※ある日のブログを転写します。(本日、内容の一部を校正)
タイトル
『眠る女』のテーマは曖昧さを感じるという事
フェルメールの『眠る女』
女性は恋人と別れ話をした後、ワインを飲み、酔って眠ってしまったのだろうか?
それとも
テーブルに、飲みかけのワイングラスを置いて、もう直ぐ来るであろう恋人を、目を閉じて待っているのだろうか?
テーマは
曖昧さを鑑賞する事にある。
後世の美術関係者は、いい加減に『眠る女』というタイトルを付けてしまった…
その為、タイトルが固定されて絵画の奥深き真意を
私達は感じる事が出来なくなってしまった。
偉大な芸術家の魂に二度、悲劇は起きた。
タイトルが固定されてしまうという悲劇
モナ・リザは
単なる肖像画ではないから
決して個人的な名前を付けてはならなかった。
『眠る女』の正確なタイトルは
『頬杖をつく女』
多感な女性が、目を閉じて、何を感じ、何を思っているのか…それを鑑賞する事に醍醐味が生まれるはずの絵画だった。