遥か彼方のひとり言

いろいろな出来事、出会いなど、少しずつ、気楽につづります。
空を見上げながら、彼方の日々に想いを…

「夏空に、君と見た夢」に想いが重なる

2010-04-21 23:15:33 | 日記
まだ携帯電話もメールもない頃、唯一の手段が手紙。
友人との交換日記にふと登場した彼方の文字は、とっても可愛いマンガ文字。
どうして、こんな人と私が出会ったのだろうと、とってもとっても不思議で。

いつしか、友人との交換日記を飛び出して、
ノートの切れ端や、折り紙の裏、色紙…
手紙の交換が始まったね。

   

モデル並みのルックス、バンドのヴォーカル、アメリカ人とのハーフ…
ホントに不思議、いくら考えても不思議。
夢だったんじゃないかって思うほど…

彼方が私に残してくれた言葉は…
「手紙だけで人を好きになれるかって聞かれたら、今の俺は自信を持ってイエスと答えられる。少し前までの自分では信じられないけど、今の俺にははっきりわかるよ。」

どんなに逢いたかったか…
「すまんの。俺、もう帰れんかもしれん。病気のやつが俺の身体から出て行ってくれないん。俺はまだ死にたくない。会いたいやつに会えないまま、死にたくないやん。」

たった一度のチャンス…
最後のチャンスだと知るはずもなく…
「逢えないとわかったときすごく落ち込んだけど、仕方ないやん。」

無理やり撮る羽目になったって、お見合い用の写真と、
血まみれのカセットテープ、
最初で最後のプレゼント…ピンクのストライプのイヤリング…

逢えないから、せめて写真だけでもって、
少ない写真の中から選んだ修学旅行での一枚の写真
びっくりするくらい笑ってる私…

   

カセットテープ越しの彼方の歌声
触れることの出来なかった温もり
いつも想像していた彼方の笑顔…

一人星空を眺めるとき
暗闇の中で肩越しに感じる風
ただただ彼方に逢いたくて…