写真:「野菜の育て方 net」より転載
血圧の高い人、肌荒れが気になる人は常食すると効果がある
ピーマンは、唐辛子の仲間で、原産地は南米といわれています。コロンブスによって、ヨーロッパに導入されました。
日本には、1542年にポルトガル人によって、伝えられたといわれ、また安土桃山時代には朝鮮半島から種が入ってきたといわれています。
現在のように広く栽培されるようになったのは、第二次世界大戦後のことです。
ビタミン類、なかでもビタミンA,Cに富んでいます。ビタミンAはトマト以上、ビタミンCはレモン以上の含有量があります。
緑の野菜には葉緑素が含まれていますが、最近になって、葉緑素に体内の不要なコレステロールを排泄する働きがあることが、
わかってきました。
特に、緑の野菜が不足しがちな夏には、ピーマンを積極的に食べるようにしたいものです。
また、ビタミンPも豊富なので、高血圧の予防につながります。
さらに肝臓障害にも効果を示しますから、こうした傾向のある人は常食するとよいでしょう。
ほかに、夏ばて防止、視力の強化、糖尿病、美容などにもよいといわれています。
ピーマンの葉にもビタミン類やたんぱく質などが多いですから、入手できれば葉も食べるようにしたいものです。
〔注〕 『クスリになる食べもの百科』(主婦の友社・刊)より引用しました
※ピーマンの葉は、ゴマ油と相性がよいので「炒め煮」「ナムル」にすれば、栄養満点の一品になります。