って乗りこなせる車両ではないなと、ちょっと
さびしさも感じてしまった。

翌日曜日、それでもバイクが手元にあると嬉しいものだ。
なまった体を起して朝錬に飛び出した。
コースは千歳~支笏湖~札幌のベストコースだ。


千歳では航空ショーのため朝から高速が停滞しているらしく、
ひとつ手前の恵庭でおり、国道を進む。それでもやはり大停滞で
裏道に入り、ナビをたよりに進んで千歳~支笏湖線に入った。
今回ナビの音声をヘルメットに送る仕込みをつくり、これが大正解だった。
ナビにいれたSDカードで音楽とナビの案内が同時聞ける。

千歳~支笏湖線は今年2度目。
8月に入り緑が濃く、高く、空まで埋め尽くしそうだ。
日差しもすこし柔らかくなり、走りやすい。
このシーズンは緑のトンネルがあちこちで楽しめる。


支笏湖畔に入った。
湖のつめたさもなく、木陰が心地よい。


いつものポロピナイ駐車場でお茶を買い求め 木陰をさがして座って喉を潤した。
のんびりと身体を伸ばして、帰路に着いた。

帰りは小林峠、幌見峠とこれも気持ちがなごむ近場のコース。
排気音を抑えた回転数で滑らかな大排気量マルチエンジンを楽しめた。
40年かわらぬZのヒュルヒュル音がミラーにたなびいていた。