遥か彼方のひとり言

いろいろな出来事、出会いなど、少しずつ、気楽につづります。
空を見上げながら、彼方の日々に想いを…

なぜ福山雅治は俳優でも一流になりえたか(続)

2010-04-27 23:33:32 | 読書あれこれ
4月14日に一度アップしたものの睡魔に負けて、明日にでも…などと書きつつ、翌日からずっと違う話題を書いてしまいました。あはははっ。

さてさて、
著者のさくら真さんは、自他ともに認める福山マニアというだけあって、実に細かい分析とレアな情報満載の本でした。…って、福山ファンにしてみれば、常識の範疇かもしれませんが…。

たまたま夫が1年下で同じ高校に通っていたのですが…、
取り立ててどうということもなく、ただそれだけです。すみません。(苦笑)

私の中では、俳優業の合間に歌を歌ってるのかな?みたいな感じがしていたのですが、予想以上にそれぞれに対する姿勢がまっすぐで、当たり前といえばそうなのかもしれませんが、本の「はじめに」の中で、「世間が持つ福山雅治のイメージと、コアなファンが知る福山像とのギャップを、ほんの少しでも縮めることが出来ればファン冥利に尽きる。」と書かれています。
私は、すっかりはまってしまいました。
端正な顔立ちに似合わない下ネタ満載のラジオと俳優業・歌手と、いろんな活動をされていますが、飄々としているのがまた良い。
陰の努力を表に見せないというか…、私もそうありたいと思うのですが、なかなか難しいです。

本のあちこちで気付かされますが、人間関係を築いていくための相手への気遣いや距離の保ち方などなど、興味深く読み進めました。決して驕ることなく、表現者としての道をきちんと自分の考えで進んでいる姿にとても心惹かれます。

「負けず嫌いで、頑固な、頑張り屋さん」と表現していますが、本を読むと、それらのことを想像できるだけに、あらためてすごいなぁと思います。
「すべての活動が彼の創造力の源となり、昇華されるのだ。」
これは「おわりに」書かれている一文です。

私は、福山さんの連続ドラマでは「美女と野獣」くらいしかはっきりとキャラが思い出せないのですが、あらためて、その他のドラマも見てみたいと思わされました。
「ガリレオ」は映画を見てから、子どもたちと一緒に見るようになりました。
子どもたちも「ガリレオ」にはまってて、よく真似をしています。

今年に入ってからは、やはり「龍馬伝」ですね。欠かさず見ています。
ただ、申し訳ないのですが、福山さんは、ラブシーンと泣くシーンはちょっと苦手かもしれませんね。どうも、見ていて落着かないです。

この本は、福山さんのことを知るためには良い本だと思います。
きっと、私同様、以前のドラマをあらためて見たいと思われる方もいると思います。
洗練された40代も素敵ですが、荒削りな20代?初期の頃のドラマが無性に気になります。

愚直に、等身大の自分と戦い続けること…私に必要なことかもしれません。