遥か彼方のひとり言

いろいろな出来事、出会いなど、少しずつ、気楽につづります。
空を見上げながら、彼方の日々に想いを…

夏空に、君と見た夢

2010-04-20 23:43:25 | 読書あれこれ
飯田雪子さんの「夏空に、君と見た夢」を読みました。

実は「レインツリーの国」を教えてくれた後輩君が貸してくれました。
きっと彼は、間違いなくロマンチストなのだと思います。
それにしても、すっかり私の好みがバレてるなぁと…(苦笑)

人を愛するということを、あらためて考えさせられた本です。
とっても切なくて、思わず涙がこぼれました。
奇跡の恋物語

   


ほんの一瞬の何気ない出来事でも、
きっと人はその瞬間で恋に落ちることもあるのだと思わされます。

そして、その一瞬の出来事が
ずっとずっと長い間心に棲みついて、
片時も忘れられないほどに思いを募らせることもあるのだろうと思わされます。

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みんなと同じようにしていても、石ころの中からダイヤを見つけ出せる。

ただ純粋に好きでいられるのが、すごく嬉しい。

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↑に続く文章がさらに印象を深くします。
特別な言葉ではないけれど、そのピュアな心がとても愛おしくて…

「ルナ・レインボウ」月の光で現れる虹。とびきり明るい満月の夜にだけ。
私も見てみたいなぁと…


読み終えた後…
そして、まだ幼かった頃に出会った出来事が思い出され、
余計に悲しく、切なく、そして淋しく…。

思いが重なる出来事に涙してしまったのかな。
逢いたいなぁ。
この物語のラストのように、どこかで、いつかきっと…